徳島県「木の家コンクール」知事賞受賞 | studioKEN

徳島県「木の家コンクール」知事賞受賞

この度、家づくりの会「徳島」へご依頼頂きました中西様邸が
「徳島県木の家コンクール」リフォーム部門で
なんと!知事賞を頂く事になり、
徳島県庁にて徳島県知事より表彰して頂きました。




これはメンバーの株式会社山田工務店さんとstudio KEN
そして、お施主さまと共に取り組んできたからこそうれしさも倍増です!

講評では
「県産杉を使った内装と耐震性と省エネ性能の改善が評価された」と評して頂きました。

折角なのでもう少し詳しくご紹介させていただきます。

この中西様邸では、お問い合わせ頂いた時のご要望は大きくは、
奥様からは
・家事導線を改善したい
・寒いお風呂を改善したい
・通気と採光は確保した上でのリフォーム
ご主人様からは
・畳でくつろげる場所がほしい
・庭を眺めてくつろぎたい
との要望をお聞きいたしました。

そして、こちらからは
徳島県の『住まいの安全・安心なリフォーム支援事業』を申請する事をおすすめ致しました。

この申請が通れば、
耐震リフォームへ対する補助金を受けることができます(各市町村で条件、金額は異なります)。

でも、補助金を頂くという事だけでなく、この事業へ申請することにより
リフォーム・耐震改修に関して一定の基準に対応出来ているかどうかの審査があり、
結果耐震性能が目標値を確保出来ているか確認をして貰えるのです。

ここで確認しなければいけないのは
その耐震改修の性能の"どこまで"を目標にするか。

これは設計の段階でしっかり計画しなければなりません。


耐力壁は何処へどれだけ補強するかは建物の形状や改修の程度によって違ってきます。
闇雲に補強を増やすのではなく出来るだけ工事量を増やさない様に何度も検討を繰り返します。

そして、断熱補強は床・壁・天井と外気に接する部分は適切に施工されなければ効果も半減。

そこは、常に断熱に関する勉強を重ねている「家づくりの会」のメンバーだからこそ
関わって頂く職人さん達も意識が高くカッチリと施工してくれます。

今回は浴室の環境改善と家事導線の改善・通風の確保の為に
壁を取り払ったりと大きな間取りの変更が発生しましたが、
その上でも耐震性を落とさず耐震性能の向上をさせる設計をおこない
耐震リフォームの申請を行ないました。

建物の性能を確保するのは当然で
さらにより豊かな環境で過ごして頂けるように考えます。

床は杉の無垢フローリングで壁は漆喰ぬり、
お施主様には早い段階で山田工務店さんのモデルルームを見学頂いた事もあり
お施主様、工務店、設計のイメージの統一は早い段階から一致していました。

さらに、ご主人様が大切に手入れをしている庭を眺めながらくつろげる、
ここも大切にしたいポイントです!


南面の大開口にはパノラマの様にきれいな庭が見渡せます!

障子をしめるとこんな雰囲気

外壁は一部張り替え

家づくりの会「徳島」として参加させて頂いたリフォームが
こうして評価されるとはなんともありがたいかぎりです、貴重な経験をさせて頂きました!!