「菜々香へのありがとう¡!」
“努力の人“田村菜々香が引退しました。
東海大学水泳部として4年間、その後も僕のもとで、きらら山口所属選手として3年間、
計7年間僕のもとで泳いでいました。
「元気さんのようにオリンピックに出たい！」と東海大学へ入学、高校最後2年間は伸び悩み、
ところが大学に入ってすぐの日本選手権で世界水泳の座を射止め、元気と共に世界選手権に出場したところから僕との付き合いが始まりました。
その後、何度も日本一に輝き、何度も日本記録を塗り替え、でも、何回も負け、日本代表を外し、「うれしさと悔しさ」、「成功と失敗」そのどちらもたくさん経験してきました。
オリンピックに出たい！という一番大きな目標だけは達成することが出来ませんでしたが、輝かしい数々の戦歴を打ち立てた偉大な水泳選手です。
また、トップアスリートにも関わらず、常に素直で真面目で、明るく元気に誰とでも爽やかに交流できる素晴らしい人間性を持つ女の子でもあります。
僕自身、ロンドンオリンピック選考会で一生懸命泳いできた多くの選手たちの夢をかなえてあげることが出来ず、コーチとしての力のなさを痛感し、体中からエネルギーが抜けてしまって「腑抜け野郎」になっているので、落ち着いたら“田村菜々香伝“でも書こうかな!?って思っています。
でも ちょっとだけ、これまで頑張ってきた
菜々香に“ありがとう”の気持ちを書きます。
「菜々香へありがとう!」
菜々香と出逢えて、コーチは本当に幸せでした。
菜々香という選手はコーチにとって誇りです。
種恵と毎年日本一争いをしたこと、楽しかったり、辛かったり。
日本代表で世界各国を回りましたね。
時には日本代表になれなかったけど、その悔しさを
日本新記録で跳ね返したり。
ローマの世界水泳では理絵と二人で決勝に残り、
世界で５、６位と自分の教えた選手が、
同じ種目で世界の舞台で決勝で戦ってるなんて、
そんな素晴らしい選手やチームが出来るなんて、
想像もしていませんでした。
まさに夢のような話でした。
おそらくもう 一生無いでしょう。
なにより、
菜々香という選手は、
素直でひた向きで、
コーチの事を心から信頼してくれて、
どんなにきついトレーニングでも文句一つ言わず、
人を疑わず、
自分の結果に言い訳をせず、
沢山の人に愛され、
どこに行っても人気者で、
未だにジュニア選手達にも人気があり、
大人の水泳ファンにも応援され、
本当に
「一流のアスリートはこうあるべきだ！」を
形にしたような選手でした。
万全の状態で臨んだ北京選考会、
ヘルニアの手術から限られた期間に精一杯を尽くして望んだロンドン選考会。
菜々香が一番目標にしていたオリンピックにだけは行けなかった
けど、
コーチ自身もそうだけど、
やり残した事があるから、
その後の人生で
やりたい事や、達成したい夢が湧いて来ます。
やはり人間「結果」ではなく、
「どう生きたか!?」が一番大切で、
頑張った生き様が、
その人の「人間力」そのものを作り上げているので、
菜々香のその大きな人間力があれば、これから進み行く
大いなる人生は、何があっても、どんなに困難に出くわしても、
必ず乗り越えられる、そして、たくさんの人から支えられ、
応援され、自分一人じゃなく、周りの人たちも幸せになれる、
そんな素晴らしい人生が待っていると思います。
もう
菜々香と一緒に水泳が出来ないんだ?
菜々香の居ないチームになっちゃうんだ? と考えると
「大切な何かを無くしてしまった」
「あるはずのものが無くなって見つからない」
そんな虚無感にとらわれてしまいますが、
コーチ自身も菜々香からちゃんと卒業しなきゃいけないから、
すぐには切り替えられないかもしれないけど、
それでも前に進まなきゃいけないし、
明日が、大いなる夢がどんどん広がっているからこそ、
心の底から湧いてくる、夢や勇気や
集った水泳仲間達のエネルギーをのせて
今まで以上に一生懸命生きていかねば!!と思っています。
引退する選手だけじゃなくて、
実は引退される側のコーチも次なる道に
進まなければならないのです。
菜々香、今まで本当に
コーチと一緒に頑張ってくれてありがとう！
諦めないで、夢を信じ続けてくれて、本当にありがとう！
感謝します。
コーチの誇りです。
これから試合には出ないけど、一生コーチの選手です。
これからもよろしくね！
そしていつの日か生まれて来た子供が水泳をやるようになったら、
コーチがその子をオリンピック選手に育てて、
一緒にそのオリンピックを見に行こう！
どうこの夢
結構 素敵じゃない!!
