(戦史:エルロフト大会) | 暗がりの中、ひとり祝杯を。

(戦史:エルロフト大会)

昨日のエルロ大会より、私紫苑 兼光は、ダイジェスターとしての道を同時に歩む事となりました。至らぬ所は多数見受けられるとは思いますが、通常の日記同様、ご愛顧宜しくお願い致します。


さて、本日より新テーマ「QMA大会ダイジェスト」が始まります…といっても、ダイジェスターとして参加するのは、恐らく「代打要員」くらいのノリになるかもしれませんが、皆様がよりよく大会を楽しんで頂ける材料になれば幸いであります。


以下、10/8 18:00より開催されたエルロフト大会のダイジェストを紹介させていただきます。



2006.10.8

エルロフト大会戦史


総参加者:41名

全試合数:24

追加ルール:対戦前、プレイヤーは1人につき1つの形式を選択する。選択された形式は、その試合の間は使用不可能となる。

補足:段位、選択した封印形式は、一部データの記録が間に合わなかった為、すべて省略。記述順は「席順/CN/使用武器/総得点/着順・通過可否」。



・1回戦、全11試合(41→30)


第1試合

1:ふじやん 学問R4 355.16 1位○

2:しおん スポR1 216.09 4位

3:グリフィス 芸能R3 265.85 3位○

4:とよひろ スポR2 302.08 2位○


序盤からふじやんが終始一貫して安定した解答を見せた中、しおん、グリフィス、とよひろの3名で残りの2枠を争う形となった。とよひろが僅かにリードしていた試合展開だが、その均衡を崩したのはグリフィスが選択した芸能ランダム3。ここでしおんが痛恨の3ミス、とよひろ選択のスポーツランダム2は易問続きで、その差を挽回する事はできなかった。

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第2試合

1:ともぞー 芸能タイ 211.44 2位○

2:ハースニール スポ連想 172.28 4位

3:Z アニR4 237.41 1位○

4:ヴィオラート 芸能エフ 209.65 3位○


まずはハースニール選択のスポーツ連想でZが一時崩れるものの、彼自身が選択したアニゲランダム4で逆襲を開始、ここから試合そのものが大きな波乱に満ちる。流れを決定付けたのは、ヴィオラート選択の芸能エフェクトであったが、終始慎重かつコンスタントな解答を見せたともぞーだけはどこ吹く風か。波乱を創り出したZ、ヴィオラートに加え、波乱に巻き込まれなかったともぞーの通過で戦いの幕を閉じた。

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第3試合

1:ニーナ 学問エフ 266.87 3位○

2:TT スポR2 274.42 2位○

3:しはす 芸能R1 238.75 4位

4:りょうすい 学問エフ 309.26 1位○


ニーナ選択の学問エフェクトで、武器を同じくするりょうすいと共に幸先のいいスタートを切ったはずだが、TT選択のスポーツランダム2が急所に刺さったか、ニーナ、しはすの両名が大きく後退。単独正解の見せ場を作り、追撃を試みたしはすだが、不運にもりょうすいの選択が学問エフェクト。同一武器選択の相乗効果の前に涙を飲む結果となった。


余談だが、「放出」の読みは全員即答。ビバご当地問題。

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第4試合

1:ジャポニカ 芸能連想 324.29 2位○

2:ナイトメア 雑学エフ 287.20 3位○

3:アエラータ 学問エフ 340.80 1位○

4:ビウプラーナ 雑学キュ 286.49 4位


即断即決の6連撃でジャポニカが芸能連想にて、今大会唯一の満点を奪取し、観客を大きく魅了。その後、アエラータと共に安定した解答を見せた一方、アエラータ出題の学問エフェクトでビウプラーナが大ダメージを負うものの、難問が炸裂した雑学キューブでナイトメアを引きずり込む。最終問題、ナイトメアが痛恨のタイプミスを犯したが僅差で逃げ切るという、非常にハイレベル試合展開だった。

