【東京市場】


前日の日経平均株価は反落。一時9,658円と5月27日以来の安値をつけた。


5月7日安値10,257円から基本数値17に当たる変化日(5月31日)で上げ止まり、
一目均衡表の転換線に上値を抑えられている格好となった。


本日は5月28日に空けた9,642~9,699円のギャップを埋め、アイランド・ボトムが否定され、
さらに5日移動平均線もギャップを空けて下回る見通しで下振れリスクが増してしまう。


唯一の期待は米ISM製造業景況感指数が市場予想を上回り、雇用部門に改善が見られたこと。
これにより、週末の米雇用統計に対する期待が更に高まり、下値を売りづらい雰囲気になった。


リバウンド基調継続のためにも、何とか明日までには5日線を回復したいところだ。






【東京市場】


昨日の日経平均株価は小幅続伸。一時9,831円と5月20日以来の高値をつけた。
終値は前営業日比5.72円高の9,768円で、月足は二カ月連続の陰線となった。


終値ベースで一目均衡表の転換線(5月31日に9,791円)を突破できなかったものの、
戻り場面を継続した。目先、28日に空けた9,642~9,699円のギャップを下値目処
に、21日に空けた9,829~9,999円のギャップを埋め、1万円の大台を目指す流れが
期待できる。


本日は昨日のドレッシング買いが剥落し、為替もユーロ円がやや円高方向と上値は
追いにくい環境。5日移動平均線の水準でもある上記(9,642~9,699円)のサポートを
維持出来るか否か、今週は正念場と言えよう。


【東京市場】


前日の日経平均株価は続伸。一時9,395.29円と昨年12月1日以来の安値を更新したものの、
同水準から切り返し、終値は前営業日比117.06円高の9,639.72円。


チャート上で26日の陰線を陽線で包む「抱き線」が出現した。
また、終値ベースで5日移動平均線(27日に9,633円)を上回り、目先は買い方優勢となった。


今後は21日に空けた9,829~9,999円のギャップ水準にある転換線(27日に9,865円)が
ポイントとみられる。


この転換線を上抜けば、下降圧力は一段と弱まり、底入れ確認に繋がるだろう。