今年初めのアカデミー賞ノミネートの頃に映画のストーリーを読んで、見たくて見たくてしょうがなかった映画「ヘルプ~心がつなぐストーリー」
なぜか、こんな話題作なのに、秋田県では上映がなくて…(いつも、こうだよ~) ようやくのDVD化で、やっと鑑賞することができました!
黒人への差別って、ここまで酷かったのか? メイドさんとして、家庭の仕事はみんなやってもらっているのに、白人と同じ部屋やトイレは使用してはいけないだなんて… これでもか~っていうような虐待に、悲しい時代背景(今でもかな?)に、またまた衝撃を受けた作品でした… 空港のトイレとか、便器を拭くシートとか充実しているのは、病気の感染予防とともに、こういう差別の気持ちってあるからなのかなあ?(ま、日本人同士でも、触れるのもイヤ!って言う人もいるんだろうけど…)
主役の黒人メイド(ヘルプ)のヴィオラ・デイヴィスの凜とした雰囲気は素敵でしたが、ここはやはり、アカデミー賞助演女優賞をとったオクタヴィア・スペンサーが最高でした!(小錦関にちょっと似てる?)
ぴあ映画生活の作品解説から
新人作家のデビュー作ながら大ベストセラーとなったキャスリン・ストケットの小説を映画化した感動ドラマ。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、上流階級出身の白人女性が、黒人メイドたちの現実を伝える本を執筆しようと奮闘する様を描く。主演のエマ・ストーンやオクタヴィア・スペンサーなど演技派キャストの熱演が光る1作だ。
自分自身が子どもの頃お世話になった黒人メイドさんへの想いから、黒人メイドの酷い実態を訴えるため、一冊の本を出版しよう…という上流階級の白人役エマ・ストーン、良かったですね~ ただ一人、その実態を世に訴えて改善していこうという強い気持ちには心打たれましたね~ 自分だって酷い仕打ちに遭うかもしれないのに…
それ以上に、差別を受けている黒人さん達は複雑な想いだったんですよね~ たった一人の勇気(生死をかけたもの?)から、次々とその想いが大きくなってきて、一冊の本になり、世界が少しずつ変わっていく… これは良い作品でしたね!
人種差別といったものだけでなく、いじめ、虐待などなど、なかなか無くならない大きな問題です… たった一つのトイレから、たった一つの本から、そして、一人の勇気から、世界を変えることができるんだ!という、素晴らしい一例を描いた映画です! 強いメッセージ受け取りました! やさしさ、思いやり… そして、勇気… 大事ですよね~