毎年、

12月末にはお正月のお花を生けます。


今年は、



床の間に、

南天と黄色の小菊。


隣は、

万年青(おもと)


どちらもお正月にいけるものです。


お玄関は、



大王松

グロリオサ

オンシジューム

スイトピー

金の柳



お正月のお花を生けると、

空気もシャキン☆として、

歳神様をお迎えする準備が整うと、

一気に神聖な空気が満ちてきます。


今年もこうして、

家族揃って迎えられること、

本当にありがたいですね。



ただ残念なのは、

去年の5月に、

96歳のおばあちゃんが天国に行きました。

大好きなおばあちゃんだったので、

今でもまだすごく悲しいです。


最後の最後まで、

ボケることなく、

逆に少しぼぉーっとしたほうが、

楽なのにって思うこともありました。


亡くなる数日前、

入っていたホームに会いにいくと、

高熱でしんどそうでした。


「おばあちゃん、しんどいなあ。」

って声をかけのぞくと、

ずぅーーっと左手の薬指にはめていた指輪を、

浮腫んでなかなか外れなかったけど一生懸命はずし、

私に渡してくれました。


孫の中で、

一番体が弱くて心配をいっぱいかけてきました。

おばあちゃんは健康な人だったので、

弱い私の症状を理解してくれず、

「怠けてばかりじゃあかん!!」

と何度も怒られました。

学生時代は怖くて嫌いでした。


でもだんだん歳をとり体が弱っていく中で、

お見舞いに行くと、


「ひろは、よくこんなしんどいの我慢してきたなあ、

 あんたは偉いわ。」


って言う言葉が忘れられません。



最後の方、

足も体も浮腫んで、

トイレに起きられなくなっても、

なかなかオムツになるのを嫌がり、

人様のお世話になったらあかんって、

ほんとうに亡くなる数日前まで、

自分でいっていました。


ここ数年、

おばあちゃんに会いにいく時間が増え、

少しの時間だったけど、

一緒に過ごす中で、

生と死、

そして強く生きる潔さ、

凛とした生き方を見せてくれました。



厳しさの中の大きな愛情を、

いっぱいくれたおばあちゃん。


あの時くれた、

おばあちゃんの指輪、

大きさを直すのも嫌なので、

ネックレスに通して大事につけるね。



お正月早々、

なんだかしんみりしたブログになっちゃいましたが、

書けてよかったです。


読んでくれてありがとうm(_ _)m