日本選手権競輪 五日目 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

早いもので、ダービーも大詰めの準決勝を迎えます。

準決勝の勝ち上がり人数は以下のとおり。
北日本6、関東7、南関2、中部3、近畿5、中四国3、九州1

・地元地区の北日本は佐藤慎が敗退したものの、現有戦力からすると十分な及第点。
・関東は眞杉と平原を中心にブレイクしそうな坂井を加えて最多勢力。
・開催前は層が厚いと思われた南関は郡司、北井、松井などの相次ぐ敗退で弱小化。
・弱小地区の中部だが、すぐに敗退すると思われた山口拳が勝ち上がるなど、意外な健闘。
・脇本を欠く近畿だが、古性をはじめとした安定した戦力に、負傷明け寺崎の活躍は嬉しい誤算。
・一大勢力のわりには伸び悩んでる感の中四国だが、核となる松浦&清水は変わらず安定。
・劣勢の九州は、嘉永を筆頭とした期待の若手が相次いで敗退、勝ち上がりは井上のみ。

準決勝3個は地区を細かく振り分けたコマ切れ編成に。ただ勝ち上がりメンバーの脚質やスタイルからすると、この番組編成になるのは仕方ないところかもしれません。いわき平の番組屋の苦悩がうかがえます。

1R
周回 ②⑨⑤ ①⑦⑥ ④③ ⑧
あれ?昨日の一般(2)で帰郷だったはずの選手がいる。そうか、欠場者が出ればもう1走出場できるのか。ということは、ここが3走めの③岩津⑥木暮⑧松岡篤も上位着を取っておけば最終日も走れる可能性が。
まずスタートでの①渡邉一と②福永で意地のS取り合い。S職人②福永が押し勝つとみる。
こうなると①渡邉一の押さえ先行を②福永がカマシていく展開。最終走くらいは自分が1着の競走をしたい①渡邉一は、突っ張らず4番手に構え一発狙う。番手抜け出す⑨瓜生とのアタマ争い。
1-9-57, 9-7-5
➜ 2-3-9 3連単10,870円 (ToT)
④大川龍が逃されて3番手から②福永が3番手捲りというレア展開。①渡邉一は中途半端にカマシ失敗するくらいなら、打鐘で早々に前に出て②福永のカマシを待つべきだったのでは。

2R
周回 ②⑤⑨ ①⑧ ⑥③ ⑦④
ここが3走めは②青野③中井太④芦澤大⑦吉澤。ここで上位着を取って欠場者が出るのを期待したいところ。
ただ、実力的にも展開的にも②青野⑤佐々木龍⑨大槻が強力本線。頑張りたい関東は外枠ゆえ展開を作りにくいし、同期のよしみで⑥稲毛が死に駆けに出ても、③中井太が番手捲りを打つ前に②青野が出切ってしまうだろう。
順当に⑤佐々木龍のアタマ。ただし、別線が直線で必死に食い込んでくるため、②青野を残せても3着。
5-379-2
➜ 9-5-1 3連単7,840円 (ToT)
交わしの交わし。ゴール前2メートルで5-9-2が変わってしまった。

3R
周回 ⑦②⑨ ⑥③ ⑤ ①⑧④
ここが3走めは②新山と⑥久田。
機動力ダントツの⑤伊藤颯が単騎だが、一方の南関は千葉の間に静岡⑧大石が入る変則体勢。これは①野口が逃げたら遠慮なく番手捲り打てという意志か。
しかし、後ろ攻めの①野口が打鐘から駆けると⑦吉田有が最終ホームから真っ向叩き合いにくる。⑧大石は内側並走で出られない。
こうなると⑥久田の一発が決まる可能性も。ただ、それを上回る⑤伊藤颯の単騎捲りか。
56-56-3, 6-3-2
➜ 5-9-2 3連単11,530円 (ToT)
先行争いで隊列は短くなったが、⑥久田は仕掛けどころが遅れて不発。

