916スパイダー③ | stelvio:小言の多い傍観者

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好きなことを好きなときに好きなだけって‥そりゃワガママだ。


オープンカーは開けてみたいもの…w
この季節は早朝か夜しか許されない。
でも、今日のお天気が不安定なので心配。

それでも合間を見つけて全開してみることにするw
オーナー様より伝授された“コツ”を頼りにw
ウイイイ~ン

photo:01


この世代から電動になる。ただ複雑化された動きは
年月が経つとあちこち不全症状が出るようでw
(やはりイタリアの電気仕掛は不安?)

うーん、久しぶりのオープンカー♫
雨の落ちるまえの曇り空、今しかない。

何と!

photo:02


ふと見るとドアミラー周りが下方にややえぐられた
ような緩い曲線をなしており、より開放的な視野を提供し
てくれるのである。
ここでもエンリコさんのデザインが光るw
フロントスクリーンも比較的前方で切られており
オープンカーの醍醐味がよく演出されている。
(これは939よりも上だ。)
ちょっと行くとパラパラと雨がッ
仕方ない…幌を元にもどした。

さて、いつもの山坂道に持ってまいりました。 by三本さん

photo:03


相変わらずヘコヘコとwwタクシー走りプラスαでゆるい
ワインディングを走らせてゆくw

バルケッタのときもそうだったが、この916も
どうしてこうも機敏なのだろう?
ちょっと調べてみて916スパ(後期2.0)は車重1400kg
939(2.2)は車重1650kg
少しトルクアップしたとは言え250キロの巨漢を
隣に乗せていれば動きが鈍るのは必定。
…ここでもやっぱり車重だ…

こうなると私が喪失した「アルファらしさ」の一つは
この質量からくる軽快感と結論づけざるを得ない。
たとえ939スパイダーがMT仕様であっても想いは同じだろう。
元939オーナーとして表現し難い辛さがある…。

photo:09


前回優れたデザインについて書いたが、それはそれ、
良いことばかりでは無い。
車幅1780は走行時は意外に気にならなかったが
このエキゾチックなドアは、断面の厚みがあり、そのため
ギッシリ詰まった駐車場などでは乗降時に十分な
開口部が得られない。おまけに尾根のようなサイドシルの
高まりに妨げられて乗り降りは困難を極める。実際わたしの
マンション駐車場では、一度もまともに降りれなかった。
靴をぬいで、さきに靴だけ外に出し身をよじって降車した。
これには驚き、また疲れた。ひょっとしてシートも変えて
あるのか?それで着座位置が低いのかも…
日本の狭い駐車場事情にマッチしてないだけww
で、デザインの弊害とは呼びたくないが、まあ
事実としてはそうである。

photo:05


あと走っていてアスファルト補修の段差があると
思いのほか衝撃がきた。これは普通の「硬い」レベルじゃ
ないなぁ、と思って聞いてみたら前後とも
ローダウンサスなんだとか…
かつての旧オーナーさんがそうしたのだろう…。
タイヤ、ホイールは標準的なものだと思ったので
ノーマルはもうちょっと違う乗り味だと想像します。

photo:08


あと一つ。
これは決して悪い事ではないのですが…
この916には随分と「そそのかされる」のです。
普通の街乗りでも隙あらば飛ばしたくなるw
加速願望…とでも言いましょうか?ちょっとGを味わいたくなる。
ちょっといい音を聴いてみたくなる。
これは返せば、良くない事です。
車という目的が徒歩より速く移動出来るツールであるため
速さに異を唱えるのは、これも本来おかしなハナシなのですが
使う環境によって同じモノでも評価は異ってきます。

以前書いたように…
「遅さこそが正義」
のような、この街の道路環境にはやはり仇となる特性です。

photo:07


心理的に音と速さを要求するツール…
というのも日常使いする私にとっては、「困ったさん」に
なりかねないのでした。

♢総括
916は939よりアルファらしいアルファです。
確実にそれは言えます。(心情は排します)
何というか…車との距離が近くなったような気がする。
そんなクルマでした。
もしも将来、アルファ・スパイダーに回帰することが
あるとすれば、916初期型(ルックで良い)を買って
ワンオフで六つ目プロテオ仕様に改造ww
これがベストですね(笑)




tokitioma5様、この度は貴重な体験をさせて頂き
本当にありがとうございました!







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