偕楽園血圧日記 -842ページ目

問題解決能力のなさをアピールしてどうするのだろう

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 安倍首相が株高効果など実績強調、「デフレ脱却はこの道だけ」

[東京 17日 ロイター] 安倍晋三首相は17日午後、就任後初の党首討論に臨んだ。日銀が導入した大規模な金融緩和策など安倍政権の経済政策が持つリスクに言及しながらも、就任後の株高・円安、企業の賃上げなどを「実績」として列挙し、政権交代で「日本を覆っていたどんよりとした空気が変わった」と強調した
 討論に挑んだ民主党の海江田万里代表は、黒田東彦総裁率いる日銀の金融緩和策を「日本は劇薬を飲んだ」と評し、今後の副作用に強く懸念を表明。安倍首相は「何か新しいことを進めていくうえでは、それが未知の領域である場合は、様々なリスクがあるのは事実」と受け止めながら、株価の上昇で復興財源に充当する日本たばこ産業(JT)<2914.T>株式の売却見込み額が増えたこと、年金資産運用の改善傾向などに言及し「この道を通るしか、デフレから脱却できる道はない」と主張した。
 さらに首相は「そうしたこと(リスク)ばかりを考え、手をこまねいて、デフレから脱却できなかった。何もしなければリスクはないと思ったら大間違い」と、民主党政権下の経済政策運営を痛烈に批判。幅広い賃金上昇の時期を質した海江田代表に対し「政治が決断すれば、金融政策も大きく変わる。財政政策も変わる。これから成長戦略を進めていくことで、日本は力強い成長軌道に乗っていく。その中で賃金が上昇していく」と説明した。
<「一票の格差是正」すれ違い>
 安倍首相は討論の中で、1票の格差是正を目指した衆院小選挙区の「0増5減」の実現をあらためて提案。しかし、海江田代表は「定数削減が約束だ」と退けた。
(ロイターニュース 基太村真司、石田仁志:編集 内田慎一)
 ロイター 4月17日(水)15時54分


 党首討論 首相「一票の格差是正、やろうじゃないか」 海江田民主代表に呼びかけ

 安倍晋三首相は17日午後の党首討論で、衆院選挙制度改革について「昨年11月の党首討論で野田佳彦前首相がやろうと言った。私はそれに応えた。この場で政治は動いた。この場で政治を動かそう。一票の格差是正を進めようという国民の声に応える責任がある。やろうじゃないか」と述べ、民主党の海江田万里代表に対し、衆院選挙区の区割りを改定する公職選挙法改正案の審議に応じるよう呼びかけた。
 これに対し、海江田氏は「(昨年11月の党首討論は)定数削減が一番大きな約束だ。0増5減だけでは(最高裁判決で)違憲になる。定数削減をやると言ってください」と反論した。
 産経新聞 4月17日(水)15時49分
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 昨日、前年の解散前以来の党首討論が行われた。

(衆議院インターネット中継 ビデオライブラリ) で見ることができるのだが……ここ数年で一番つまらないものになっている。
 なんとなれば、「党首討論」と銘打っているのに、野党側、特に民主党の海江田代表がまるで本会議での代表質問のごとく、「安倍自民党総裁」ではなく「内閣総理大臣安倍晋三」に向かって「批判」を繰り広げているのだから
  しかもその内容たるやマスコミが書いているようなことばかり。その一方で「円安で苦しんでいる人がいる!」と安倍総裁を攻撃したかと思えば「円高是正は民主党政権時代に始まっていた」と誇ってみたりと、まるで話が一貫していない。(これで一時は経済評論家を名乗っていたのだからお粗末な話である)
 要はマスコミの尻馬に乗って政権叩きをしているだけ。

 このありさまを見ていると、さすがら首相公選制まで話を飛ばすのは乱暴だが、首班指名で党代表を書く慣習の見直しぐらいは、議論の俎上に乗せてもいいのではないかと思えてくる。
 それをやって問題点を洗い出さないと、「党首討論」というものがもう一つ実のあるものにならない。

 その名の通り、「党首討論」は立法府の人間が論をぶつけ合うものなのだから、今ならば行政が口を出すものではない憲法改正の話とか、選挙制度改革の話をこそ議論の主題とするべき。昨日やっていたことのほとんどは予算委員会ででもやっていればいい。
 維新代表として出てきた石原氏など、まさにそれが望みではなかったのだろうか?


