予告は1度観た限りで、そのときはあまり魅かれなかったのよね。
ストラスブールにおいてはそれほど上映期間は長くなかったような気がします。
コロンビアの麻薬組織、とりわけ世界的にも悪名高いボスであるPabro Escobarに翻弄される波乗り青年の運命の話(←映画の中では自分がカナダ人だ!というシーンがあったのですが、シノプシスによるとアイルランド人らしい・・・どちらが本当なんでしょう!?)
Escobar: Paradise Lost
まずはパブロ・エスコバルについてをWIKIから引用します。
エスコバルはコロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設し、「麻薬王」として世界中に悪名を轟かせた。
世界最大の麻薬消費国であるアメリカをはじめ世界中でコカインを密売し世界有数の大富豪の一人に上りつめた。
エスコバルの命令によって400人以上の人が殺されたと言われているため、コロンビアやアメリカでは、「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」として知られている。
大富豪であったエスコバルは自宅に飛行場、私設軍隊、動物園まで所有していた。
ボニーとクライドが乗ったとされる車やクラシックカーも所有していた。
そのパブロを演ずるのがBenicio Del Toro
うってつけの配役ですね。
目で殺す、もとい語ることができる役者さんだし、こういう怪しい役をやらせたらはまりますね
映画宣伝のときにはややスマートになっていたから、おそらく役作りだとは思うのだけれど、パブロになるべく、どっぷり不健康そうに太った体躯が印象的。
そして主役のNIck役にはJosh Hutcherson
The Hunger Gameですっかり有名になりましたね
身長が少し低いため、王道の二枚目役は厳しいかもしれないなぁ。
彼のインタビューを何度か聞いたことがあります。
頭の回転がとっても早く、ユーモアのセンスもあるから、インタビューアーを上手く喜ばせるのね。
運動神経は抜群だし、おちゃらけもシリアスにもなれるその才能にこれからが楽しみな役者だなぁと思っています
さて、映画では・・・海を何よりも愛するサーファーの兄弟。
兄は事故でもう波乗りはできなくなり、そんな兄の笑顔をまた見たくて、かつて天国のようだ~と感じたコロンビアで一旗上げようと決めた兄を手助けするために一緒にコロンビアにやってくるんです。
そこで出会った地元の女性Mariaに一目ぼれしちゃうのね
お互いに好意を抱くようになり、徐々に親密さが増していく。
相思相愛になり、どうしても家族を紹介したいからと会ったその叔父がパブロ・エスコバル
彼は貧民の人たちにはウケがいいの
貧民街に学校を作り、教育制度を徹底させたり、公共施設を建設したり・・・。
姪っ子の彼女も圧倒的に人々に人気があるカリスマ性抜群の叔父を自分の父のように心から尊敬し、そして無事に結婚することになったころから風向きが変わります
時を同じくして、コロンビアの政治家たちが今までの重い腰をあげ、麻薬密輸ネットワークを叩き潰すと宣言。
Wikiの引用にもありますが、「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」ですから
麻薬蔓延の一番の被害国であるアメリカ政府の援助を借りて、駆逐オペレーションが始まり、パブロ自体も追い詰められて、一気に反撃にでるのですが・・・。
マリアのことは愛しているし、兄夫婦とも仲良くしたいのに、徐々に麻薬組織の仲間入りをさせられ、がんじがらめになったニック。
さぁ、果たして愛する人とともにこの危機を逃れることはできるのでしょうか
エンディングは実話だから変えることは出来ないけれど、せつない中にも、ほんの少しだけ天国から一条の光がさしたような終わり方に製作者側の想いがこめられているような気がします。
かなり残虐なシーンも多く、実話とはいえ、こういう話が苦手な方は遠慮しておいた方がよいかもしれないです、はい。
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