VIOLINable!! -41ページ目

Stockport

無事にメンデルスゾーンのコンチェルトを楽しく弾いてきました~音譜


久々にこの曲と向き合うことができて、いろいろと再発見ができました!!サーチ

理由は書きませんが、今まであまり好きにはなれなかったコンチェルトです。でも今回のコンサートを通して仲良くなれた気がしますドキドキ


とても奥の深い曲で、如何様にも表現の可能性のある曲だと思いました、今までの僕には表面的にしか見えてなかった気がします。曲と真摯に向き合えたことで、曲の内容と性格、僕の解釈と性格がうまく溶け合うことが少し実感できました。

今回はオケと予定が合わず、本番までに1回の事前リハと本番前のGPしかなかったので、多少不安な部分もありましたが、オーケストラとソリストそれぞれの集中力とそれぞれが音楽に入魂することで、ライブ感のあるパフォーマンスだったと思います。アップとても個性的なサウンドを持ったオーケストラで、勢いとパワーを感じました。


会場はstockport town hallというところで、普段は舞踏会などが催される場所だそうです。シャンデリアや、ステンドグラスが印象的で素敵でした。キラキラ2日間も続けて素敵なホールで演奏で来てとてもハッピーです。


オーディエンスの皆さんから良い感想をたくさんいただくことができたのもうれしかったですニコニコ

演奏後、町議員の方が楽屋まで会いに来てくださって、もちろん英語でお話させていただきました。今年の暮れか来年に、また演奏させていただく機会を頂けるとのことでした。

都会すぎず、田舎すぎず、丘の上にあるとても素敵な町なのでぜひまた伺えたらなと思います。


同じ学校の日本人たちや、イゾラーニのメンバーもわざわざ電車で応援に駆けつけてくれました!僕の今日の力強いサポーターでした。ありがとう!!!!

演奏会の後は、彼らと中華料理をたらふく食べて、帰ってきました。ナイフとフォーク




今日もオーケストラや仲間たち、それからたくさんの方々にありがとうを言いたいです。


『ありがとう×100!!』


写真は今日の会場と、終演後のマエストロとの写真です。


コニアと英語と僕

コニアと英語と僕










wigmore hall


わが故郷のマンチェスターに帰ってきました~家

ロンドンは刺激があって素晴らしい街ですが、僕はやっぱりマンチェスターが一番落ち着きます。住めば都チョキ


昨日は結局0時半くらいにロンドンに到着して、ベッドに着いたのは1時過ぎでした。

神様は鬼のようなスケジュールを下さりました。。。。。しょぼん




7時起きで、9時にリハーサルスタート時計

こんなに早いコンサートは初めてです。。。汗

目覚まし時計を3つかけてなんとか無事に朝を迎えられるよう祈って就寝ぐぅぐぅ








『ジーーーーー、ブーーーーーーー、グウィ~~~~~~~ン!!!!』

眠い体に鞭を打ちなんとか起床。



ホテルで朝食を済ませ、メンバーとタクシーでホールに向かいます。車


ホールはとてもこじんまりとしていて、意外にも一つのアパートのような建物の中にありました。

ところがどっこい、、、中に入った瞬間に殿堂のホールの風格を感じました。


コニアと英語と僕-wigmore hall

とてもオールドファッションで、オールドヴァイオリンのような味のある木とワニッシュで出来たステージ、金で出来たいたる装飾、少しだけ乾燥していてひんやりとした空気。なんとなく一目でホールのオーラを感じました。王冠1

何よりもびっくりしたのが、控室です!出番待合室のような雰囲気は全くなく、西洋の一般家庭やホテルの一室のような部屋で、調度品はすべてアンティーク。演奏家の本番前のナーバスな時を少しでも癒すにはもってこいの部屋でした。さすが!!!      

そして部屋の壁には、イザイ、シェリング、カザルス、ブリテン、Rシュトラウス等、偉大な音楽家たちのメッセージ入りの生写真が数百枚飾られていました。まさに世界中の音楽家の憧れのホールだという意味がわかりました。


音響もとても良く、初めて体験するタイプでした。舞台の上で聞こえる音と客席で聴く音が全く同じなんです。目

指が弦に触れる音さえ後ろの席まで聞こえます。It was amazing!!!!!!!



