さいあくななちゃん | さいあくななちゃん

さいあくななちゃん

さいあくさいてい


ゆめかわいい メンヘラ 痛い 怖い 
この言葉を何度も会期中に聞いたし廊下で笑われてる声が聞こえた

向かいの展示会で こわっと私と目があった 高学歴男子大学生に いわれて 私は初日から 燃えていた

懐かしかった この場所で
こうしてビビられていることが

初日から そんなことや メンヘラ見た ツイートに私がブチ切れたら ごめんなさいとリプライされたけど
鍵垢で呟けばよかったと書いてあって 心が痛んだけど そんなもんか! 

デザインフェスタギャラリーで学生の時に初めて個展をした 見事にこの会期中と同じリアクションで返されていたので  

いつまでも私の勝ちである
ここは生ぬるいところがあるなと思う
ここは ちゃんと楽しがったり 時には仲間うちで ヘラヘラしてるやつがいるのが 気にくわないという理由でずっと でるのをやめていた もちろん良い展示に出会ったことも何度もあるし 好きな作家さんもやっているし 誰でも入りやすいというのが 良いところだ

こういうところでやる 高円寺でも下北沢でも ない 原宿という ポップコーン みたいな カラフルで良い匂いがして チョコ食うために二時間も並ぶ 絶対無理!!みたいな気持ちになってしまう 街でやる 新宿と渋谷のほうが好きなんだけど
ここでやる意味があるんだ と思った
私は こういう ところで 私をやって
私は私自身を超越して 私は私を出し切って 誰でもない そして美術もなんにも 知らない原宿ガールたちにも 伝われって思う

私はまだ私をやり尽くせていない 全力で戦っているけど
私はもっともっといっぱい描きたい

さいあくななちゃんはさいあくななちゃんになりたい
カテゴライズの中から飛び出す 孤独に戦うロックスターみたいになりたい

四年前とあきらかに違ったのは お客さんの数と見てくれる人の眼だ
眼球が光る 涙が光る 生きているよ って教えてくれる人がいる
大学には生きたくないし 就職は決まんないし やりたいことわかんないし キャバクラで働いているし 夢がみつかったし 音楽をやりたいし 死んでしまいたいし
みんなの人生を私に教えてくれる

1人でやってきて もうダメだと思うとき もう誰もわかってくれないと思う時 死ねばいいとか思ってしまう時に 
1人は待っていてくれる 感覚がある
学生のときから ずっと それは君だったり 絵の中の女の子だったり 私自身だったりする 悪態ばっかついて ここまで ごめんなさい 何がいいたいかっていうと
いつも応援してくれているのが 皆の姿から伝わってくるし みんなも生きていたんだなあと 私も生きていたことがやっとわかって 気持ちがいいな ということで
生きるということに 素直なことは 多分超めんどうくさいし やめるという選択が楽だし 利口なんだと思う
でもね 君も僕もこのままで 不器用に 生きていこうね って 思うよ
次待っているよって 今回一番言われた気がしてすごい 嬉しかったです

なによりも 好きで愛しいよ
ちゃんと

生きあいましょう
春まっていてね 解禁できるまで 頑張る 頑張ろう!またね

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