合言葉は「シ・プオ・ファーレ(やればできるさ!)」 映画「人生、ここにあり!」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

「鶴岡まちなかキネマ」で見た2本目は、2008年のイタリア映画「人生ここにあり!」でした… どれにしようかと悩んだ末に決めた1本でしたが、この映画は大当たりでした! おもしろかったな~、これは!

イタリアで行われた世界で初めての挑戦 ~精神病院の廃止~
そこで生まれた知られざる実話に、イタリア全土が笑って泣いた!


精神的な病気を患った人たち(精神病院の元患者さん)の話なので、単純におもしろかった!とも言えないとは思うのですが、痛快な作品でしたね。「未来は自分で照らすのさ」「やればできるさ!」って、ある意味、こちらが前向きな気持ちにさせてもらえる作品でした。当然、見ていて辛くなるシーンもたくさんありますが、これぞ「しあわせ革命」。一見の価値はありますね。




パンフレットから、あらすじをいただいて…
舞台は1983年のイタリア・ミラノ。型破りの活動で労働組合を追い出されたネッロの行き先は、精神病院の廃止で社会に出ることになった元患者たちの協同組合。組合の運営を任されたネッロは、精神病の知識もないまま、持ち前の熱血ぶりを発揮。「仕事でお金を稼ぐ」ことをもちかける。
すぐに手が出るキレやすい男、彼氏が100人いるという妄想をもつ女、UFOが年金を支給してくれると信じている男などなど、一筋縄ではいかない面々との無謀なる事業に突っ走っていくが…



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協同組合の面々は、一人一人あまりにも様々な症状なんです。自閉とか、妄想癖とか、お調子者とか、キレやすいとか、話せないとか… 医者は、とにかく薬で症状を抑えることしか頭になく、危険なこと・無理なことは絶対にさせないという考え…

熱血漢ネッロがまず始めたのは、意外にも会議(話し合い)なんですね。やりたいことを聞くことから始めました。当然、話し合いになんかならないはずの彼ら… トラブル続き、失敗続きなんだけど、少しずつ彼らの行動や考え方が変わってくるんですよね。無謀な挑戦とも思える行動だったが、みんなが同じ方向に進んでいくようになる… 実話とは思えないほど、あり得ない出来事だったとは思うのですが、その変化の過程は本当に見応えありでしたね~

急激な変化の中で心を病んでしまった… ということもあり、ネッロも揺れ動きましたが、組合のみんなが本当によくがんばりましたよね~(成長するんですよね、どんな状況でも!)

たまたま特異な才能があって事業が成功したのかもしれませんが、「やればできる」という考え方、「大いに食べ、よく働き、思い切り笑う」こと、われわれ健常者だって、やれるのにやれてないこと、いっぱいありますよね。学ぶことがいっぱいあった映画でした…

映画終了後は、その場で「障害者による仕事おこしは可能?」というシンポジウムが開催されました。障害当事者がパネラーとなって「仕事おこし」について語り合ったみたいです。残念ながら、わたしは山形への移動があって、シンポジウムには参加できなかったのですが、どんな話が出たんだろうか? ちょっと気になりつつ会場を後にしました…