Windows Server 2012 Hyper-Vの仮想マシン内サービスの監視機能 ① | IAサーバーの仮想化メモ

Windows Server 2012 Hyper-Vの仮想マシン内サービスの監視機能 ①

最近、とある理由からWindows Server 2012 Hyper-Vの検証をしています。
検証でいろいろと分かったことがありますが、今回は仮想マシン内で稼働するサービスの監視機能について書きます。

Windows Server 2012 Hyper-Vでは、Windowsのクラスターの機能を使って仮想マシン内のサービスを監視できるようになっています。
仮想マシンで動いているサービスに障害が発生すると、自動的にサービスの再起動を行ったり、仮想マシン自体の再起動を行ったりすることができます。
この監視機能を使用するための要件は、以下のとおりです。

①ペアレントOSとゲストOSがどちらもWindows Server 2012であること
②Windowsファイアウォールで「仮想マシンの監視」トラフィックが許可されていること
③ゲストOSはペアレントOSと同一もしくは信頼関係にあるドメインに参加していること

①の要件が重要ですね。今のところ、ゲストOSとしてはWindows Server 2012が必須です。
厳密には、③については必須ではなく、ドメインの要件を満たされていない場合でもPowerShellによる監視設定はできるようです。(後述するGUIでの設定ができない。)
が、まだ実機で確認できていないので、未確認情報です。。。

設定方法は、非常に簡単です。
フェールオーバークラスターマネージャーで仮想マシンを右クリックし、「他のアクション」から「監視の構成」を選択します。

$IAサーバーの仮想化メモ


続いて、ゲストOS内で稼働しているサービスの一覧が表示されます。
この中から、監視対象にしたサービスのチェックボックスにチェックを入れます。

$IAサーバーの仮想化メモ


設定はこれだけです。非常に簡単です。
次回は、実際にサービス障害が発生した場合の挙動について書きます。