2014/03/27
ウシュアイアは都市としては世界最南端に位置しています。
なんと南極までわずか1000km！！！！
行きたかった（Ｔ＿Ｔ）
私が到着する1週間程前に今シーズンの最後の便が出発したそうです。
ラストミニッツで25万くらいであったみたいですね。
間に合ってたら絶対行きたかったな。
白瀬さんが果たせなかった「南極大陸上陸」を同じ県民として成し遂げたかった！！
※白瀬さんが到達した「大和雪原」は大陸としては認められていないようなんです。
白瀬さんは秋田県民の誇りです！！！
あ。話が逸れました。
そうです。ウシュアイアは都市としては世界最南端に位置しています。
チリ領に人工約2000人程のプエルトウィリアムズという町があって、
実際にはそこが人が住む地域では最南端になるんですね。
が、しかし
私が行った時はシーズンオフで船が4日後まで出ないと言われてしまったんです。。。。
うーん。なかなか希望通りにはいかないものですね！！！
ということで、せっかくウシュアイアにいるので
観光案内所で教えて貰った国立公園に行ってみることにしました。
しかも、この国立公園には
今度こそ本物の
「世界最南端を走る鉄道」
があるんです！！
国立公園にはバスで行く事も出来るんですが
せっかくなので、片道だけ電車に乗ってみることにしました♡
宿から、「世界の果て号」が出る駅まではタクシーを使いました。
なんと、びっくり80ペソもしたーーーー！！！ショック・・・
（「歩き方」ではもっと安かったの・・・やっぱ値段はあてにならないね歩き方さん。。。）
ここが「世界の果て号」
の駅になります。
この列車はその昔、囚人列車だったので
こんなものもあります。
お土産売り場には囚人服も売られていましたよ。
（確か5000円くらいしたかな）
まだ9時前なのにチケット売り場にはたくさんの観光客が並んでいました。
※並んでない時に撮ったから説得力ないw
中高年の方が多いようで、私のようなバックパッカーはやっぱり利用しないのでしょうか・・・
チケットは列車のクラスによって違います。
もちろん私は一番安いツーリストクラスに乗ります。
お値段
290ペソ＋公園入場料130ペソ
合計420ペソ
です。
えええええええええ
めっちゃ高いですやん！！
私、全然下調べしてなくて
宿を出る時に
「まぁ、今の手持ちに400ペソくらい持って出たら間に合うだろう」
と思って出て来たんです。
タクシー80ペソにいきなり420ペソの出費！！
残金やばくね？
なんと、手持ちは残り180ペソくらいです。。。。
帰れるんでしょうかね？
確実に電車では帰れないし、、、、
最悪3時間くらい歩けば帰って来れるだろうし。。。。
まぁ、バスだってあるし！！！
なんとかなるっしょ！！！！
電車のチケットはもう買っちゃったし
とりあえず行くしかない。
ということで、気持ちを切り替えて（というか、その事は忘れて）電車の旅を楽しむことに。
駅舎はとっても小さいけど雰囲気のある建物でした。
作業場っていうんですかね？
そこも、ガラス張りになっていて電車を待っている間に見れるんです。
世界的に有名なあの方
ミッキーマウス
も乗車したことがあるようです！！
チケットには自分の乗車出来る時間が書かれています。
私は9時30分の電車です。
赤と緑の車両がありましたが
私は緑のほうでした！！
（値段で違うのか、運行時間で違うのかはわかりません）
汽笛と共にいざ出発です！！！
他の乗客の皆さんもワクワクが抑えられない様子です♡
乗車料金はちょっと高かったけど
電車からの景色が本当に綺麗で、すっごく満足！！！
どう表現したらいいんですかね。
うーーーーん。
「リアル世界の車窓から」
って感じですかね！！！
電車は超低速走行しながら、大自然の中を走行していきます。
それが、写真を一枚一枚切り取って行くかのようで
どこも絶景。
テレビのあのナレーションの声がどこからともなく聞こえてくるようでした。
電車は途中の駅で停車します。
20分くらいかなー。
乗客みんな電車から降りて、ちょっと散策したり、電車と一緒に写真撮ったり
大自然を楽しんだりしていました。
ここの駅で半分よりちょっと手前くらいかなー。
その後も、本当に綺麗でのどかな景色が続いていて
パタゴニアに入ってから毎日忙しかったのですんごく癒されました。
「ありがとう！世界の果て号♡」
電車を降りたら、そこから国立公園の入り口になるので
電車の乗車チケットと一緒に購入した公園の入場チケットを係の人に見せます。
公園内で私がしたかったのは
世界最南端の郵便局からハガキを出す事！
インフォメーションで貰った地図は
どうも簡単に書かれ過ぎていて、イマイチ行き方がわからない。
と、ちょうど電車の車掌さんのような人がいたので尋ねてみることに。
「郵便局に行きたいんだけど、どっちの道歩いたら行けますか？」
「ああ、それならあそこに見える道をまっすぐ行けばあるよ。
そこまで歩いて行くのかい？」
歩くって言っても、そんなたいした距離じゃないっしょ。
20分とか？そんなもんなはず。。。
「うん。歩いていくよー！天気もよいし！！！」