素晴らしいホールの助けとパワーをもらい、温かいオーディエンスに囲まれ、MacMillan festivalで無事に良いパフォーマンスができましたチョキ

考えてみると僕の師匠もイギリスに留学してこの舞台に立ち、またその師匠の師匠もこの舞台で幾度となく演奏しています。本番の舞台に立った瞬間、感謝の気持ちと共に言葉にできない感情が込み上げてきました。。。

そして運命ってあるのでしょうか、、、、、、、、、、

驚くことに、今回弾かせていただいた作品は15年ほど前に、同じwigmore hallで僕の師匠の師匠、さらにチェロのメンバーの師匠によって行われていたのです。彼らの弟子同士である僕らが、今回同じホールで同じ作品を演奏できたのは、縁や運命を感じずにいられません!!


そして12時過ぎには本番を終えて、13時には打ち上げ開始!!!何ともイギリスっぽい昼からビールです。ビール

帰りの電車までまだまだ相当時間があったので、打ち上げの後ロンドンに留学している友達に会うことにして、一緒にいろいろと観光してきましたひらめき電球

はい、そこでまた奇跡が、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

観光中になんとなくロンドンの楽譜屋さんに行き、珍しい曲の楽譜を集めるのが趣味な僕は棚を隅から隅までじっくり眺めました。すると、見覚えのあるアルファベットが印刷されてる楽譜を発見!メガネ

なんと、5年以上もありとあらゆる世界中の楽譜屋で探しつづけていた曲が2曲も入った曲集でした、しかも既に絶版のはずなのに!

はい、即購入¥

何かのコンサートで演奏出来るのが楽しみです音譜

今日もとても濃い不思議な一日でした。。。明日はどんな不思議が待ってるのでしょ(笑)



って、明日はストックポートという町のオーケストラとメンデルスゾーンのコンチェルト弾いてきます。

悔いの残らないよう思いっきり楽しんで弾いてきます!!!!




p、s 写真は『3人で本番後の楽屋』と『ホールの前です。(ピアニストは既にどっかのパブに消えてました笑)』コニアと英語と僕

コニアと英語と僕


Isolani Quartet 1

今日は朝早くからリハやらレッスンやらでとても長い1日でしたー。
只今電車にてマンチェスターからロンドンまで移動中です電車定番の遅延でロンドンに着くのは日付が変わるでしょうショック!

ブログ歴が短いので、近況と自己紹介を含めながらしばらくは書いていこうメモ

マンチェスターに来てから早10ヶ月、沢山の素晴らしい出逢いとイベントがありましたキラキラ
そのうちの1つがタイトルにあるIsolani Quartet(イゾラーニ)です。
なんとも不思議な縁と運命で結成された全員日本人の弦楽四重奏クローバー

メンバー(現2ndヴァイオリニスト)のふとした一言で始まりました。

『私、真面目にカルテット勉強したいのですが、試しに1度一緒に弾きませんか?因みに私は2nd弾きたいです』

僕も室内楽が好きなので、勉強する良い機会だと思い、何も考えず誘いを承けました。彼女はヴァイオリニストにしては珍しく2ndパートを熱望していました目僕は特に希望がなかったのと、今まで1stを弾く機会が多かったので、すんなりとパートが決まりました。普通なら定番中の定番でパート決めするの大変なのにDASH!
さてヴィオラとチェロもは誰に頼もう。。。。


決して日本人の多い学校ではないのに、それぞれ1人ずつ日本人がいるではありませんか!目室内楽には音楽意外のコミュニケーションも大事なのは言うまでもありません。日本語を話せる2人に直ぐ様お願いしたところ、快く引き受けてくれたので、イギリスのマンチェスターで全員日本人のカルテットが集まったのですクローバー

ある日早速、セッションをすることになりました音符





ビビっときてしまったー!!雷


皆初見で、初めて同じ空間で演奏するのに、各々の音楽が全く違和感がなく自然に融合するではありませんかDASH!楽しくてたまらない一時でしたキラキラ

その時僕は心に決めました、このメンバーで音楽を楽しみながら成長していきたいと。。メンバー達の表情もとても良く、楽しんでいたようで、意気投合という感じで、正式にIsolani Quartetが誕生しましたアップ


これが、1つの大きな出逢いの誕生話です。これが想像以上のストーリーの始まりとは誰も思ってもいなかったんですけどねガーン


個性豊かなメンバーの紹介やその後の爆裂なストーリーは近日中に続編としてアップしますメモ

さぁ、明日は憧れのウィグモアホールでのコンサートですキラキラたくさん寝て、気持ち良く頑張ってきます音符

はて、いつロンドンに着くのでしょうダウンダウン