 唯一「議員同士」が話題にするべき選挙制度改革の話でも、たかだか通過点に過ぎない「ゼロ増五減」で引っ掛かり、国会のあり様まで含めた話をしなければならない定数削減に話をすり替えているようでは、議論にもならない。
 民主党は「一人別枠方式が『ゼロ増五減』の中に潜在的に残っている」だの「もう人口分布が変わっているから」だのといって話を進めることから逃げているが、とりあえず緊急避難として決めておけばいい程度の話に蹴躓いている状態では、根本的な改革議論などできたものではない。

 野党は、

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 衆院は17日、共産党を除く野党5党が審議を拒否して空転した。
 野党が、衆院小選挙区定数の「0増5減」を実現する区割り法案(公職選挙法改正案)の特別委員会への付託を与党が賛成多数で16日に決めたことに反発し、9委員会で審議を拒否。与党は19日に同法案を特別委で採決する方針で、後半国会は与野党対立が強まっている。
 衆院は、内閣、法務、外務、文部科学、厚生労働、経済産業、国土交通の7常任委員会と、青少年問題、拉致問題の両特別委員会で野党側の欠席により、審議ができなかった。
 読売新聞 4月17日(水)12時19分配信 「衆院、空転…0増5減巡り野党が審議拒否」より

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 こんなことまでやって「話を進ませない」ようにしているが、これでは、党首討論で「定数是正が踏んだらら~」とかっこいいセリフを吐くことだけを目的としているとしか思えず、そんな人間とは、話をする価値もないといわれるだけ。しかも、そもそもこの「ゼロ増五減」は民主党が与党として成立させたものなのである。

 目の前の岩をどかそうとする時に、足元の邪魔な石をどかす/どかさないでガタガタやるのは、話を邪魔したい人間の採る典型的な手段である。
 大きく困難な問題解決の最善の方法は、問題点を切り分け、一つ一つ解決していくことだが、今、民主党などがやっているのは、逆に「すべての問題を混ぜ込んでしまうことで、小さなことまでも「難しい話」にしてしまって全体の進捗を止める」ということ。これは、大きなところでは憲法改正から身近なところでは幹線道路等インフラの整備まで、左巻きが妨害のためによく使う手法である。
 このやり方が、いままでどれだけ社会に迷惑をかけてきたか。
(ついでにいえば、この手法をとる勢力ほど、自民党の改憲案にある「社会的責任」をあげつらって「個人の権利を制限するとんでもないもの!」といって批判しているのだから、その話をする時には見逃してはならないところだ)

 いみじくも安倍総裁は「(党首討論は)相手を論破したと鼻息を荒くするためにやっているのではない」と討論の中で海江田代表をたしなめたが、「政府を叩いている姿を見せるのが国会」だと思っているのか、海江田氏は理解できなかったようで。
 この意識を変えるようにしないと、党首討論はますます意味のない、各種委員会の延長のようなものになりはて、さらには「政権交代」で味をしめた人間たちの手によって、どこかの掲示板のような揚げ足取りの応酬へと堕ちていくだけになるだろう。


 おまけ。

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 全政党にLINE公式アカウント ネット選挙運動解禁で無償提供

 インターネットを使った選挙運動を、今夏の参院選から解禁する公職選挙法改正案が19日にも可決・成立する見通しとなったことを受け、LINE株式会社は17日、全政党に無料通話&メッセージアプリ「LINE」の「公式アカウント」を無償提供すると発表した。
 LINEの公式アカウントは、大手企業や首相官邸などがプロモーションや情報発信に利用するサービス。公式アカウントをフォローしているLINEユーザー全員に直接、メッセージを送ることができる。例えばローソンの公式アカウントはユーザー680万人が登録している。
 法人が公式アカウントを利用するには通常、月額数百万円が必要だが、LINE社では「国内人口の3分の1が利用している。国民の政治への関心を向上させ、投票率増加に貢献したい」として、無償で提供する。
 LINEのユーザー数は世界で1億3000万人、国内で4500万人を超えている。(産経アプリスタ)
 産経新聞 4月17日(水)17時27分

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「無料」といえば聞こえがいいが、この規模のものになったらこれぐらいの負担は広告宣伝費と考えれば大したものではないな。

 そもそも「LINE」はNHKが(なぜか)韓国に作った子会社がやっているものなのだから、日本の政治を「広告」に使うというのがもういろいろな意味で本末転倒。
 今日成立した「ネット選挙解禁」ではメール利用が制限されているからこのような「商機」に首を突っ込んでくるところも出てくるわけで。ならば総務省が、例えばこのアメブロがやっているような専用サーバーを用意して、選挙運動をしたい候補を登録、その中で政治主張をさせるようにすれば、「成りすまし」も防げるし資金力による格差も無くすことができるのではないのか?

