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2017年02月26日(日)

[映画]エリザのために★★★★☆

テーマ:映画感想

 久々に劇場まで足を運んでみました。

 

 シネマカリテで見たのですが、良い劇場ですね。サイズ感も上映しているラインナップも素敵です。ル・シネマや、かつての恵比寿ガーデンシネマについで、なのか並んで、なのか、自分中でも整理がついていないですが、好きになりそうです。

 

 でもこの感覚って、間違いなく自分の中での「名画」に出会った、その作品を上映する映画館に対する気持ちなので、そういう意味では「エリザのために」は気づきにくいかもしれませんが、良い映画だった証左なのかもしれません。

 

 でも、感動できる、とか共感できるとかそういった類のものではなくて、なんだろう、こういう現実が間違いなくこの世にはある、と信じさせる力を持っていることこそが、この映画の魅力の最たるものではないのでしょうか。

 

「4ヶ月、3週と2日」「汚れなき祈り」のクリスティアン・ムンジウ監督最新作「エリザのために」カンヌ国際映画祭、監督賞受賞作品です。

 

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 出だしのちょっとした事件の後に、たった数秒の伏線が張られていたり、その直後にまたちょっと衝撃的なシーンが挟んであったり、かと思うとまた事件が発生し……と結構ゆったりとした映画の流れなのに、割と事件が立て続けにおきます。

 

 そこから、徐々に本題に流れていく構成でしたね。

 

 父親はその国にあってはかなり成功している部類で、しかもおそらく潔白であり続けてきた人でしたが、不運な事故のために、なし崩し的に嫌っていた国家の汚い部分に取り込まれてしまいます。

 

 それがもう、本当ナチュラルに、まるでみんなやってるから全然問題ない、と言わんばかりに次から次へと。本当、この国どうなってるんだって思うくらい汚いw

 

 でもナチュラルに進んでいくが故に観客はその国の実情を目の当たりにして閉口していくんですよね。そして多少なりとも仕方ないのかな……と思ってしまうんです。始まりは事故だし、汚いことだとしても、娘を思ってのことだし、しかもなんか急にナチュラルに悪いこと進められてそのままとんとん拍子にすごいところまでつながっていくし。

 

 パンフレットだかwebのインタビューだかに書いてありましたけど、あの国って助け合いの精神が強くて「こんなに良くしてもらったから、私もよくしてあげる」で済めばいいのですが、逆に「よくしてあげたんだから、あなたも助けて」みたいな繋がり方が国民の間の掟というか、自然な決め事になっているみたいですね。日本でいうと、電車で降りる人を優先して、先頭から規律正しく乗っていく……みたいな当たり前と同レベルでそれがある様子。

 

 まさしくそんな感じであいつ昔助けたから、俺を助けてくれるぜ! みたいなノリでどんどんつながっていくんですよね……。試験結果のねつ造の準備が整ったり、臓器移植の順番をすっとばしたり、それが口利きでどんどん決まっていくわけです。

 

 出色なのは、浮気相手の居所を突き止めた、娘の機転。

 

 車のクラクションを無意味にならす父親の行為に嫌疑を持ち、きっとそこにいると確信をもって行動し、結果祖母を助けます。

 

 この娘の存在に、父は助けられているんです。

 

 結局ご存知の通り、父が陥ってしまった負のループは、娘によって断ち切られました。禍根は残ってしまうものの、娘だけは正しい行いによって、助かっていくのです。

 

 その姿はくしくも、かつて若かりし頃、父と母が希望を抱いていたあの頃の生き写し。

 

 卒業式でのやり取りには、この子の希望を感じずにはいられません。

 

 父親として、自分の矜持を曲げてでも娘の人生を守りたかった、 その思いだけは尊重できます。その庇護下にあった娘が、その庇護に逆らってまで、正しいことを選択した。

 

 それはこの国が変われるかもしれない、未来の希望を繋ぐ姿といえるかもしれません。

 

 この映画、だからすごくいい映画ってわけじゃないんですよ。題材が題材なので、その内容をほめることは、あまりできないです。

 

 だけど、いつの間にかその顛末に引き込む力、題材に対して考えさせる能力、映画それ自体の面白さ……、それを作り上げた監督の能力は紛れもなく本物だと思います。

 

 だから、カンヌもこの作品を監督賞にしたといえると思うんです。

 

 今まで、この作品に出会えるまで何のためにこの賞があるんだろうと思う賞のうちの一つでした。そして今、正しく理解したと思えます。これはまぎれもなく監督賞です。

 

 過去の作品を見ても、私も監督作品にひきつけられていますし、それは監督の手腕によるところのものが大きいように思います。

 

 今作では、私も大好きなダルデンヌ兄弟の名前がクレジットされていたということで(私は気づかなかった)、好きなものが実は固まっていたんですよね。

 

 いわれてみれば、そういう要素がカメラワークにあった気もします。

 

 いずれにせよ、これはパッケージ化した折にはおそらく購入することでしょう。窓ガラスを割った犯人は、私にはいまだわからないままですが、二回見れば犯人が分かるそうなので、それはちょっと期待していますw

 

 明日も映画見に行くかどうか、悩み中!

 

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2017年02月25日(土)

[映画]エクスマキナ★★★★☆

テーマ:映画感想
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 みたいみたいと思っていたのですが、ついに見ました!
 なんか、amazonで買い物してたらたまたまビデオが200円引きになるクーポンを当てたらしく、それを使ってみました。

 結果、大満足、これはBD買っちゃおうかな。

 

 この、間もなく実現しそうな世界観と、それに伴われる、目を背けてきた現実的な恐怖がうまく融合していました。映像美……それは単純な画質もそうですが、壮大な自然や、高級感溢れる建造物、その融合にも圧巻の雰囲気が。

 

 途中のダンスシーンも、すごくニヤニヤしながら見ちゃいましたw

 

 二人の温度差的なものとか、そもそもこの状況の異常さとかを物語るに一役買っていたと思われます。

 

 ロボットも、脳以外はなんとなく現在でも実現可能そうですし、脳だって、実は現実世界でも、アメリカのアルファベット社ならやっててもおかしくなさそう。

 

 でも先日、アルファベットのCEOが人工知能に注意してなかったから、成長度合いに驚いた、みたいな記事が上がってて、タイムリーだなぁと思ったのも事実あるんですよねぇ。

 

 最後のロボットの行動、選択の無慈悲さも、え、なんで? と思ったり、でも一方でああでも、そうかも……って諦めたり、なんだかドキドキハラハラが最後まで堪えませんでしたね。

 

 ラストの階段を上っていくシーンの笑顔も状況を思えば壮絶で、美しさも危うさも、全部理解させるにふさわしいものでした。

 

 見どころはこれ以外にもいっぱいあったし、本当おすすめです。

 

 

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2017年02月12日(日)

Pop up lighting

テーマ:独り言
 前も書いたかな? やっぱりこのライト気になります。
   お金持ちの家にありそうな、動物のはく製みたいな壁飾りあるじゃないですか? ああいうの、なんかすごいなって思う反面、ちょっと違うなっていう気持ちもあって、そういうところ、全部気持ちよく解決してくれているのがこのライトなんですよね~。

 角の形の明かりのもれ方、どうやってるんだろう? 面白いですよねぇ。
 
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