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第5試合

1:HNO3 雑学タイ 285.76 2位○

2:きみたま ノン並べ 294.17 1位○

3:ヘミソフィア アニタイ 220.36 3位○

4:HTUしあ 雑学タイ 159.00 4位


まずはHNO3出題の雑学タイピングでHTUしあ、ヘミソフィアの両名に差をつけ、序盤から試合の流れをきみたまと共に制圧。その流れを固めたのが、ヘミソフィア出題のアニゲタイピング。強烈な難問が続く中、ヘミソフィア、HNO3、きみたまは平然と全問正解を重ねる。ここで気持ちの線が切れてしまったのか、HTUしあ選択の雑学タイピングで本来の力が発揮できず、敢え無く撃沈した。

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第6試合

1:タクト アニR4 305.54 2位○

2:ピクルスゥ 芸能R1 304.30 3位○

3:ひろっぺ 学問R3 283.18 4位

4:ASTRAY アニR3 334.33 1位○


タクト選択のアニゲランダム4で、タクト、ひろっぺ両名が多少痛手を負ってからは、「一手違えば道を踏み外す」と言っても過言ではないほど静かな試合展開に。ピクルスゥが試合を通して2つのミスタッチによる誤答を、ひろっぺが芸能ランダム1、学問ランダム3を12問連続正解でジワジワと追撃。しかし、ASTRAY選択のアニゲランダム3でピクルスゥのみならず、ひろっぺもミスを犯し、惜しくも流れに乗れず敗退。

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第7試合

1:FLORES 学問タイ 122.49 4位

2:ナレス アニタイ 210.74 1位○

3:フレア 学問R3 170.22 3位○

4:ヨシノ 芸能R3 173.68 2位○


今大会屈指の難問出題率の前に、試合の流れは大きく混乱、FLORESが選択した学問タイピングでヨシノがその餌食となる。さらに、ナレス選択のアニゲタイピングで難問が連発、先の展開で食べる側に回ったはずのFLORESを含め、フレア、ヨシノと共にナレスがまとめて丸呑みに。しかし、他の3名が問題のミスリードを犯す中、残り12問でヨシノが息を吹き返し、解答速度も味方につけたナレス、フレア、ヨシノの3名がこの試合を制した。

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第8試合

1:マナツ スポR4 158.30 3位○

2:NOBU 芸能タイ 360.98 1位○

3:ライツ アニR3 121.32 4位

4:パッフェル スポR1 250.75 2位○


NOBUが選択した芸能タイピングで難問が連発、マナツ、ライツ、パッフェルを突き放し、ここで試合が大きく決定付けられた。その後はライツ選択のアニゲランダム3でパッフェルが、パッフェル出題のスポーツランダム1でマナツがリカバーに成功。不運にも、自身が選択した出題方法にも裏切られたライツは、ここで痛恨の敗退。

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第9試合

1:がんでん スポR4 338.17 1位○

2:ギガ 雑学タイ 239.42 3位

3:クロード アニタイ 313.92 2位○

4:ナタリー(COM) アニ連想 100.9 4位


正解率の低い問題も出たものの、序盤12問においては大きく試合が動く事はなかったが、クロード出題のアニゲタイピングから流れが変わった。難問続きの流れに耐えかねて、ここでギガが3問不正解の痛手を負う。空気を読んだか読まなかったか、ナタリーもアニゲ連想を選択、ギガがアニゲにとことん泣かされた一方、がんでんとクロードは貫禄の勝利を得る。

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第10試合

1:オルフェママ 芸能R2 222.59 3位

2:ひおてぃー スポエフ 297.03 1位○

3:B-ジロ 雑学キュ 241.91 2位○

4:ディアナ(COM) 学問連想 4位


スタート直後からオルフェママ選択の芸能ランダム2で全員満遍なくダメージを受けた流れを、スポーツエフェクトで出た「萌え問」が味方してか、その後はひおてぃーが頭ひとつ抜き出る。後半、オルフェママは堅実な解答を重ね再起を図るのに感化されたか、またもやディアナが嵐を呼んだ。学問連想でB-ジロが調子を崩し、あわや逆転かと思われたが、B-ジロが速度差の積み重ねに救われ、B-ジロはひおてぃーと2回戦への切符を得る。

