人気漫画家・西原理恵子と戦場カメラマン・鴨志田 穣の夫婦とその家族の物語、パート1です!(おとしゃん、おかえりっ!(パート②)は、明日の予定です!)
こちらの映画は、鴨志田 穣さんの自伝的小説を、監督・東陽一さん、主演の夫婦役・浅野忠信&永作博美で映画化したものです。報知映画賞では、永作博美さんが主演女優賞を受賞しています。
2007年に亡くなった戦場カメラマン・鴨志田穣さん原作の自伝小説が原作のため、自身がアルコール依存症になった経緯や、入院してアルコール依存症を克服するまでの流れが丁寧に描かれた作品でした。(永作ちゃんの出番が、正直あまりないのがちょっと不満…)
「おとしゃん…」の役は、森くれあちゃん、かわいいですね~ おにいちゃんの藤岡洋介くんは、やさしくてしっかりしたお兄ちゃんでしたね。
先日見た「風花」という映画で、浅野忠信さんが一切飲めないのに酔っぱらいの役を演じているというメーキング映像を見たばかりで、すごいなあ~って語ったばかりなのに、なんと、今度はベロンベロンに酔っぱらってばかりのアルコール依存症の男の役… いやあ~、ひどいものでした… ところどころに真っ黒顔の浅野忠信が出てくるのが、なんかおもしろかったですね~ 現実なのか夢・空想の世界なのか微妙なところ(アルコール依存の世界?)を表現したものなんでしょうね~
何度も何度も「もう酒やめる~」と決意するんですが、やめられないんですよね~ 子どもたち、そして奥さん役の永作ちゃんは、大変でしたね。でも、簡単に嫌いになれない女心、素敵でした… 子どもたちは、いつもそんなお父さんのことを「おとしゃん、おかえりっ!」って迎えてくれるしね~
最後には、真剣に病気に立ち向かい、更生していく家族が描かれていて、なんだかホッとするような作品。(前半部分は壮絶ですけど…)
更生のために過ごした病院でのストーリー。この物語ではとっても大事な場面になっていると思います。カレーライスへの愛情もそうですし… 同じ病気で一緒に苦しんでいる仲間とのエピソードも…(何しろ、脇役としている役者さんたちの存在感がすごかった…)
ラストに流れる忌野清志郎さんの歌も、とっても印象的でした。え~、出番はそんなに多くはないのですが、永作ちゃんの働きはすごいですぞ! 素敵な奥さん(母親)でした~