初めに。
ここは、世の中に多くある「ガンプラブログ」とは違うので
ガンプラ製作のテクニックや各機種のレビュー等は出て来ませんので
あしからず。
この1月、久しぶりに(前作ってたのが中学生の頃やから約35年ぶり?)
ガンプラを作ってみました。 (^_^)
きっかけは、帰省した際に甥っ子に見せてもらったこれ
↓
手足だけで無く、色んな所が動かせる! Σ(@o@)ノノ
しかも可動範囲もかなり広い!!
ガンプラってこんなに進化してたんだ!!!!!
と、それはもうカルチャーショック。
ちなみに、約35年前に私が作ったのがこれ
↓
実家でずっとほったらかしだったので、埃で汚くなってますが σ(^_^;)
(というか、残ってたのにビックリです)
この頃のは、手足も殆ど動かす事が出来ず、ほぼ仁王立ちのポーズしか
とれませんでした。
写真の様なポーズを取らせるのには、糸のこぎり使って
肩からぶった切って、角度を付けてパテで付け直す!
なんて荒技が必要だったんですが、お小遣いの無かった私には
これが貴重な一体で、失敗したらどうしよう ((((; ゚Д゚)))
と、ぶった切るのに相当な勇気が必要で・・・ σ(^_^;)
で、甥っ子に「誕生日プレゼント百式(ガンプラの種類)」を所望され
買いに行った所で「自分でも作りたい」欲求が爆発してしまいまして σ(^_^;)
幾つか大人買いをΨ(`∀´)Ψケケケ
で、実際自分で作って見て
その設計のコンセプト、緻密さにもう脱帽です。
どこの関節のパーツをどのような形状にすれば良いか?
とか、
写真の青いのと緑のは飛行機型に変形するのですが
その変形のさせ方をどうするか?
とか、
こんなに小さい百個近いパーツをコンマ○m/mの精度で
設計して行くなんて、私には絶対無理です。 <(`^´)>
(て、当たり前か)
それと、何よりも感嘆させられたのが
『金型の精度の高さ!』
これぞ日本のモノづくりの実力!
と、思わされました。
各パーツは変に力を入れなくても、パチッとハマるし
ゆるゆるで直ぐに外れたりする事も無いし。
プラスチックなのに、各面の精度も非常に高くて
変に歪んでる事も殆ど無い。。。
パーツ同志の合わせ目の部分に変な段差も出ない。
バンダイさんもその辺にこだわっているのかな?
と、思わされながら作ってました。
日本のモノづくりの実力、ッパ無いっす!!!
がぁ、中にはその精度がかなり酷いのもありました。
上の写真には無いですが、某企業とのコラボ限定バージョン
をもらったので、作って見た所・・・・・
長く使って廃棄処分寸前の金型だったのか
特に、各パーツの『面』がグニャグニャだし
コールドジョイントの様な線がほぼ全部の面に出てるし・・・・・
中には「バリ」が残ってるパーツはあるし・・・・・
もう作る気も失せる程酷い状態でした。
私は貰い物だったので、まぁええか。位ですが
あれをお金を出して買った人
(特に昔の私の様になけなしのお金をはたいてやっと買った人)
が、どう思うか?を考えると、ちょっと悲しくなりました。
製造側にしてみると
「何百万個も造ってるウチの一つやん。それくらいしゃぁないやん」
かも知れませんが、
買った側にすると、それが唯一無二の一つです。
それが、酷いモノだとどんだけ悲しいか。。。。。
建築の世界もそれは同じで
設計者・施工者・職人さんにとっては
何十棟、何百棟建ててる仕事のウチの一つですが
施主さんにとってみれば、もの凄いお金を出して建てる唯一無二のモノです。
なので、造る側の「まぁ、これ位ならしゃぁないか」は
あってはならない!常に精一杯、最高の仕事をする必要がある!!!
と、忘れかけてたモノをガンプラを通して
改めて、思わされました。 (^_^)
もう一度、気合いを入れ直して
常に精一杯、最高の仕事が出来る様、設計に取り組まなければ σ(^_^;)
同時に現場でもそう言う意識を持ってもらえる様向き合って行かなければ。
と、思い直している所です。