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第11試合

1:アーニャ アニR4 273.34 1位○

2:エレアリス 芸能四字 242.18 2位○

3:しゃろーん 学問多答 180.00 4位

4:マリー アニ四択 188.19 3位


アーニャ選択のアニゲランダム4、エレアリス選択の芸能四文字で、しゃろーんは流れを抑える事ができずにいた。しかし、ここで誰にも封印されなかった形式「一問多答」がついに炸裂!自身は果敢に満点を狙いにいく速攻の一方、それまでの仕返しとばかりに一転、しゃろーんはアーニャ、エレアリスに対する復讐劇の主演男優と化す。しかし、結局はマリーに流れを戻されてしまい、残念ながら12時の鐘が鳴った後の続きを演じる場所が与えられる事はなかった。

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・2回戦、全8試合(30→16)


第1試合

1:クロード アニタイ 250.09 3位

2:ふじやん 学問R4 255.19 2位○

3:ナイトメア 雑学R4 196.86 4位

4:エレアリス スポエフ 257.97 1位○


今大会ではアニゲタイピングで刺さる確率が高いのか、やはりここでも序盤からクロードの猛攻が炸裂、ふじやん選択の学問ランダム4の難問に苦しみながらも、ふじやん、ナイトメア、エレアリスの3名は再起を図る。そして、機は熟したとばかりにナイトメア選択の雑学ランダム4でクロードを追撃、後半12問を手堅く抑える事に成功したエレアリス、ふじやんが逆転勝利。ナイトメアは後半に敢闘したものの、前半に受けたダメージがあまりにも惜しい。

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第2試合

1:がんでん スポR4 340.04 1位○

2:Z アニR4 285.70 4位

3:りょうすい 学問エフ 336.25 2位○

4:B-ジロ 雑学キュ 320.83 3位


がんでん、Z、りょうすい、B-ジロの4名とも自分自身が選んだ出題方法は全問正解を確保し、その上で相手のフィールドへ攻め込むという、極めてアグレッシブな試合展開を魅せてくれた。さらに、易問が連発するということもなく、勝負は正解率の低い問題をどれだけ味方にできるかに終始し、その緻密な試合を制したのががんでん、りょうすいの2名。Z、B-ジロは惜しくも敗れる結果に終わったが、最後まで大きく崩れる事無く戦い抜いた事は間違いない。

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第3試合

1:ジャポニカ 芸能連想 316.51 2位○

2:NOBU 学問タイ 355.78 1位○

3:アーニャ アニR4 289.53 3位

4:マナツ スポR4 164.52 4位


まずはジャポニカから静かな流れで動き出した試合だが、NOBU選択の学問タイピングが「そんな退屈な試合展開は望まぬ」とばかりの難問オンパレード、マナツとアーニャがその煽りに直撃を受ける。ジャポニカが学問タイピングの分岐読み違えから、アーニャ出題のアニゲランダム4で調子を崩すものの、マナツ選択のスポーツランダム4最終問題の四文字で、アーニャがまさかの「ハライタ」解答。これがダメ押しになり、NOBUとジャポニカがワンツーフィニッシュを決める。


しかし、マナツがアーニャに毒を盛ったとか、アーニャがトイレへ駆け込んだというウワサ、目撃情報の類は一切耳にしていない。

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第4試合

1:HNO3 雑学エフ 258.81 3位

2:ヘミソフィア アニR5 276.48 2位○

3:ひおてぃー アニR4 251.49 4位

4:きみたま ノン並べ 348.53 1位○


きみたまが試合を通じて独走状態の中、2位通過枠の争いは熾烈なものとなっていた。この試合での決定打は、ヘミソフィア選択のアニゲランダム5と、ひおてぃー選択のアニゲランダム4。きみたま選択のノンジャンル並べ替えは、難問続きではあったものの4名ともコンスタントに解答を重ね、それまでの流れを変えるまでには至らず、アニゲ12問の流れを味方につけたヘミソフィアが2位通過枠を得る。