 そのための費用は、民主主義のコストとして認めるべきだ。


 本日の縁起物。

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 8cmで10gのマツタケ、初競りで2万円ナリ

偕楽園血圧日記-初松茸
(写真、読売新聞より。2万円で落札された「春マツタケ」(熊本県天草市の本渡青果市場で)=池田亮氏撮影)

 熊本県天草市本渡町の本渡青果市場で16日、全国でも最も早い出荷とみられるマツタケの初競りがあった。
 同市内の山中で採れた長さ約8センチ、重さ10グラムの1本が出され、2万円で落札された。
 天草地方では、春の温度や湿度が秋の気候に似ているため、例年4月頃に生え、6月頃までに10~20本が出荷される。昨年の初競りでは、2本(重さ計85グラム)が8万5000円で落札された。
 この日、競り落としたのは同市の青果店経営男性(72)。「小さいが、縁起物なので落とした。しばらく店に飾り、仲間と半分に分けて食べたい」と笑顔を見せていた。
 読売新聞 4月16日(火)18時31分

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 まだタケノコの旬も迎えていないというのに、もうマツタケ(笑)。

 しかし、この「天草地方では、春の温度や湿度が秋の気候に似ているため、例年4月頃に生え」というあたり、マツタケの人工栽培を目指している人たちには、いいヒントになるかもしれない。




自国の文化と歴史を大切にしないようなやつが偉ぶるな!

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 遺骨収容作業、加速の考え…首相が硫黄島訪問

偕楽園血圧日記-硫黄島での祈り
(写真、読売新聞より。遺骨収容現場で遺骨に手を合わせる安倍首相(前列左から2人目)。左は新藤総務相(14日、硫黄島で)=代表撮影)

 安倍首相は14日、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)を訪れ、政府主催の戦没者追悼式に出席したほか、自衛隊員による遺骨収容現場などを視察した。
 公明党の山口代表、自民党の高市政調会長らも参加した。
 首相は追悼式で、「尊い命を賭して祖国のために戦った英霊に思いをいたし、この国の平和と繁栄をしっかり築いていかねばならない」と述べ、不戦の誓いを 新たにした。遺骨収容現場を視察後、首相は記者団に「遺骨帰還事業を着実に進めていきたい。衛藤(晟一)首相補佐官を中心に、官邸がリーダシップをとって 各省庁をまとめていく」と述べ、作業を加速させる考えを強調した。
 硫黄島の自衛隊滑走路の下には多くの遺骨があるとされ、自民党内などには、滑走路を移設して調査すべきだとの声がある。政府は財源確保に向けて検討を進めている。
 現職首相の硫黄島訪問は2010年の菅首相以来。日米両軍が激しく争った同島では、日本側約2万1900人、米側約6800人が戦死した。旧日本兵約1万1800柱の遺骨が未確認となっている。
 読売新聞 4月14日(日)15時30分

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 この間の日曜日、安倍総理が硫黄島に行き、戦没者の追悼をしてきた。

 北朝鮮がミサイルを撃つぞと脅している中の行為で、マスコミが騒ぎそうではあるが、(2013/04/13の記事、だいたいの物事は、訓練通りにいったためしがない) で取り上げたように「今日、世界政治舞台の中心には金正恩同志が確固として立っている」と増長しているような相手には、こういう「おまえの都合など知らない」とやるのは非常に有効な手といえるだろう。
 ある種「賭け」でもあるが。

 硫黄島の遺骨については、何やらテレビで「俺が進言した」と得意がっている人間もいるようだが、このような国際情勢の中では「申し訳ないがわが国を守るための施設をまだもう少し下から支えていてほしい」と英霊に頭を下げておくことも、生きているものの方便ともいえるが、考えるべきだろう。「いつか平和を実現し、この軍事基地をなくします」という思いも込めて。


