ダメダメな夫を心から愛する、本当にかわいい女性でした。
ダメダメ男を演じているのは三浦友和。一応、三浦友和つながりでブログを作成…相手は百恵さんじゃないのですが…昨日見た「絶唱」とはあまりにも違う役柄。素晴らしい役者さんですよね~。
この映画、ブログ仲間さんがものすごく惚れ込んでいた作品。
わたしも、劇場で絶対見たいと思っていた作品でした。
公開期間があまりにも短くて行けなかったのです…
小さな縫製工場を営んでいたが、バブル崩壊のあおりを受け、多額の借金を抱え込んでしまって金策に走り回るダメダメ男・清水久典(三浦友和)。大腸ガンの手術を終え、娘夫婦の家に居候をしながら、夫の帰りをひたすら待っている妻・ひとみ(石田ゆり子)。
自己破産という道を渋り、なけなしの50万円を握りしめ、ワゴン車での「職をさがす当てもない旅」が始まる。観光地なら住み込みの仕事があるだろうと、姫路城、鳥取砂丘、明石海峡大橋、三保の松原、山梨を経て石川への旅をしていくが、50歳以上の求人はまったくなし…。
ガンの再発で、日に日に体調が悪くなっていくひとみだったが、ひとときも離れたくないと病院行きを断固拒否… 仕事も見つからず、妻の病気の進行がひどくなり、夫は次第に精神的に追い込まれていく…
![すがちゅあ~んのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110918/06/sugachan311/63/b3/j/t02200147_0500033311489916541.jpg?caw=800)
![すがちゅあ~んのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110918/06/sugachan311/c1/d9/j/t02000150_0200015011489916542.jpg?caw=800)
![すがちゅあ~んのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110918/06/sugachan311/09/a3/j/t02200179_0256020811489916543.jpg?caw=800)
![すがちゅあ~んのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110918/06/sugachan311/91/e1/j/t02200147_0400026711489916544.jpg?caw=800)
妻、石田ゆり子。久しぶりにかわいい役でしたね。なんか、意外と悪女役が多いような気がするんだけど…。今回の役、ダメダメ男を愛する妻役。よかったなあ~。
この作品の大きなテーマ。「二人でいることは、罪になるのか?」
妻のわがまま(願い)を聞いて、死ぬまで一緒にいることを受け入れた夫。
「保護責任者遺棄致死」で逮捕されることになるのです…
妻のわがままを聞いてあげて努力しただけなのに、そして、この272日の旅の中で、夫はものすごく考え方が改善されていたのに逮捕される結末だなんて… 正直、かわいそうに思えたのだが… 正しい行動だったとは言えないところも、あるのでしょうね~ なんか切ないです…
映画のラストシーン… 最後の30秒…
ワゴン車の中で号泣する父・久典(三浦友和)を娘(西原亜希)が救う(この表現がいいのか?)シーン。 とてもよかったなあ~。一気に涙あふれてしまった…
最後の最後に、印象的な場面があった… なんか、このシーン好きだったなあ~