アフターピルの種類に関して | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

性病検査マスターのランドリーです。

今回は性病とあまり関係ないかもしれませんが、
アフターピルの解説をしますね。

まずアフターピルとは、妊娠する可能性がある行為があってから、
緊急避妊のために使用するピル(女性ホルモン剤)です。

基本的に避妊は低容量ピルが一般的ですが、
やむを得ず避妊に失敗した時のみ使用するするのが
アフターピル(緊急避妊薬)です。

当院では2種類のアフターピルを処方しています。
※病院によって取り扱う薬が変わります。

■プラノバール
心配な行為(妊娠の可能性のある行為)から、
72時間以内にプラノバール2錠(+吐き気止め)内服して、
その12時間後に同じ量をもう一回内服します(計2回)


・メリット:安価 およそ5000~(保険適用外)
・デメリット:副作用が多い(吐気49%、嘔吐15%くらい)

◆正しく使用した場合の:平均避妊率:97%

■ノルレボ
心配な行為(妊娠の可能性のある行為)から
72時間以内にノルレボ2錠を内服してもらいます(計1回)

・メリット:1回で済むので副作用が少ない
(吐気9.2%、嘔吐1%)

・デメリット:高価 およそ12,000~(保険適用外)

◆正しく使用した場合の:平均避妊率:99%

■アフターピルを服用すると、なぜ妊娠しないのか?

アフターピル(緊急避妊薬)を服用することで

①.排卵を遅らせる
②.子宮内膜への着床をしにくくさせます。

排卵前に服用すると①の効果により妊娠を防ぎます。
排卵後であれば②の効果により防ぐとされています。

リスク行為から24時間以内に服用されると効果が良いとされており、
可能な限り早期の内服をお勧めします。

12時間以内に内服をした人は、60~72時間以内に内服された人に比べ
8倍も妊娠しにくいという報告もあります。

個人的なお勧めとしては、身体に負荷のない
ノルレボですね。


アフターピルを処方しないためにも、
コンドームは必ずつけましょう。