先日、補助金、助成金や新規事業立上げコンサルタントの成長戦略株式会社の代表の
小泉昇氏の話を聞きました。参考になるお話だったので、書き残したいと思います。
※この内容は基本的に私のクラウド上のメモ代わりとして書き残しました。興味がない
人はスルーして下さい。
補助金や助成金に頼っている会社はそれで甘えが出るし、成長しない・・・という
話もありますが、それはもったいない話です。小泉氏の話を聞くと、国が伸ばして
いこうという方向性と企業の事業の方向性が同じなら、使わない手はないと。
今の時代、「企業に対して銀行を使うな」と言う人はいません。銀行は使った方が、
企業はより早く大きくなれます。それと同じで、補助金を使うことによって、より
早い成長が見込められるからです。
補助金とは国が伸ばしていこうという方向性があり、それはこれからの日本を
考えた上で伸びる分野であると予想される分野であり、その方向にならうのは、
企業としても正しい選択です。
そもそも補助金や助成金の目的は国が社会を大きくシフトしたい方向があるが、
しかし国が社会や経済そのものに直接影響を与えることが出来ないため、
お金をつけることより、間接的に影響させるためにあります。
補助金が取れれば、その事業が対外的に信頼性が上がりますし、行政の注目も
集まりますし、大手の会社等との取引のチャンスも拡がります。メリットは
少なからずあります。
また補助金をもらうと甘えが・・・という話がありますが、それはウソです。なぜならば、
補助金のほとんどが後払い制だからです。(補助金にも単年度モノから三年度モノ
くらいまでありますが)その計画事業が終わった後に、報告書類を提出して、お金を
もらうというシステムですので、残念ながら甘えられません。
小泉氏も強調していましたが、補助金を取るとお金がもらえるというメリットもありますが、
逆に計画をしっかりと実行しないとお金がもらえないことから、計画したことを無理やりに
でも実施することから、新規事業が計画通り進むという裏のメリットもあるそうです。
補助金、助成金は大きく分けて、経産省系(中小企業庁系/産業活性化)、厚労省系
(雇用促進化:申請できるのは社労士のみということも多い)、文科省系(研究促進化、
教育促進化)、農水省系(農業活性化)、国交省系(社会インフラ事業)となります。
助成金(厚労省系で雇用促進のためのお金)は、必要条件を満たし、書類を提出すれば、
余程のことがない限りもらえますが(上記のように、社労士でしか申請できない内容もあります)、
補助金は、採択枠数があり、基本的に競争です。
ですので、補助金の内容をしっかり理解し、それが企業の方向性とぴったり合わないと、
採択はされません。
よって、よく企業が「私の会社は○○分野ですけど、補助金ってありますか?」と言うのは、
そもそも間違いです。特定の分野に向けて補助金、助成金はあるものではないのです。
また先日、中小企業庁より認定経営革新等支援機関による不適切な行為の防止を
注意喚起が出ました。
経営革新認定機関になって強引な勧誘をした機関や組織、コンサルタントがいるようですね。
悪徳な補助金ブローカーのような行為は謹んで貰いたいですね。私も気をつけたいところです。
さて、一般的な企業が特に関係するのは経産省の産業活性化の補助金になります。
また自社が中小企業なら、特に注目しておくのは中小企業庁の補助金になります。
下記に情報を集めるサイトのURLを貼っておきます。
また、私が先日、やまなし産業支援機構を通して、専門家として登録したミラサポ
(中小企業庁の委託事業で中小企業や小規模事業者をサポートしている)にも
情報があります。
ミラサポまたこの中小機構の下に中小企業のビジネスを支援するウェブサイトJ-Net21があります。
よって、経産省がらみでも軽くこれだけのサイトから情報を集めなければなりません。
国の補助金、助成金の募集内容はかるく2,000を超える数があり、私のような
経営コンサルタントであってもなかなか情報を集めるのは大変です。
よって、小泉氏の会社のホームページにこれらの情報が上手くまとまっています。
去年から今年にかけて、アベノミクスもあり、補助金、助成金は多く出ていて、小泉氏も今年は
補助金の当たり年とも言っていました。経営革新認定支援機関も1万数千社登録されている
現状ですので、ここ2年位で大きく状況が変化しています。この流れは来年も続きそうです。
また補助金は獲得するにはタイミングが重要です。一般的に補助金の募集が発表されるのは、
年度始まりの4月~5月くらいで、募集開始は5月からというのがとても多いです。また募集期間は
1ヶ月程度のものが多く、短いものですと1周間で募集期間が終わってしまうものもあります。
よって、4月に入ったらすぐに補助金の情報を集め、自社に合った補助金を見つけたら申請書の
作成にとりかかり、5月に入ったら間髪入れずに申請するのが獲得への近道です。
しかしながら、そういった情報を経営者が常に収集するのは大変ですし、申請書を書くのも
大変です。申請書類は独特の書式が多い上に、わかりにくく、適当に書いて申請すると、
審査で通らないことも多いです。それで多くの経営者が補助金申請を諦めてしまうことも
少なくありません。
弊社では、そういった補助金申請に関する相談も受け付けております。
ご興味のある方は弊社までご連絡ください。
ステージアップコンサルティングサービス