4R
周回 ⑧①⑤ ②⑨⑦ ⑥ ④③
想定できる高配当は⑧長島の一撃から関東ズブズブあたりだが、どうしても②嘉永⑨山田英⑦小岩の九州ラインが強力すぎる。
④晝田が逃げて3番手を⑧長島が追走する並びで最終ホーム一本棒。もしこれが成立するなら②嘉永の不発もあり得るが、車番と初手の並びから、そうなる展開を導き出せない。
したがって、ここは本線決着。確信の低配当には厚く張りたい。
29-29-7, 2-9-1
➜ 2-1-7 3連単35,190円 (ToT)
このパターンだったかー!
②嘉永の仕掛けがツーテンポ遅い失敗レースで⑨山田英が追走できず。このレベルでライン決着を作れないようでは②嘉永はまだまだ。修行が必要だろう。

5R
周回 ①⑧ ②⑤⑥ ③⑦ ④⑨
なかなかの好カードだが、好不調がはっきりと分かれたメンバーでもある。
②犬伏と負傷中の⑨和田健は9着9着。①谷口は前走落車。一方、③窓場は言わずと知れた赤丸急上昇中。④根田や⑦山本伸も初日の良い動きが目立った。
初手枠なりから④根田の先行を③窓場が追い、②犬伏が得意の高速カマシを打つパターン。大師匠⑤小倉が踏み出しで口が空けば③窓場が捌いて追走、ゴール前で⑦山本伸を連れて交わす。
あるいは④根田と②犬伏のモガキ合いが長引いても③窓場。
②犬伏が勝つとすれば、⑤小倉が離れず③窓場が南関の後ろから動けないケース。
3-27-27, 5-2-4
➜ 3-7-1 3連単2,520円 (ToT)
③窓場は最終ホーム8番手。これは負け展開で5-2-4かと思ったら、まさか力で②犬伏を捲り切ってしまうとは。去年まではケチな自在屋だったのに、これは本当に本格化か。

6R
周回 ⑦② ⑧③ ⑤① ⑨⑥④
共に敗退した⑦北井と②郡司がこんな五日目の負け戦で同乗とは。
ここが負けるとしたら、⑦北井を後方に置いて⑨高橋晋の先行、⑤阿部将の中団先捲りという形しかないが、そうなる前に⑦北井の巻き返しが決まるはず。
やはり本線決着から3着探ししかない。3着候補筆頭はやはり⑤阿部将だが、その一点に賭けるより、他所に散らした方が期待値高そう。⑨高橋晋が第二先行となった場合の北ライン縦脚2枚に、⑧久米康が最後まで脚ためた場合の直線外伸び。
2-7-468
➜ 2-7-8 3連単5,960円 的中\(^o^)/
もっと楽勝かと思ったら薄氷のワンツー。⑧久米康よく突っ込んでくれた。⑥飯野3着より当配当。

7R
周回 ⑥②⑧ ⑤①⑦ ④③ ⑨
⑤町田に①稲川⑦三谷将がつく混成ラインが役割り明確で強力。
しかし、このライン構成と車番なら、④伊藤旭の組み立て次第で本線が崩れる展開があり得る。
初手で南関が前を取り、赤板から打鐘過ぎまで④伊藤旭が中団外並走で⑤町田を抑え込む。最終ホーム手前で④伊藤旭がカマシて逃げれば、南関が中団、⑤町田を7番手に置いた一本棒ができる。
⑤町田を捲りにまわすことができれば、南関勢の縦横捌きで加速を止めることも可能。そうなれば③山田庸の抜け出しが軸になる。
3-1-26, 3-6-2
➜ 1-3-7 3連単6,580円 (ToT)
初手で⑤町田に前受けを与えたことで別線の敗北は決定。1-3-7は持っていたので①稲川の審議には気をもみました。

