『風雪に耐えて咲く山桜の下、
男はひたむきに正義を貫き、女は熱い想いを胸に秘めた…』
いやあ~、田中麗奈、東山紀之、もの凄く良かったなあ~ 久々に人情時代劇を堪能させていただいた… って感じです! 庄内の山々の風景もよかったなあ~ 山桜も、最高に綺麗だった…
あまり、好んで時代劇を見る方ではないんだけど、時代劇って一度見ちゃうと最後まで見たくなりますよね~ 時代という大きな壁に左右される運命… この時代だからこその一途な想い… 切ないですよね~ そして、必ず現れる「おぬし、悪よの~」と呼ばれる憎たらしい悪役… 時代劇も、なかなかおもしろい…
goo映画の解説から
江戸後期、北の小国、海坂の地。不幸な結婚生活に耐える野江(田中麗奈)は、叔母の墓参りの帰り、山道に咲く山桜を見つける。その美しさに心惹かれ、薄紅色の花に手を伸ばすが、枝は思いのほか高い。その野江の背中に男の声が響いた…「手折ってしんぜよう」山桜に手繰り寄せられた運命の糸。ただ一度の出会いが二人の未来を大きく揺るがしていく…。
不幸な運命をたどる女性を田中麗奈が熱演でした。最初の夫には病で先立たれてしまい、二度目の嫁ぎ先では、武士でありながら蓄財に夢中な好きでもない夫と、出戻りの嫁と軽蔑している姑のいじめに悩み、堪え忍ぶ日々… 自分のことを密かに思い続けていた手塚弥一郎(東山紀之)とのたった一度の出会いにより、揺れ動く心が何とも言えず切なかった…
![すがちゅあ~んのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120512/08/sugachan311/f9/d0/j/t02200147_0500033311968161149.jpg?caw=800)
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一途な想いを貫き、独り身を通し、また、貧しい農民を救うために立ち上がった東山紀之の熱演もよかったけど、イケメンの話はここまでにして… いや~、後半の数分しか出てこない、手塚弥一郎の母親役・富司純子の存在感はすごかったなあ~ 一つ一つのセリフに重みがありました… 回り道をしてきた野江、ようやく幸せになれるんだな~って、じわじわ感動… そんなときに流れてくる一青窈さんの歌… ちょっと反則…
いや~、久しぶりに「和」の心を感じることが出来た一日でした… 日本人でよかった~