"Mr. Blue Sky" Electric Light Orchestra | 誰にも騙されるな!Don't Take Any Shit From Anybody・・・

"Mr. Blue Sky" Electric Light Orchestra

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寒い日が続きますが毎日青空で気持ちいいですね。
雲ひとつない日や、
雨上がりの思いがけない青空を見上げる時など、
どうしても「Mr. Blue Sky」のフレーズが頭の中を駆け巡ります。

「Electric Light Orchestra」
日本では「ELO」の方が通りますが略した呼び方は
どうしても僕には違和感があります。

だって彼らの売りはストリングスやクラシックを彷彿させるコーラスに
シンセサイザーをフューチャーしてエフェクトもふんだんに使った
楽器のパレードも見たいなサウンドが売りのはずであって、
やっぱりオーケストラの名があった方が似合います。

77年に発表したアルバム「Out of the Blue」からのシングルカット曲。
アルバムは2枚組の超大作であり、集大成的傑作で全米第4位のアルバムチャート。
僕としては彼らの最高傑作と思うアルバムです。
でもこのバンドの特徴はシングルに大ヒットがないことで、
このアルバムもシングルは不調だったような。
この曲、も2枚目か3枚目のカットですが全米35位という地味なチャートアクションです。

代表曲は「Evil Woman」、「Telephone Line」、「Don't Bring Me Down」ですが
TOP10に入るのがやっとという状態です。
そうはいっても他にも有名な曲はたくさんあって、
改めて聞いてみると
けっこう僕の70年代~80年代では記憶の中にインプットされています。
日本でも一生懸命売ろうとしていて、
「Out of the Blue」の次のアルバム「Discovery」なんかでは
日本用に「Last Train To London」といういかにも日本人好みの哀愁ある曲を
プッシュしていましたが残念ながらブレイクするには至りませんでした。
専門的な事は言えませんが彼らの旋律は、
どこか日本人には受け入れられない流れがあるのかな?とも思います。
まあ、ルックスも一因かもしれませんがガーン

あまり売れない「Mr. Blue Sky」ですが、
今回、チョイスしたのは
ビートルズテイストのリズムや間奏のヴォーカルのエフェクトがかっこいいし、、
クラシカルなコーラス、わかりやすいメロディラインなどなど
実はElectric Light Orchestraの全てを凝縮した珠玉の一曲だと思うからです。

余談
「Out of the Blue」が発売されるやいなや
当時中2の僕は渋谷のレコード屋ですぐに購入して
さっそくに帰りの銀座線の中で、
ジャケットや歌詞カードを広げて眺めていました。
その時、途中から乗ってきた20代中盤風の若者が僕の隣に座ったとたん、
声をかけてきて
「うれしいなあ!買ってくれたんだあ。
  君、Electric Light Orchestraを好きなんだ、、めずらしいね!」
「???」むっ
「僕ねこのアルバムに入っているおまけのUFOあるでしょう?
 それデザインしたんだよ」
「!!!」目

「アルバム、とってもいいよ!
   曲もいいからさ!大事に聞いてね!、、」と
まるで自分がElectric Light Orchestraの一員かのように喜びチョキ
満足そうに彼は赤坂見附で降りて行きました。
  
お兄さん、今も元気ですか?
おまけっていうのは
長岡秀星デザインのジャケットのUFOをモチーフした(冒頭のジャケット参照)
紙製で切り取り式の立体組み立てUFOのことでした。
ごめんなさい、アルバムはまだあるけどおまけは、、、、もうシラー