8R
周回 ①⑦④ ②⑥ ③⑨ ⑤⑧
地区がバラバラでラインを組みにくい番組。地区でラインができるのは埼京のみ。
まず北の⑦佐藤慎が南関の①松井につけて、九州の⑥松尾が中四国の②河端につける。ウマ無しの中部は連携せず、④志智が①松井の3番手を選択。
こうして余った近畿の⑤椎木尾に中部の⑧笠松がつける。このウマ無しコンビは、ひとまず③森田⑨鈴木竜の埼京を追走するはず。
総合力で3車の①松井ラインが高く、埼京が対抗格。
レース展開は、まず③森田が後ろ中団から押さえ先行、①松井がカマシて最終ホームモガキ合い。
③森田より①松井の方がわずかにトップスピードが高そう。①松井のカマシが決まって⑦佐藤慎の差し、またはモガキ合いが長引き②河端の一発。
7-1-9, 2-9-57
➜ 7-1-3 3連単2,900円 (ToT)
②河端は中途半端に前に出てしまい、①松井と③森田の踏み合いを演出できず。






9R 準決勝

③眞杉と三たび連携の⑦平原。コメントによると体の痛みがとれてきたとのことで、急速復調が期待できる。理想的には、③眞杉を残しつつ勝ち上がり、決勝でのズバ差し優勝。
一方、近況は低迷していた②山口拳だが、予想外に準決勝まで勝ち上がってきた。去年もそうだが、不思議とダービーでは流れが向くのかもしれない。
長い距離を踏めるのは③眞杉と⑤寺崎。②山口拳と④菅田は最終2コーナー過ぎの仕掛けとなる。

ケース1 初手枠なり
まず、初手で枠なりに並んだ場合はどうなるか。
⑤寺崎が切った上を③眞杉が叩いて打鐘。逃げたくない②山口拳と④菅田はそれ以上動けないので、そのまま③眞杉の先行となる。
こうなると勝負権は関東勢と⑤寺崎の4番手捲りに絞られる。④菅田と②山口拳は後方から行ききれず。
7-389-389, 5-79-79

ケース2 変則初手
各ラインの思惑を考えると、初手は変則的な並びになる可能性がある。
まず脚をためたい④菅田は前受け最優先。そこは⑤寺崎も同様で、スタートで両者飛び出すが内枠の北日本がS取り、しかし近畿も前中団を取れる。
一方、逃げるのは3車の③眞杉とみた②山口拳は、勝負どころで4番手を取るべく、初手は関東の後ろにつける。
こうして上図の変則初手が出来上がる。
まず打鐘で③眞杉が出て流し、⑤寺崎のカマシに合わせて踏む。ここで③眞杉が突っ張りきれば、⑨南修は3,4番手に降り場を探し、②山口拳と縺れる隙に④菅田が渾身の捲り発進。勝負権は関東と北日本に絞られる。
7-138-12389, 4-17-1378

ケース3 ⑤寺崎のカマシ逃げ
ケース2の最終ホームで⑤寺崎のカマシが決まった場合。④菅田と②山口拳が相次いでアタックをかけるも後方からではとどかず、叩かれた③眞杉は脚をため直して直線にかける。
39-379-13579


各ラインがそれぞれの戦略を考えて臨むなら、初手はケース2の様に変則的になるはず。また、肋骨骨折の影響残る⑤寺崎が好調③眞杉を相手にカマシは決まらないとみる。
したがって選ぶべきはケース2。
⑤寺崎とのモガキ合いで消耗する③眞杉を⑦平原が残しきれない可能性も考慮。
3連単 7-8-1
3連単 7-8-3
3連単 4-1-7
➜ 2-7-8 3連単17,060円 (ToT)
初手の並びから予想がハズレたけど、最終バックは関東/北日本の並びで通過。これは決まっただろと思いきや、6番手から②山口拳が飛んで来やがった。
上で山口拳は「不思議とダービーでは流れが向く」と書いておきながら1枚も押さえず。
⑦平原のG1決勝は嬉しいが、③眞杉を失い戦力ダウンは否めないかも。