「それなら、君、彼らと一緒に行きなさい。
彼らも今からそこまで行くから」
と、私が声をかける前に、車掌さんに話しかけていた二人を指してそう言って来た。
彼らも、私を見て
「どうせ僕たちも行くんだ！！乗って行きなよ！」
と笑顔で言ってくれた。
ありがたく、車に乗せてもらって郵便局のある場所へ向かいました。
世界最南端の郵便局は、こんなプレハブみたいな建物です。
でも、ちゃんとした郵便局です！
そこには、名物おじさんと呼ばれる
郵便局のおじさんがいるんですが、カラファテで会った人の情報では
なにやら「愛想が良く無い」らしい・・・・
そりゃ、人間ご機嫌斜めなときもあるだろうしね。。。
とりあえず、ニコニコしながら「オラー！！！」って建物に入るも・・・・
無表情。
なんなら返事の一つもなかった・・・・・
それでも。私は笑顔で
「ハガキを出したいの！」と、予め書いて、切手も貼っておいたポストカードの
空いているスペースを指差して（わざわざスタンプを押すためのスペースちゃんと空けて書いたの！！）
「ここにペンギンのスタンプを押して欲しいの」
とお願いをしておじさんに見せると
バンバンバン！！
とこれまた無表情でスタンプを押して
消印なんか住所や名前にまるかぶりだし・・・・・
そうよね。いちいち面倒だよね。
観光客来る度にはんことかさ。
ごめんね。。。。
でも、ちょっとくらい愛想笑いしてくれてもよくね？！
後から来た観光客に「写真撮らせてよ！」と言われて
一応カメラ目線のおじちゃん。
2、3枚シャッターを切った後、おじさんは
シッシと手を払って、もう行け。的な感じでその人を追い出してました。
うーーーーん。結構行くの楽しみにしてたから
ちょっと残念だったなぁ・・・・
皆さんが行く時にはおじさんが機嫌良い事を願います！！！
ハガキを無事に出し終えて車に戻ろうとすると
「アキコ。ちょっといいかい？
僕たちは今から、ここをこう行って、ここで食事をして、ここまで行ってから帰るつもりなんだ。
もし時間があるなら君も一緒に行かないかい？」
なんと、彼らはこれから国立公園を車で一周するみたい！！！！
一緒さえて貰えるなんてありがたい！！！
「本当に！！？？もちろん予定はないし、何時に帰っても大丈夫だから、一緒に行きたい！！」
「良かった！！じゃあ行こうか！！バモス！！！」
ここまで乗せて来てもらっただけでも充分ありがたいのに
国立公園一周までさせてもらえるなんて！！！
嬉し過ぎる！！！感謝♡
彼らはブエノスアイレスから１時間程離れたところに住んでいて
夫婦でパタゴニアに旅行に来たんだって。
親せきの一人が日本人の女性と結婚したみたいで
奥さんはちょーーっとだけ日本語話せたよ。
「コンニチワ」「アリガトウ」って♡
最初に到着したのは、トレッキングコースの休憩ポイントにもなっている場所。
レストランも併設されていて二階にはちょっとしたミュージアムがありました。
昔の人がどんな風に生活していたのか。っていうのが模型で再現されていたんだけど
まだ冬になりかけのこの季節でさえ
私たちはコート着たり、帽子や手袋してるのに
先住民族の人たちは動物の毛一枚だけ身にまとって生活してたみたい。
靴なんてもちろん履いてないし
凄いなーーー。
次の場所に移動する道中。野生のキツネ？に遭遇♡
目指した場所はコチラ！！
アラスカから17848km続いているルート3の終点！！！
私はあんまりよくわかんなかったんだけど
ここを目指して自転車旅やバイク旅をしている人も少なく無いんだって！！！
「ゴール地点」に辿り着くって凄く感動するだろうなー。
そこから先は遊歩道が続いていて、またまた素敵な景色を見る事ができます。
この後も、いくつかビューポイントを周りながら移動して
最初に寄った建物に戻ってお昼ご飯を食べました。
ウシュアイアはカニが割と有名のようで
ここにはカニの入ったエンパナーダが置いてありました！！！
カニは食べれないけど、カニエンパナーダならまだお金出せる！！ってことで注文♡
カニ身がたっぷり入ってました！！
お肉も食べちゃった♡
最後にお金を払おうとすると
「ここは僕たちが払うから君は出さなくていいんだよ」
と、お金を受け取ってくれませんでした。
なんて優しいんだ｡ﾟ(T^T)ﾟ｡
ありがたく二人に御馳走になって
いつか二人にどこかから連絡出来るよう連絡先を教えて貰いました。
アジアやアフリカと違って
どこか観光客と地元の人との距離があるなー。って感じていた南米一カ国目アルゼンチン。
こうして素敵な夫婦に出会えて
やっぱり私は「人と出会うのが好きなんだなー」って改めて感じました。
スペイン語がわからなくてなかなか会話っていう会話は出来なかったけど
ずっと笑顔で接してくれて本当に嬉しかった！！！
なんと、帰りはホテルの近くまで送ってくれました！！！！
お二人に感謝。出会いに感謝。
ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ
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