一般的な副作用は次の項目のようです(目安)。

抗癌剤の副作用は、抗癌剤の種類により違います。また、個人差があるので、出る症状も有るものと無いものもありますし、強弱もまちまちです。

 

(治療当日)

アレルギー反応・アナフィラキシー・血圧低下・頻脈・不整脈・めまい・発熱・血管痛・耳下腺痛・悪心・嘔吐(急性)など。

 

(2~3日)

全身倦怠感・食欲不振・悪心・嘔吐(遅発性)など。

 

(7~14日)

口内炎・下痢・食欲不振・胃部重感など。

 

(14~28日)

臓器障害(骨髄、心、肝など)・膀胱炎・皮膚の角化・肥厚・色素沈着・脱毛・神経障害・免疫不全など。

 

(2~6月)

肺線維症・うっ血性心不全など。

 

(5~6年)

2次発がん

 

[悪心・嘔吐を起こしやすい抗がん剤]

メトトレキサート(メソトレキセート)

ドキソルビシン(アドリアシン)

シタラビン(キロサイド)

シスプラチン(ランダ、ブリプラチンなど)

エピルビシン(ファルモルビシン)

カルボプラチン(パラプラチン)

シクロホスファミド(エンドキサン)

イダルビシン(イダマイシン)

イホスファミド(イホマイド)

ダカルバジン(ダカルバジン)

ダウノルビシン(ダウノマイシン)

プロカルバジン(プロカルバジン

 

 

[下痢を起こしやすい抗がん剤]

塩酸イリノテカン(カンプト、トポテシンなど)

ドキソルビシン(アドリアシンなど)

メトトレキサート(メソトレキセート)

フルオロウラシル(5-FU)

エトポシド(ラステット、ベプシド)

シタラビン(キロサイド、サイトサールなど)

ダクチノマイシン(コスメゲン)

 

[末梢神経障害を起こしやすい抗がん剤]

<大線維神経障害>

プラチナ系抗がん剤(ランダ、ブリプラチンなど)

 

<小線維神経障害>

ビンカアルカロイド(オンコビン、ナベルビンなど)サリドマイド

 

<感覚・運動多発神経障害>

タキサン系抗がん剤(タキソール、タキソテール)

 

<両側性感覚・運動多発神経障害>

シタラビン(キロサイド、サイトサールなど)

 

<一過性異常感覚>

インターフェロン(スミフェロン、オーガンマなど)

 

<感覚障害優位の多発神経炎>

亜ヒ酸

 

<感覚多発神経障害>

ボルテゾミブ(ベルケイド)

 


 

代表的なものは、だいたいこんな感じらしい。