フルーツの世界では、既にご紹介してきたイチゴやリンゴをはじめとする高品質な農産物を生み出すことで知られるステビア農法ですが、実は毎日食べる野菜もステビア農法で高品質なものが豊富に生産されています。


 その中で、特に摂取を心がけたい葉もの野菜をステビア農法で生産しているグループをご紹介します。


 葉もの野菜は、ビタミンやミネラルの宝庫で、日々の食卓に欠かせない食材のひとつ。


 しかし日本の葉もの野菜は、戦後65年の間にどんどん栄養成分が減り、日持ちがしなくなってきているとも言われています。


 加えて残留硝酸態窒素の危険が高まっています。硝酸態窒素は、植物にとっては重要な栄養ですが、それが植物内で消化されずに残り、野菜を通じて人体内に入ると発がん性物質に変わってしまうというやっかいなしろもの。


 特に葉もの野菜に残留しやすく、硝酸態窒素がたくさん残留している野菜は、野菜本来の苦味とはまた違ったエグ味とでもいうような独特の刺激感を呈します。


 毎日食べるものだからこそ、安全でおいしく栄養も豊富なものを食べたいのに・・・そんな願いにこたえるのが、まさにステビア栽培の葉もの野菜なのです。


 場所は、農業生産額日本一の茨城県を牽引する鉾田市。開港が話題となった茨城空港に隣接する一大農業地域です。

 鉾田市は、長年ステビア農法に取り組むベテランが多く、小松菜、ほうれん草、水菜、春菊、ニラ*などを中心に大変高品質なステビア栽培葉もの野菜が豊富に生産されています。


なかでも、この地区のリーダー的存在である冨田さん(写真)は、約15年前、この地区にテビア農法を広めた功労者でもあり、同時に特上のステビア栽培ニラの生産者としても有名です。冨田さんのニラ畑は、まさにビロードのような美しさ(写真)。

 そして、その味がまた絶品。ニラといえば、健康には良いのは分かっていても、独特の臭いや苦味のある味のために敬遠する人も多いのが現実。しかし冨田さんの作るニラは、甘くまろやかな味わいで、日持ちも抜群によく、季節によってはリンゴのような芳香を放つことで知られています。


 もちろん冨田さんのニラに限らず、長年ステビア農法を行っている鉾田地区の生産者が作り出す葉もの野菜は、どれをとっても絶品ぞろい。毎日食べる野菜だからそ、安全と品質にこだりたい、そんな願いを満たす極上の野菜ばかりです。


生 産 者:茨城県鉾田市 冨田さん他、多数

購 入 先:関東地区のスーパー等で購入できます。ただし、目印は、王冠マークです。

*ニラは、厳密には葉もの野菜ではありませんが、ここでは便宜上、葉もの野菜としてひとくくりにさせていただきました。