 しかしそれにしても、党代表がこれほど祖国のために命を落とした者たちのことを気にかけているというのに、

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 <日中関係>「靖国問題解決が必要」と自民・野田氏

 自民党の野田毅・日中協会会長は15日、東京都内で開いたアジア調査会(会長・栗山尚一元駐米大使)主催の講演会で「日中関係は靖国問題を残したまま明るい展望を描くのは難しい」と述べ、冷え込んだ日中関係改善には靖国問題の解決が必要だと訴えた。
 野田氏は日本が侵略戦争を認めたことが日中国交正常化の原点だとし、「中国から見れば日本の対応が当時と全然違う。靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)が決定的だった」と指摘。国交正常化後に行われた合祀を取り消すか、別の神社に移すことを提案し、自身が提唱した「主権回復の日」制定と「セットでやるしかない」と述べた。
 さらに「『右を持って右を制す』のが政治の常だ」と、保守派の支持が厚い安倍政権による解決に期待した。【吉永康朗】
 毎日新聞 4月15日(月)18時56分

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 相変わらずこんなことをいう人間がいるのだから、自民党もいつになったら「日本の政党」になれるのだか。

「靖国問題」などという問題など、この世に存在しない
 戦争で命を落とした人間に思いをはせ、平和をかみしめる神社参拝に対して、他国の宗教を理解も尊重もせず、それを言えば相手の頭をふんずけられると思っている国が騒ぎ、「薄っぺらな自尊心」にすがる民族がそれにお追従しているだけ。
 しかもその火をつけたのが、日本という国を貶すことで自分たちは「特別な高み」に立っていると思いこめる左巻きなのだ。

 中国がやたらと騒ぐ「A級戦犯」が靖国に祀られてから数年間、中共は何も言うことはなかった。
 が、中曽根総理(当時)が「公式参拝だ」といったことを朝日新聞などが「ご注進」とばかりに騒いだことで(最初は半信半疑ながら)日本を攻撃したところ、思いもかけず中曽根氏が折れた。それで「これは使える」と味を占めたという、それだけのことである。

「A級戦犯がどうのこうの」というのは、後づけのいちゃもんでしかない
 ここでさらに相手の言い分を呑めというのは、自分たちの歴史を否定し、国を無くす愚行である。

 中国では、

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 どうぞ思い切り…食堂店主、便所を「靖国神社」化で賛否=中国

 中国メディア・中国新聞社は10日、安徽省合肥市の食堂店主が、「愛国心」から店のトイレに「靖国神社」と命名したことがネット上で話題となったことを報じ、店主のコメントや専門家らの意見を紹介した。
 記事は、あるネットユーザーがネット先日掲示板上に「食堂内の便所の名前が『靖国神社』だった。ちょっと考えたが入って用を足した。燃えたぎる怒りを持って、この『靖国神社』を侮辱してやったぜ」と書き込んだことが、ほかのユーザーの関心を集めて賛否両論出たことを伝えた。
 そのうえで、現地メディアの記者が10日に現場取材した様子を紹介。書き込みどおり、食堂のトイレには「靖国神社」と書かれており、「私が命名した」という店主が「昨年の釣魚島(尖閣諸島の中国名称)問題で非常に憤り、愛国心を示すためにやった」と動機を語ったことを伝えた。店主によると、「改名」後多くの客が賛同するとともに、記念撮影をして帰ったという。
 記事は「愛国心」旺盛な店主の行為に対して、同省社会科学院研究院の社会学者、王開玉氏が「気持ちは分かるが、このやり方で愛国心を示すのは適切とは言えない」とコメントしたことを併せて紹介した。(編集担当:柳川俊之)
 サーチナ 4月11日(木)12時44分

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 こんなことをして喜んでいる低俗な店も出ているというが、この「汚物などで汚すことで相手を罵る」というのは支那大陸に面々と伝わる文化である。
 彼の国で彼らが「祀る」廟の前には、そこに祀られる人物に敵対した人間が跪いたり頭を垂れている像があり、廟に参る人はそれに唾を吐きかけたりして罵ることを「よし」とする。
 そういう文化をもっている相手に自分たちの信仰を合わせようというなど、自分の国を冒涜すること甚だしい

 これは「右」だの「左」だのといったイデオロギーの絡む話ですらない。「自分の国を大切に思う」か「自分の国を貶して喜ぶ」かで分かれるものなのだ。
 国権の最高機関とされる国会の中に、「自分の国を貶して喜ぶ」人間がかなりの数がいるというのは、どこまで異常なことであろうか。


 本日の「謎の女」。

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 バイク王、峰不二子等身大フィギュア付カスタムハーレーが当たるキャンペーンを実施

偕楽園血圧日記-ハーレーと峰不二子
(写真、レスポンスより。峰不二子等身大フィギアと峰不二子オリジナルカスタムバイク)

