バボラ・ピュアドライブのグロメットって、けっこう割れます。
トップのバンパーが割れてしまうだけでなく、内側のストリングホールも欠けてしまうことがよくあります。
特にセンター6本のトップ部分に欠けがあると、フレームとガットが接触して角切れを起こす可能性が非常に高くなります。ポリ系ガットは特に。
あとはストリングの結び目を作る部分も、何度も張り替えを行うとホールが広がり破れてしまいます。
ボトム側は結び目の位置を変えながら留めることができますが、トップ側は結び目を作る部分がひとつしかないので、特に破れやすい箇所です。
これも角切れの原因にもなりますし、フレーム自体も割れていく場合があります。
そうなるとやはり、グロメット交換を定期的に行うのがおすすめです。
もちろん、バボラに限らずですが…。
写真右は2009年モデルのトップ部分で、左は2006年モデル用のグロメットです。
2009年以降のピュアドライブのグロメットには、デザインなのかなんなのか、微妙に穴があいています。
2006年以前のモデルにはありません。
実はこの穴から、コートの砂の粒がけっこうな量入り込んでいきます。
さらにバンパーとフレームの間に隙間が生じやすく、砂粒を拾いやすくなっています。
砂粒が残っていると、バンパーが割れやすくなるし、フレームにもガリガリと傷をつけてしまいます。
ホールに入ってしまうとガットを傷つけるのでもっと角切れが多くなります。
余計に隙間ができてしまうので、さらに砂粒を歓迎してしまいます。
これがやっかいなのです。
目打ちなどでめり込んだ砂粒を取り除こうとしても、なかなか取り切ることができません。
一体なんなんだ!この穴は!
というわけで、ピュアドライブのグロメットを交換する際には、2006年モデル用のグロメットがおすすめです。(穴が開いている分の重さの違いは1グラム以下でした。)
バンパーはブラックですが、それ以外はグレーがかっているので若干色味が変わってしまいます…。
ピュアドラユーザーの皆様、そのあたりご考慮の上、ご検討くださいませ。