何と言ってもこの映画のすばらしさは、名優さんたちの共演が見られること。
とっても落ち着いた、大人の映画です。
「ショコラ」「サイダー・ハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督作「アンフィニッシュ・ライフ」。
ロバート・レッドフォードとモーガン・フリーマンの初共演も魅力で、この2人にジェニファー・ロペスが絡みます。この3人をみられるだけでも満足感十分な映画ですね。
恋人のDVから逃れ、11歳の娘(ベッカ・ガードナー)と家出したジーン(ジェニファー・ロペス)。
行くあてもなく、結局は前夫グリフィンの父アイナー(ロバート・レッドフォード)の牧場を訪ねることに。
しかしグリフィンの事故死はジーンの過失に原因があり、そんな彼女をアイナーは許す事ができずにいる。
孫娘のために当座の宿を提供することに、なったのだが…
いつまでもギクシャクした3人だが…
アイナーの旧友人であり、今では熊に襲われ不自由な体となったミッチ(モーガン・フリーマン)が絡み、次第に深い溝が埋められていくことになります。
ロバート・レッドフォードは、頑固な老カウボーイを見事に演じています。
孫娘には、やさしいおじちゃんでしたね~。
そして、彼をやさしく見つめるモーガン・フリーマン。(大好きな役者さんです)
脇役としてはあまりにも存在感が大きい…
それぞれ、恋人の暴力、最愛の息子の死、熊に襲われた不自由な体と、心に傷を抱えて生きている3人なのだが…
ある事件をきっかけに、それぞれが再生の道を歩むことになります。
カナダ・ワイオミング(ロケ地)の雄大な自然のすばらしさ。
見がいがあります。(劇場で見たかった…)
熊ちゃんの演技も、よかったなあ…(大事な役でしたよ!)
熊ちゃんとミッチ(モーガン・フリーマン)との対決、迫力ありました…