「排尿後に痛みがある」それ膀胱炎かも!! | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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性病科に務める現役スタッフだからこそ分かる
性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

こんにちは。
性病検査マスターのランドリーです。

「一日に何度もトイレに行く」、「排尿後に痛みがある」
「残尿感がある」 、「尿に血が混じっていることがある」

こうした症状になったことはありますか。

それは膀胱炎かもしれませんね。

膀胱炎は、女性がなりやすいと言われています。
※男性もなりますが比率は女性が高いです。

膀胱炎は、放っておくと、辛い痛みや高熱、さらには、
腎盂腎炎やなどを引き起こす可能性もあります。


※腎盂腎炎とは?(じんうじんえん)
突然、寒気とふるえが起こり、39~40℃の高熱が出て、
左右あばら骨の下あたりに鈍痛を訴えるなどの症状が出る

【主な原因】
膀胱炎になる原因は、細菌感染です。

細菌の感染は、細菌が、尿道から膀胱に侵入してくることで起こります。
膀胱内の尿には細菌が存在しており、また、膀胱は細菌への抵抗力があります。

しかし、疲労やストレスなどで、体力が落ち抵抗力や免疫力が弱くなると、
細菌に感染しやすくなり、膀胱内の細菌が増殖することで膀胱炎になります。

膀胱炎の原因となる細菌には、ブドウ球菌や大腸菌、セラチア菌などが
見られますが、その中でも大腸菌が原因菌の大半を占めるといわれています。

【主な検査方法】

・一般的には尿検査になります。

当院では試験紙(テステープなど)での検査をしていますが、
採尿した尿を試験紙につけ、色の変化で異常がないか調べます。

試験紙では、タンパクや糖、ケトン体、潜血反応などがみられ、
膀胱炎の場合、タンパクや潜血反応に反応が出てきます。

・細胞検査の方法もあります。
病気の原因となる細菌の種類を特定することができます。
※ブドウ球菌や大腸菌など

【主な治療方法】

医師の判断にもよって変わりますが、
当院では基本ニューキノロン系の抗生物質で治療しています。
※特に大腸菌に有効ということです

3日間ほど処方し様子を見てもらいます。


「何度もトイレに行きたくなる」
「排尿後に痛みがある」
などの症状がある、あなた!!

一度、お近くの泌尿器科、産婦人科、性病科の
病院で検査してもらうことをお勧めします。

※検査キットを使えば自宅でも簡単に検査できます。

ふじメディカル


次回は「膀胱炎は性行為をするとうつるのか?」
といった質問が多いため、そちらの記事を公開したいと思います。