5月30日で告知した第一回大泉寄席は、本日大盛況のうちに無事終えることができました。


今日は梅雨入りした日で、終日雨天にも拘わらず、合計63名もの方にご来場頂くことができ、ほっと胸をなで下ろしました。晴天だったらもっと来てもらえたのにと、悔やむやら、欲がでるやら。


この寄席は、今回が初めての開催なので、準備が大変でした。

まず、緋毛せん(舞台に敷く真紅の毛せんです。)と、屏風がないので背景にする水色の布を中野まで買いにゆき、ミシンを持っている人に縫い合わせてもらいました。


続いで、出演者を知らせる「めくり」という紙を吊るすめくり台。最初は白板にでも留めておけばよいと考えていたが、欲が出て自分で作ってしまった。

と言っても、中学校の技術家庭以来、日曜大工などほとんどやったことがないし、ちゃんとした大工道具だってもっていない。かと言ってこれからも日曜大工をやるつもりはないから、工具を買うのも勿体ない。


どうしたものかと考えていたら、ドンキホーテ恋ヶ窪店には、工作場と道具を貸してくれるという有り難いサービスがあることをネットで見つけた。早速、乗り込み、本の通りのタルキを購入し、必要な長さにカットしてもらった。ここからは自分でやらねばならない。ところが万力とやすりがあったのは助かったが、ノミも電動ドライバーもない。これがないとちょっと無理。ノミは安いのを一本買ったが、電動ドライバーはいつも出演している劇団の主宰に借りることができた。


店としては工具を買って欲しいからというのはご尤もだが、工作室においてある工具が少なすぎる。工作室は有料でも良いから、もう少し工具をおいて欲しいないと実感したのでした。


そして「めくり」作成。今、寄席文字教室に通っているとは言え、まだまだ未熟。それでも半日かかって一生懸命書きました。


一人で準備した疲れと、自分で企画したことに対する緊張感と、トリで30分近く喋った疲れとが入り混じり、ぐったり。でも、興奮状態が覚めやらず、今夜は誘眠剤の力をかりなければ、寝付けそうにありません。