「ピアノの詩人」と呼ばれるフレデリック・ショパン。
昨年、ショパン生誕200年を記念して作られたこの映画を見たんだけど…
正直な話、ショパンは、「ピアノの詩人」として自分が知っているショパンのイメージでよかった。
この映画は、見なくてもよかったのかも…
ショパンは、わずか39年という短くて激動の人生でした…
祖国ポーランドを追われ、ウィーン、パリ…へ。
持病の肺病との闘い。そして、恋多き女・女流作家のジョルジュ・サンドとの恋…
スペイン・マヨルカ島での闘病生活を兼ねた創作活動…
ものすごく年齢が離れた女性との恋。ある意味、楽なのかも知れないが…
それが、恋多き女との恋だとつらいことも多いはず。母親みたいな女性とは長続きしないでしょう。
しかも、自分と同じような年齢の息子・娘との同居生活… 母親を取られまいと嫉妬に狂う息子… 自分に恋をしてしまう娘…
ある画家の話を聞いても、ショパンのような音楽家の話を聞いても、女性との激しい恋によって、作風がいい方向に変わったり、つぶれていったり…することが多いみたいですね。作品が、情熱的になるとは、よく言われますね~。恋って、芸術にはものすごく影響があるんですよね。たぶん…
でも、やっぱり、ショパンのピアノ曲が単純に好きなわたしにとっては、なんの背景も知らずに、ただ音楽を楽しんでいればよかったかも…っていう気持ちにもなっちゃいました。