 バイク王&カンパニーは、バイク買取専門店「バイク王」のメインキャラクターとして「ルパン三世」を起用、4月12日より新CMの放送を開始すると発表した。
 新キャラクター決定にともない、4月12日から6月16日の期間中に、無料出張買取を申し込んだ人、または店舗持ち込みにて売却した人の中から抽選で、峰不二子等身大フィギュアと峰不二子オリジナルカスタムバイク(ハーレー FLHT 2008年式・中古)などが当たるキャンペーンを実施する。
 なお、キャンペーン賞品の峰不二子等身大フィギュアと峰不二子オリジナルカスタムバイクは4月18日、新宿駅東口の新宿ステーションスクエアにて公開展示される。
《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》
 レスポンス 4月10日(水)17時54分

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 ハーレーFLHTですら結構大きくて普通の家には邪魔なんだが、人一人分さらに付いてくるとなると、これは保管が大変だろうなぁ。

 既婚者に当たったら、それはそれでまた家庭問題が起こりそうだし(笑)。



ちゃんと安定翼はあるんだ(笑)

 先日行った時には回れなかったのだが、大洗でやっている「ガールズパンツァー スタンプラリー」のチェックポイントの中には、茨城県信用金庫大洗支店が入っている。
 当然銀行なので平日でも午後三時に閉まる上、土日は休みになるわけだが……それでは観光客にはとても行けたものではないわけで。いったいどこにスタンプが置いてあるのだろう?
 入口前の屋外では天候によっては汚れたりもするし、時間外でも開いているだろうATMコーナーの中では、ちょっと用心が悪いだろうし……。


 さて、日曜は大洗に行っていたためリアル視聴できなかった、「宇宙戦艦ヤマト2199」の第二話を見た。
 旧作の二話と三話を合わせて再構成した話になっていたが、おかげでずいぶん展開に「無理」があったのが残念なところだ。劇場公開の都合もあったのだろうが、時間の配分をもう少し何とかすべきだった。

 旧作で見ていた時に「これはどうだろう」と思った「ヤマト乗り組みのために乗員全員大行進」をすっぱり削ったのはいいことだろう。あの行進は大東亜戦争時の学徒動員イメージがあって入れられたものだろうし、本来着任というのはあんなふうにするのではなく、辞令を受けた乗員が三々五々集まってきて、副長に申告、部署についていくものだから。(それまで艦船の運航・整備は建造した工廠や会社の人間の手によってなされる)
 おかげで乗組員たちと残る家族の話がより自然に描かれたのもいいところ。

 が、そうやって着任したばかりの第一艦橋クルーが、何の躊躇もなく、いきなり真田副長(今度は「艦長代理」などという変な役職は作られず、ちゃんと副長が設定されている)にいわれて持ち場に着き、機器を操作し出すのはおかしい。しかも主要クルーの年齢の若さに「本来の第一選抜メンバーが戦死したから」という理由をつけているのである。
 ここは古代と加藤が格納庫で火花を散らす場面や、古代が艦長室に押し掛ける場面などは第三話以降に回して、ブリッジにはいってきたクルーの「戸惑い」のような姿を少し挟んでおくべきではなかったか。
 古代と島は残骸のようなヤマトを見て「なんでこんなものを」といっていたのだから、「訓練を受けていた」とはいえ、それがどう全体の中に位置づけられているのかすら分かっていなかったわけで、そのあたりが彼らの中で「はめ込まれ」る様子を描かなければ。

 彼らが第三艦橋前に来た時、抜錨が前倒しになったことで艦載機の搭載でごたごたしている様子が描写されていたが、そのあたりの「あたふた感」の描き方も足りない。(この積み込みをやっているヤマトの艦底レベルの深さは汚染区域のはずだが?)
 なにより旧作にあった「大和」の菊水作戦のくだりがすっぱり切られていたことと、「ヤマト」発進準備で不安定になるシェルター社会に起きている暴動などがさらりと、本当にさらりとしか言及されなかったために、全体として悲壮感というものがものすごく「軽く」なってしまっている
 このあたりは「戦争の空気」を知らない人間の限界なのかもしれない。

 菊水作戦のくだりは、このまま発進していくだろう三話にでも入れられるのだろうか?
 作中でもいまだ恒星間航行をしたことがない人類にとって三十万光年を越える旅がどれほど無謀でどれほど不安に満ちたものであるかがもっと画面が伝わってくるようにしないと、コマーシャルでやっている古代の「必ず返ってくるぞー」の叫びも、死ぬことを覚悟した沖田艦長の覚悟も、「軽く」なってしまうだけだ。


