ワーナー映画がダウンロードし放題 | 動画配信のよくある間違い

ワーナー映画がダウンロードし放題

ワーナー映画が映画のダウンロードサービスを開始したようですね。

ワーナー映画がダウンロードし放題--CinemaNow Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20092203,00.htm

CinemaNow Japan
http://www.cinemanow.jp/

サブスクリプション(定期購買)型のモデルと、PPV(コンテンツごと)型
の両方を用意しているのが、国内ではあまり例が無かったモデルかもしれません。

JRAのように、サブスクリプションだけのモデルを提供しているか、多くの
ISPが提供しているような、PPVのモデルだけの場合が多く、両方の課金
モデルを採用している例は私個人は認識していませんね。

ブロードバンド時代では、

「コンテンツオーナーがダイレクトに消費者に向けてコンテンツが販売できる」

といわれて久しいですが、国内・国外とも、あまり映画コンテンツが
インターネット上で有料・無料を問わず配信されている例はまだ多くない感じ
ですね。

アメリカでは、Movielink というサイトで、映画コンテンツのダウンロード
販売を行っています。

http://www.movielink.com/

しかし、これはアメリカ国内のみでの販売に限られ、おそらくIPアドレスで、
アメリカ国外からのアクセスに対しては、制限がかかっている旨の注意書きが
出てきます。

ただ、これもあまり大成功したという話はまだないようですが。

映画配給会社のような純粋にコンテンツが勝負の会社は、まだインターネット
でのコンテンツ配信のセキュリティに対して、全幅の信頼を置いていない、という
事情もあり、積極的なリリースなどはほとんど目にする機会は無かったのですが、
ようやく機運もあがってきているということでしょうか?

動画配信が盛り上がらない理由として、

「消費者はコンテンツを見る権利」

が欲しいのではなくて、

「DVDという"物"や映画館で見るという"体験"」

が欲しいのだ、という意見もあります。

3,4年前は音声配信においても同様のことが言われていましたが、今年は iPod
によって一気に状況が変わってきたのですが、動画の場合はどうでしょうか?


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