読書の秋 1 ~うつ病の早期発見が可能?~ | 「す」の日記 ~晴れ時々雨な心の日記~

読書の秋 1 ~うつ病の早期発見が可能?~

読書の秋。

ただ、筆者は活字嫌いなので、「字を読む事」=「読書」とさせて頂きます。

小説などの紹介はぜーーーーーーーーーーったいに書きませんので、あしからず。


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さて、記念すべき第1回目は新聞の切り抜きです。(「 日本経済新聞 」より)


「す」の日記 ~晴れ時々雨な私の日記~-10_13_切り抜き


こんなのを「読書」と呼びます。(「書」いてある物を「読」んでいるので…)

画像を大きくすれば読めてしまうような短い記事ですが、簡単に説明したいと思います。


産業技術総合研究所 」と「 国立精神・神経センター 」などがうつ病の患者の血液中で増える物質を突き止めたという記事です。


その物質の名前は「proBDNF」。

正体はたんぱく質だそうです。

脳の神経細胞の成長を促す因子、「BDNF」の前駆体であり、これが増えると「BDNF」の量が減って神経細胞が働くなるそうです。

そして、うつ病が悪化するとか。


うつ病と診断された患者約200人と健康な人約500人の血中に含まれる「proBDNF」の量を比較したところ、うつ病と診断された人は健康な人より「proBDNF」の量が約2倍という結果が出たそうです。

ちなみに、統合失調症や双極性障害などの患者と比較すると、うつ病と診断された人の方が2倍以上であることが分かったそうです。


現在、基本的には問診で行っているうつ病の診断が、客観的に調べられるのではとの期待が持たれ、かつ早期発見にも繋がるのではと思われているそうです。



という記事。


この「proBDNF」、うつ病と関係しているのであれば、早期発見も去ることながら、その数値でうつ病の重症度なども判断できるのでは?と筆者は思っています。

そうすると、フェーズによって薬の処方量などもある程度推測できて、今のように少しずつ増やして、落ち着くまで様子を見るという期間も短くなるのでは?と期待しています。

データが溜まれば、適正量以上に薬を服用するなんてこともなくなるのではとも。


更に、文面で気になったのは、健康な人よりは約2倍、統合失調症や双極性障害の人よりは2倍以上という事実。

裏を返せば、健康な人と統合失調症や双極性障害の人で「proBDNF」の量が異なるという事も言えると思います。(減少傾向が見られることになります)

ということは、この「proBDNF」の数値を計測することによって、統合失調症や双極性障害の早期発見も可能な上、うつ病なのか、双極性障害なのか判断が付き辛い人も的確な診断がされるということになります。


少しでも早く「proBDNF」の全貌が明らかになることを祈る筆者であります。