10R準決勝
南関に⑤和田圭がついて3車ライン。③深谷は逃げやすくなった。
ところが番手は⑤岩本。逃げいちラインの番手が自力型では、①坂井や②古性に分断してくれといわんばかり。

まず初手の選択権ある内枠の①坂井としては、南関に飛びつくには初手で南関の後ろにつけたい。
②古性も同じ思惑だが、もし両者とも出渋れば③深谷が前受けになり、赤板突っ張りされれば分断に動きにくくなる。なので①坂井がスタート出ないなら②古性が前を取るしかない。
したがって、初手は近畿/南関/関東の並びになると読む。

ケース1 ①坂井のイン粘り
赤板で上がった①坂井が、打鐘で叩いてくる⑨深谷の番手でイン粘り。
ここで緩めば②古性のカマシが来そうなので、⑨深谷はペースを落とせない。③岩本は外並走で粘るも脱落。
最終バックから古性と①坂井の捲り合い。
12-1247-1247

ケース2 ②古性の飛びつき
ケース1の打鐘の時点で、⑨深谷の上昇に合わせて②古性がイン切りに動き、そのまま⑨深谷の番手に飛びつく。
最小限の動き一発で③岩本を退かし、最終バックから①坂井の捲り合わせ発進する。
12-1247-1247

結果的に、どちらのケースも南関分断から関東と近畿の捲り合いになるが、番手捲りの方が若干有利か。
②古性としてはケース1では捲りコース取りで縺れるリスクがあるため、ケース2を選ぶ可能性が高そう。
3連単 2-7-4
3連単 2-1-7
3連単 1-2-4
➜ 3-4-2 3連単21,240円 (ToT)
③岩本が無風だったーーーーーー!
赤板から打鐘でほぼ決まってしまったレース。初手で①坂井と②古性が並んでしまったので、南関分断のためには赤板で①坂井突っ張るか②古性の先上がりしかなかったが、そのどちらも中途半端。
②古性は辛うじて3着食い込んだが、①坂井は好調だっただけに組み立て失敗は残念。

11R準決勝
二次予選の3着結果待ちから奇跡の生還をはたした⑧山崎芳。ここは②新山に託して⑥成田とと共に地元決勝に進みたいところ。
しかし別線も強者、好調者揃い。ほぼ②新山の逃げいちとはいえ、北3車ですんなりとはいかないだろう。

ケース1 ②新山の突っ張り先行
まず初手で内枠①松浦は②新山だけを先に出させて前中団を取るはず。なぜなら、②新山が突っ張り先行に出れば⑤清水が無風の4番手となるから。
その思惑どおり②新山が突っ張って逃げれば、④小林泰や⑦三谷竜のアタックを凌いで消耗したところを、バックから⑤清水が4番手からひと捲りで決める。
5-1-3768

ケース2 ②新山のカマシ先行
赤板で②新山が突っ張らず下げたらどうなるか。
早めに叩き返せばケース1の最終バックと同様になるが、②新山が最終ホームギリギリでカマシていく組み立てなら、前で待っていた⑤清水は突っ張るかイン粘りの二択になる。
こうなると隊列が乱れて、最後尾につけていた関東両者の捲りごろ。
4-9-157

オッズ高いケース2の方に食指が動きそうになるが、②新山としては後ろの地元勢を危険にさらすケース2より、単純な力勝負になるケース1を選ぶはず。
そうなれば結局は山陽本線。
3連単 5-1-3
3連単 5-1-6
3連単 5-1-7
➜ 5-4-9 3連単31,090円 (ToT)
①松浦が名コンビ⑤清水の踏み出しで離れてしまうとは。ここにきて手指骨折の影響が出てしまったか。
②新山の赤板突っ張りだったが、初手で⑨武藤龍が前中団を取ったのが殊勲。それがあったからこその④小林泰。
ケース2からの変化系で考えていれば取れていた車券だったなー

これで決勝は関東が5人。
平原が優勝できる並びでラインを組んでくれるといいなー。


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競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。


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