オケラ五世優勝す | ショボのブログ

オケラ五世優勝す

 多田雄幸 著 文藝春秋 図書館からかりる。


 この本は、白石康次郎さんの航海記を読んで知った。著者は、白石康次郎さんの師匠で白石さんの航海記にもこの本が良く出てくるので、読んでみた。


 ヨットをここまで愛すことができるとは素晴らしい。一人で日本から凄く離れた海で航海を続けるとはどのような心境になるのであろうか。

 多田さんの人柄が良く伝わってくる。このように誰とでも仲良くなれ、信頼できる人は羨ましい。このような人と知り合いになりたいものである。




 このヨットレースに参加した選手を紹介した酒井真知江さんの文章の最後に、大会事務局のコメントとして、「ユーコーには今度のレースまでに、セーリングの技術はよいから、サキソフォンの練習をもっとしておいた方がいいよって伝えてください」と書かれている。


 多田さんのセリフ「私はどうしても各寄港地で大勢の人たちにお世話になってしまうものですから」


 以上は多田さんの人柄を表している表現である。