 それにしても、宇宙の戦いでは地球側がまったく歯の立たないガミラスの兵器レベルも、大気圏内の機動兵器では「実体弾」で普通に戦えるのだな。
 最初に強襲空母を撃ち落とした砲撃も、普段使っているショックカノンとは違ったようだし(波動エンジン作動前だから使えなかったとか?)。
 ガミラスが航宙用エンジンにどういう原理を使っているかはいまだ描かれていないが、このあたりが波動テクノロジーの優越性を描くもので、それが最終話近くにガミラス星での戦いやデスラー艦との戦いへの伏線になっているのならば、面白いのだがなぁ。




「分かりやすく」は文章の大原則

 昨日ほどではないが、今日も時折思い出したように強い風が吹くのでなかなか難儀だったな。


 さて、ヤフージャパンのニュースページに配信している出版社系のニュースの中に、ちょっと興味をひかれるものがあった。

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 読まずに「同意します」でトラブル多発 時代遅れの約款に法務省がテコ入れか

 モノを買う、ウェブサイトでダウンロードを試みる、または乗り物やスリルあるアトラクションを利用する際など、イエスかノーかと意思表示を求められる「約款」がある。この約款、記載されている内容は重要だが、その文章は長文で、しかも難解な単語や言い回しが延々と続く
 そのため、ほとんどの人が最後まで読まず、理解も十分とは言いがたい状態ながらとりあえず同意をしてしまう。こうした背景から、約款をめぐるトラブルの発生は少なくない。
 そんな約款が変わろうとしている。ただし、まだ試案の段階にとどまるが。
 今年2月に、法務大臣の諮問機関である法制審議会の民法部会が、民法の債権関連規定改正についての中間試案をまとめた。そこであらためてクローズアップされたのが約款だ。
 そもそも約款とは、企業が消費者に提示する契約の条件が記載された文章だ。ところが、この約款にかかわる部分は1896年の制定以来一度も全体的な検証がされておらず、現在まで約120年が経過している。つまり、“時代遅れ”となってしまっているようだ。
 しかも、現状の民法には約款についての明確な定義やルールもない。仮に企業側が消費者にとって一方的に不利になるような内容を盛り込んだ約款を作成しても、変更について企業側との交渉は事実上不可能なのである。
 そこで今回の試案では、約款の定義について「多数の相手方との契約締結を予定し、あらかじめ準備した契約条項の総体」と明文化する。また、約款の有効性ついては、2つの前提条件が加えられた。ひとつは「契約当事者が、約款の使用について合意している」こと。もうひとつとは「契約当事者が、契約締結前に約款の内容について把握して理解する機会を確保していること」だ。さらに、消費者に過大な不利益を及ぼす不当な条項は無効とした。
 すでに経済界からは、この試案では契約に関するコストが上昇するなど、反発もあがっているようだ。法務省では今月より、意見公募を実施して試案のブラッシュアップをはかり、早ければ2015年の通常国会で民法改正案の提出を予定している。
 約款については、その内容もさることながら、細かい文字の羅列などデザインも読みにくいことが多い。読みやすく理解しやすい約款が増えていくよう、今後の取り組みに期待したい。
(サイトウ イサム 、 阪神 裕平)
 MONEYzine 4月14日(日)14時0分

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 いつもながら、新聞一紙だけ取っていては分からないこういう話が目に触れるのがネットのいいところ。

 そういう特性を生かせず、ヤフー配信の時事通信の記事にコメントをつけられるようなネット環境をもちながら同じサイトで配信されている記事には目も通さず「嘘」「大げさ」「紛らわしい」を前面に出して罵りコメント書きに精を出しているような人間もずいぶんいるようだが、まあそんな馬鹿のことは無視する(にはあまりに社会的雑音が大き過ぎるのがまたネットの持つ問題なのだが)として……この約款の話、単に法務省内部の検討というだけではなく、ぜひ現実に影響するところまで話を進めてもらいたいものだ。
(そういえば、「法律用語をわかりやすく変えよう」という話はどうなっているのだろうなぁ。「法律が分かりやすくなってしまうと俺たちの存在意義が」と抵抗しているような人間は……いないだろうな?)

