昨日の日曜日は、次男の部活動の練習試合が朝から夕方まであって、だまって見ている親は相当くたびれちゃいました… 帰ってきて8時30分には寝ました…
(昨日は、土曜日の夜に書いておいたブログを、時間予約して更新させていただきました。たくさんのコメントありがとうございました…)
これから書くブログは、象潟・九十九島&蚶満寺の後に、寄り道してきた「白瀬南極探検記念館」の紹介です。(土曜日にお出かけしたレポートなんですけど…)
みなさんは、今から100年前(1911年)に3人の探検家が、南極点を目指して過酷なレースをしていたこと、ご存じでしょうか?
ノルウェイの探検家 アムンゼン、イギリスの探検家 スコット、そして、秋田県にかほ市金浦出身の探検家 白瀬矗(のぶ)陸軍中尉率いる日本の探検隊です。
南極大陸とその氷山をイメージしたとされる独特な形の建物、南極のペンギンさんが迎えてくれるエントランス…なかなか凝ってます。
(建築家の黒川紀章さんのデザインなんですよ~)
入り口から入るとすぐ、白瀬矗(のぶ)陸軍中尉の大きな写真がお出迎えです。
日本の南極観測船の名前が「しらせ」という船なので、ご存じの方多いのでは?
南極点到達レースに戻りますが、過酷な環境・ものすごい悪天候の中、たくさんの犠牲者を出しながらも、世界で一番最初に南極点に到達したのはアムンゼン隊。
その一ヶ月後、遅れて南極点に到達したのは、スコット隊でした。しかし、スコット隊は、南極点からの帰途、全員が遭難死しています。
白瀬矗(のぶ)率いる日本チームは、悪天候でなかなか前に進めず、「これ以上は、無理をしない…」と、南極点に向かうことはあきらめました。大和雪原(やまとゆきはら)と呼ばれる、その地点に日章旗を立て、1年7ヶ月の長旅を終えることにしました。
30人の隊員たち、誰一人として犠牲者を出さずに帰ってきたことが、一番自慢できることなのではないかと思います…
受付のキレイなお姉さんに許しを得て、館内の写真を撮らせてもらいました。
何しろ、館内にお客さんは誰もいないので…
(お客さんがいるところを、あまり見たこと無いのですが…)
館内には、南極大陸に初めて向かった「開南丸」を復元したものや、南極観測船「しらせ」の模型や、雪上車の実物展示、南極の氷に触ってみようのコーナー、オーロラドーム(オーロラを上映している)などのコーナーがあります。
ま、なかなか秋田まで来て、館内を見ることはないと思われますので、できれば南極大陸に向かった白瀬矗(のぶ)という人がいたことを知っていただければ、うれしいです。(ちなみに、今年南極大陸初上陸100周年を迎えることも…)