“努力の人“田村菜々香が引退しました。
東海大学水泳部として4年間、その後も僕のもとで、きらら山口所属選手として3年間、
計7年間僕のもとで泳いでいました。
「元気さんのようにオリンピックに出たい！」と東海大学へ入学、高校最後2年間は伸び悩み、
ところが大学に入ってすぐの日本選手権で世界水泳の座を射止め、元気と共に世界選手権に出場したところから僕との付き合いが始まりました。
その後、何度も日本一に輝き、何度も日本記録を塗り替え、でも、何回も負け、日本代表を外し、「うれしさと悔しさ」、「成功と失敗」そのどちらもたくさん経験してきました。
オリンピックに出たい！という一番大きな目標だけは達成することが出来ませんでしたが、輝かしい数々の戦歴を打ち立てた偉大な水泳選手です。
また、トップアスリートにも関わらず、常に素直で真面目で、明るく元気に誰とでも爽やかに交流できる素晴らしい人間性を持つ女の子でもあります。
僕自身、ロンドンオリンピック選考会で一生懸命泳いできた多くの選手たちの夢をかなえてあげることが出来ず、コーチとしての力のなさを痛感し、体中からエネルギーが抜けてしまって「腑抜け野郎」になっているので、落ち着いたら“田村菜々香伝“でも書こうかな!?って思っています。
でも ちょっとだけ、これまで頑張ってきた
菜々香に“ありがとう”の気持ちを書きます。
「菜々香へありがとう!」
菜々香と出逢えて、コーチは本当に幸せでした。
菜々香という選手はコーチにとって誇りです。
種恵と毎年日本一争いをしたこと、楽しかったり、辛かったり。
日本代表で世界各国を回りましたね。
時には日本代表になれなかったけど、その悔しさを
日本新記録で跳ね返したり。
ローマの世界水泳では理絵と二人で決勝に残り、
世界で５、６位と自分の教えた選手が、
同じ種目で世界の舞台で決勝で戦ってるなんて、
そんな素晴らしい選手やチームが出来るなんて、
想像もしていませんでした。
まさに夢のような話でした。
おそらくもう 一生無いでしょう。
なにより、
菜々香という選手は、
素直でひた向きで、
コーチの事を心から信頼してくれて、
どんなにきついトレーニングでも文句一つ言わず、
人を疑わず、
自分の結果に言い訳をせず、
沢山の人に愛され、
どこに行っても人気者で、
未だにジュニア選手達にも人気があり、
大人の水泳ファンにも応援され、
本当に
「一流のアスリートはこうあるべきだ！」を
形にしたような選手でした。
万全の状態で臨んだ北京選考会、
ヘルニアの手術から限られた期間に精一杯を尽くして望んだロンドン選考会。
菜々香が一番目標にしていたオリンピックにだけは行けなかった
けど、
コーチ自身もそうだけど、
やり残した事があるから、
その後の人生で
やりたい事や、達成したい夢が湧いて来ます。
やはり人間「結果」ではなく、
「どう生きたか!?」が一番大切で、
頑張った生き様が、
その人の「人間力」そのものを作り上げているので、
菜々香のその大きな人間力があれば、これから進み行く
大いなる人生は、何があっても、どんなに困難に出くわしても、
必ず乗り越えられる、そして、たくさんの人から支えられ、
応援され、自分一人じゃなく、周りの人たちも幸せになれる、
そんな素晴らしい人生が待っていると思います。
もう
菜々香と一緒に水泳が出来ないんだ?
菜々香の居ないチームになっちゃうんだ? と考えると
「大切な何かを無くしてしまった」
「あるはずのものが無くなって見つからない」
そんな虚無感にとらわれてしまいますが、
コーチ自身も菜々香からちゃんと卒業しなきゃいけないから、
すぐには切り替えられないかもしれないけど、
それでも前に進まなきゃいけないし、
明日が、大いなる夢がどんどん広がっているからこそ、
心の底から湧いてくる、夢や勇気や
集った水泳仲間達のエネルギーをのせて
今まで以上に一生懸命生きていかねば!!と思っています。
引退する選手だけじゃなくて、
実は引退される側のコーチも次なる道に
進まなければならないのです。
菜々香、今まで本当に
コーチと一緒に頑張ってくれてありがとう！
諦めないで、夢を信じ続けてくれて、本当にありがとう！
感謝します。
コーチの誇りです。
これから試合には出ないけど、一生コーチの選手です。
これからもよろしくね！
そしていつの日か生まれて来た子供が水泳をやるようになったら、
コーチがその子をオリンピック選手に育てて、
一緒にそのオリンピックを見に行こう！
どうこの夢
結構 素敵じゃない!!
