中学生以来なんちゃって熱帯魚マニアですが、普通の飼育方法では1か月と持たない熱帯魚がいます。今までそこそこの熱帯魚飼ってきましたが、どうしても死んでしまうやつがいる。その名前は「クリスタルレインボーテトラ」です。
ペルー方面原産の小型カラシンで体が透明で透き通って見えます。なのに体表の発色が非常に美しい魚です。実際の写真がGoogle画像検索などでお調べください。
この熱帯魚、いわゆる通常の飼い方ではだいたい、体が白くなるか、唇が崩落して死にます。
師匠に聞いたり、情報もらって、いろいろ調査や飼育の仕方を試行錯誤し1つのレシピが見つかりました。
以下箇条書きで記載します。
・いわゆる一般的な熱帯魚の飼育方法、ろ過装備、水交換頻度ではだめです。
・いつも以上のこと、もしくは通常やってはいけないといわれていることをしないと長く飼えません。
・一般的に飼育環境は常に清潔な環境を維持する必要があるあります。ただこの魚は特にうるさい。
もう少し具体的に言うと
・1週間1/3水交換では効果がない
・よく熱帯魚やのWebページでは亜硝酸が重要と書かれていますが、関係ないです。低いに越したことありませんが、亜硝酸を抑え込んでいても死にます。
・この魚においては外部フィルターは逆効果。
・なぜ魚が死ぬのかを考えたときに、最も有力なのがカラムナリスです。この魚はこの病気に猛烈に弱い可能性が考えられます。言い換えるとカラムナリスを発生させない、抑え込めれば長期飼育が可能と考えられます。
さてこれを実現する方法ですが私の水槽は30センチのADA水槽で飼っています。通常の水槽としてはかなり小さい方だと思います。水量が少ない小型水槽はより飼育が難しいといわれてます。試行錯誤中は60センチ水槽でエーハイム2213でろ過を回していましたが、それでもだめでした。
コンフィグレーションは以下の通り。
・ADA30センチ水槽
・底面ろ過
・ADAの砂利
・水温21-22度
・浄水器+軟水化フィルター使用
・テトラブラックウォーター
・テトラバイタル
・餌はブラインシュリンプと粉餌併用
・同居はヤマトヌマエビとオトシンネグロのみ。
・アヌビアスナナその他陰性植物2点
これにいたった理由は長い長い道のりがありますが結論は以上になります。
カラムナリスについてはその生態に関する論文がありますのでそちらをご覧ください。活発となる環境、状況を意図的に外します(この魚が死なない範囲のパラメータで)。
あとは水替えの方法が特殊です。
こちらはまた今度記載することにします。