 この約款、紙で表示してあるものならば「じっくり読んで」とできるからまだいい。
 記事でも触れられているが、今増えているパソコンのアプリなどの使用同意書やネット通販、果ては懸賞応募といったものなどでは、小さな窓でスクロールさせて読まなければならないところが多く、全体的な把握が非常にしづらいものになっているということを、この審議会の役員たちには忘れないようにしてもらいたいものだ。

「自分の意思でめくって読む場所を決める。ページジャンプも自分のペースでできる」紙と違って、スクロール速度からなにからいちいち機械にコントロールされるものとでは理解の方式が違うし、おかげで人間には内容がつかみにくい。
 長年ブログを書いていると分かるのだが、本の書き方とパソコン画面に表示される文では、違った構成にする必要があるのだ。
 約款のあり方を考える時にはそういうところまで視野に入れた議論をしなくては、これからの時代に合わず、改定議論を始めた時からもう「時代遅れ」のものになってしまだろう。


 話は変わるが、「説明」といえば、今回総理大臣として再登板した安倍氏は、この「説明」というところで前回と大きくその姿勢を変えている。
 前回は、当時も書いたようにその生真面目な性格が災いして、政策を語る時に何から何まで自分で説明しようとし、「保険の契約書の裏に小さな字で書かれている」ようなことまで細々と自分の口から語ろうとしていた。おかげで有権者の方から「あんたの話は細かくて退屈」といわれ、また新聞などからは細かな表現を歪曲されての揚げ足取りをされまくるようになってしまい、そこにつけ込んでの「大声で騒いで相手を圧倒する」作戦を取られ、支持を落としてしまった。
 だが今回は、政策の細かな話は基本としてせず、「アベノミクス」などもマスコミの方が自分から攻撃材料をまとめなくてはならないように仕向け、総理の側は「あんたたちのいうことは変」といっておけばいいだけにしてあるので、対応が楽になっている。

 この対応のやり方も前回の失敗から学んだというのならば、安倍氏はずいぶん「進化した」といえるのだが……、

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 消費税「転嫁拒否取り締まる」…特措法案で首相

 中小企業が消費税増税分を商品価格に適切に上乗せできるようにする消費税転嫁対策の特別措置法案が12日、衆院本会議で審議入りした。
 安倍首相は「事業者が転嫁しやすい環境の整備は重要な課題だ。より迅速に転嫁拒否行為を取り締まる仕組みなど、実効性のある強力な転嫁対策を実施していく」と述べ、早期成立に向け各党に協力を求めた。
 法案は、2014年4月の消費税率引き上げで、大企業より立場の弱い中小企業が消費税増税で不利な扱いを受けないようにするのが狙いだ。
 具体的には、中小企業が増税分をそろって値上げする「転嫁カルテル」を例外的に認めた。大手スーパーなどから増税分の上乗せを拒否されることがないように「消費税還元セール」をはじめ、消費税を価格に転嫁していないかのような安売りなどを禁止した。
 読売新聞 4月12日(金)19時17分

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 これはもうちょっと、説明が必要だなぁ。

 記事にもあるように、この議論の目的は「大企業より立場の弱い中小企業が消費税増税で不利な扱いを受けないようにするのが狙い」なのだが、言い方では単に国が企業の「セールの内容」に介入するかのように喧伝されてしまうだけ。
 この話に関しては小売業界の方から「(きちんと転嫁されずに下請けいじめをするようなことを言うなんて)そんなにわれわれを信用していないのか」というものもいるが、実際にそういうことが慣習的に行われていたからこんな議論が出てきたわけで、それを防ごうというのならば、そもそも消費税導入の際に「事務が煩雑」などといって回避したインボイス制度の導入をまず一番に考えるべきだろう。決して「消費税は納めるべきもので『還元』されてはいけない」という文言論に陥るのではなく。

 竹下内閣が消費税を言い出した時に比べて、今ではずいぶん経理の世界にコンピュータが入り込むようになっている。
 個人の方でも、政府は「マイナンバー制度」を導入して税の把握をしようとしているのだ。商取り引きの世界にインボイスの制度を導入するのは、決して「眉根を寄せて唸るほど難解」なことではない。そもそも、今でも商取り引きは帳簿をつけて申告する必要があるのだし。

 インボイスの不採用は「不満を持つ個人商店主などをごまかす」という思惑で当時の自民党が取ったもので、「年間売り上げによる消費税免税」と表裏一体のものであるから、この免税店の廃止と同時に考えていくべきこと。
「弱い者いじめ」の商習慣に切り込むことも大切だが、一方で政府として「税金を納めるという意義」について、それが価格に上乗せされることを消費者が変にとらえたりしないようにしていかなくてはならない。
 そのためにも、「還元セール」に文句をつける前に、政府はまず「内税方式」を改めなければ。

