男泣き～ロンドン最後の日～
今日のpart
皆さん沢山の応援ありがとうございました
そして大きな期待に応えることが出来ずにすいませんでした。
藤原選手は結果を残すことが出来ませんでした。
しかし皆さんが心配して下さった怪我では全くありません。
大丈夫です！
あれから・・・藤原選手とも合流して食事しながら話しました。
最初から暑くて暑くて喉も渇いて仕方なかったとレースを振り返っていました。
スタート間もなくから、いつもと違って1人ものすごく汗を掻いて
着ていたウエアもたくしあげたり、暑さにやられてる様子が分かりました・・・
レース始まってから妙にそれが気がかりでした。
ギリギリまで行っていたスイスでの練習も気候は涼しい場所と聞いてたし。
新選手は暑さに弱いのかもと応援してる最中に
心の中で弱気になっていた自分も嫌でした。
新選手曰く、とにかく身体が動かなかった。
私が1番避けて欲しい脚だけで走る・・・
足のつりも、いつもより早い地点でつり
前半に使い果たすかのように脚だけで走ってしまったと
新選手も言っていました。
エンジンが脚だけに持っていかれたのだと思います。
下半身は下がり重たくみえました。
そうなると身体も判断もリズムが狂いだす。
食事も少し抑え過ぎていたのか・・・・
そんな微妙なコントロールや食事バランスも
大きなプレッシャーがかかるオリンピックという大舞台には
大事なんだとつくづく感じました。
新選手は時より考え込む表情を見せたり
悔しそうな表情をしたり振り返って反省してたり
子供に声かけながら癒された表情していたり・・・
私自身一言で言葉に表現できないけど・・・
悔しい。
良い状態であったはずなのに・・・それが発揮できなかったこと
ただただ悔しい。
でもそれがオリンピック
アスリート達やそれを支える人たちが背負う山と谷
新選手が閉会式に向かうのでみんなでお店を出た帰り際
これまで新選手の練習をずっと支えてきた土門さんの涙
そして新選手のとうとう堪えきれなくなって流した涙・・・・
他にも支えてきた人たちの涙や奥さんの涙を見て
私も心に堪えていたものが・・・
この悔し涙は再び第２章に繋げる。
今回金メダルを取った選手も東京マラソンでは新選手が抜いた選手
オリンピックで挽回した。
私の心のダメージも無いと言ったら嘘になるけど
これも私にとって意味のある心のフィットネスと思って
もう泣かない、落ち込まない。
勝利ばかり見ずに負けることを知ることも
トレーナーとしても更に成長できる過程なんだと言い聞かせて。
絶対に挽回してみせる！！
この苦い思いが人生の大きな財産に積み上げられる過程だと
後にもっと大きく知ることになると信じている。
入賞を果たした中本選手大健闘おめでとうございました。
藤原選手心からお疲れ様でした。
そして藤原選手を支える色々な方々の愛を感じました。
素敵だな。
負けた時の心のリスクは大きくても、やっぱり本気で挑戦し続けるものを
支える甲斐があるね！
応援して下さった皆さま本当に本当にありがとうございました。
温かいコメントありがとう。
それに支えられました。
