もうすぐ、周防監督の最新作が公開されるということもあるのか、4月に放送された山田洋次監督の選んだ日本映画100本「喜劇編」の再放送をやっていたので、それを録画したモノを見たんです。周防監督の作品は、実は、この映画と「Shall we ダンス?」と「ダンシング・チャップリン」しか見たことはないのですが、新作は見ようと思ってます。奥さんも好きですし…
ヤフー映画の作品解説より
「ファンシイダンス」の周防正行が、ひょんなことから廃部寸前の相撲部に入るハメになった大学生の奮闘をコミカルに描いたスポ根コメディ。
父親のコネで就職も決まっていた教立大学4年の秋平(本木雅弘)は、ある日、卒論指導教授の穴山(柄本明)に呼び出され、授業に一度も出席しなかったことを理由に、卒業と引き換えに穴山が顧問をする相撲部の試合に出るよう頼まれる。しかし、その相撲部にいたのはまだ一度も勝ったことのない8年生の青木(竹中直人)ひとりだった……。
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とにかく、おもしろい! 大学の単位・卒業のために相撲部に入るという強引な展開もおもしろいが、入った相撲部の部員はたった一人で部員集めから始まったり、相撲にメチャクチャ詳しい先輩が、試合になると緊張して下痢ピーになったり、留学生は絶対スパッツを脱げなかったり、いきなりマネージャー(女性)が試合に出たり、小学生と練習試合をしたり… 最初から最後まではちゃめちゃな映画。
しかし、相撲の大会としては、先鋒の弟が勝ち、次鋒の田口浩正さんがなぜか勝ち、中堅の留学生は試合に出れず、竹中さんは下痢ピーで負け、大将の本木くんが勝つというパターン。そこが崩れたときにどうなる?というドキドキ感はありますよね。スポーツとしての映画を見る楽しみまであり、何とも言えないおもしろさ…
清水美砂さんの「とうとうわたしも、シコふんじゃった!」で、「林檎の木の下で」が流れるラストシーンも雰囲気良いんですよね。爽やかなラストで、爽やかにしまる映画。最近、そういえば、こんな爽やかに終わる映画あるかなあ? なんか、ニコニコして映画館から出てこられる映画っていいなあ~って思えました。
周防監督の新作映画は、予告編を見る限り、ちょっと重そうな映画(法廷映画?)でしたね。期待はしているんだけど、どうなんだろ?