 税金が「見えない」ままでは、説明もなにもあったものではない。


 本日の脅迫。

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 「黒子のバスケ」イベント中止=会場に脅迫状―静岡

 人気漫画「黒子のバスケ」の関連イベントが行われる予定だった静岡市内の会場などに参加者へ危害を加えるとする内容の脅迫状が届き、イベントが中止されていたことが15日までに分かった。会場側は静岡県警静岡南署に通報。同署は威力業務妨害容疑で捜査している。
 会場のツインメッセ静岡によると、イベントは今月21日に開催される予定だったが、10日にツインメッセ静岡やその周辺施設に十数通の脅迫状が郵送で届いた。イベント自体の中止を求めてはいないものの、参加、不参加に関係なく危害を加えるとの内容で、会場側の要請で主催者側が中止を決めた。
 時事通信 4月15日(月)11時25分

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 まだ続いていたのか「黒子イベント」への脅迫。

 実際のところ初めの犯人の他にも便乗している模倣犯も結構いるのではないかとも思うが、もうここまできたら、イベントそのものをおとりにしての犯人おびき出しを考えるべきではないだろうか。

「危険なことに一般人をまきこまない」という警察当局の考えも分かるが、こういった犯罪を抑止するためには、「テロリストとは話し合わない」という政府の姿勢をこのレベルまで落とし込んで来なければ、歯止めもかけられない。


聖地巡礼(笑)

 今日は天気がよかったのでひとっぱしり。

偕楽園血圧日記-大洗駅

 大洗にやってきたのだが、いやはや風が強くて遮蔽物の無い(いいいい方をすれば田園風景の広がる)常澄を抜ける道は辛かった(苦笑)。

 5/6までは、「ガールズ・パンツァースタンプラリー」をやっているおかげか、放送が終わって一カ月近くたつ今でもまだ同地ではファンらしき人の姿も結構見かけた。ありがたいことである。

 今度の土日にはアウトレットモールにあるまいわい市場で「春祭り」が行われ、21日にはあの「くまもん」がやってくるという。
「くまもん」といえば日本で一番人気のあるゆるキャラで、熊本出身。熊本出身といえば西住殿もということで、「大洗を元気にしたい!」という熊本の人の意気込みを感じて「熊本感謝祭」にしたいといつものトンカツ屋の社長もおっしゃっているので、来週はもっと人が集まってくれるといいなぁ。

 大洗のシンボル、

偕楽園血圧日記-マリンタワー

 マリンタワーでは、

偕楽園血圧日記-あんこうチーム

 あんこうチームのみんなが待ってくれているし、商店街では、「大洗女子高優勝記念セール」もあるぞ→http://magarimatu.web.fc2.com/100en.html

 いやあそれにしても、大洗港にはちょうど、


偕楽園血圧日記-大洗フェリー

 北海道行きのフェリーが停泊していたのだが、これが近くで見ると、

偕楽園血圧日記-さんふらわあ さっぽろ

 その辺のビルよりよほど大きい! 停まっていると大洗でも有数の大きさを持つ建造物になる(笑)。
 これで全長 200メートルほどの船なのだから、大洗女子のある学園艦はどれだけ大きいのだろう。


 ところで、まだ頑張ってくれている桜もある、

偕楽園血圧日記-磯前神社

 スタンプラリーのチェックポイントである大洗磯前神社には、ファンの方が奉納してくれた「痛絵馬」がたくさんあるのだが、「ガールズ・パンツァー」で二次大戦の戦車に興味を持ってくれた方には、同社の境内にある、

偕楽園血圧日記-忠魂碑

 この軽巡那珂の沈没慰霊忠魂碑にも足を延ばしていただきたい。

 海軍艦艇のことも知ってもらえれば、「ガールズパンツァーは右翼」と騒いでいる国の尻馬に乗りそうな勢力に負けない「歴史知識」をもつことにもなるし。


 おまけ。

 今日のお土産。

偕楽園血圧日記-ピンズ

 イベントで手に入れ損ねた方、大洗アウトレットモール内の「まいわい市場」ではまだこのピンズも買えますよ。

 ちなみに、蝶野亜美のお酒「撃破率一二〇%」は水戸駅ビルエクセルでも購入できます。電車で来られる方も安心だ(笑)。