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第5試合

1:ピクルスゥ 芸能タイ 250.71 3位

2:TT 学問タイ 258.96 2位○

3:タクト アニR4 277.02 1位○

4:パッフェル スポR1 210.93 4位


ピクルスゥ選択の芸能タイピングから気が滅入ったか、その後のTTが選択した学問タイピングまで乱調が解けなかった。しかし、パッフェルの乱調が解けたかと思った矢先、今度はタクト選択のアニゲランダム4でピクルスゥが、何の前触れもなくミスを連発、最終的に僅差でTTに2位の座を明け渡す事となった。タイプミス、ミスリードを含め、危険はどこに潜んでいるのか全く予測もつかない展開だった。

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第6試合

1:ASTRAY アニタイ 269.58 1位○

2:ナレス アニタイ 242.19 2位○

3:フレア 学問タイ 214.61 4位

4:アエラータ 雑学連想 234.69 3位


ASTRAY、ナレス両名選択のアニゲタイピング12連発が炸裂し、フレア、アエラータはここで大打撃を受ける。その後、フレア選択の学問タイピングでやはりASTRAY、ナレスをこれまた仲良く射程に入れるが、アエラータ選択の雑学連想では差がつかずに終わった。試合直後にASTRAYとナレスが握手を交わした辺り、この試合ではお互いを利用しあったようにも見受けられた。

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第7試合

1:ヨシノ 芸能R3 216.64 3位○

2:ヴィオラート 芸能エフ 294.72 1位○

3:ニーナ 学問エフ 188.02 4位

4:ウィーグル(COM) 雑学順当 226.03 2位


ヨシノ選択の芸能ランダム3から、壮絶な泥仕合が展開されたが、ヴィオラート選択の芸能エフェクトで3名ともどうにかリカバーに成功する。しかし、この後が勝負の妙と言うか、ニーナ選択の学問エフェクトでヨシノが大打撃を受け、さらにはウィーグルの出題が雑学順番当てという、誰もが「COM空気読め!」と言いたくなるような展開になる。結局、ニーナは最後まで流れに翻弄され、ヨシノとヴィオラートがこの試合を通過。


ちなみにウィーグルのミス回数は5、最後の順番当てに関しては全部正解した。

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第8試合

1:とよひろ 雑学四字 333.98 1位○

2:ともぞー スポR2 186.58 3位

3:グリフィス アニR4 244.41 2位○

4:ヒルダ(COM) 雑学タイ 129.15 4位


初回からとよひろ選択の雑学四文字で、ともぞーに対して先制攻撃が加えられた。スポーツランダム2である程度しのぎ、ヒルダ選択の雑学タイピングでグリフィスに傷がついたものの、ともぞー自身にもその刃が突き立てられる結果に終わった。また、とよひろの安定したスコアと、グリフィスの冷静な解答への判断が大きく目立つ試合でもあった。

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・準決勝、全4試合(16→4)


第1試合

1:ジャポニカ 芸能連想 370.71 1位○

2:NOBU アニタイ 347.79 2位

3:TT 学問タイ 286.57 4位

4:タクト アニR4 293.80 3位


難問続きの中、4名とも安定した解答を見せたものの、TT、タクトの2名は、ジャポニカ、NOBUから徐々に離され、健闘するものの逆転が不可能な状況に追い込まれていった。いざ戦いが終わってスコアを参照すると、ジャポニカが1ミス、NOBUが2ミスにも関わらず、合計スコアが約23点開くという、驚くべき状況となっていた。お互いに勝るとも劣らないであろうジャポニカ、NOBUであるが、ジャポニカが決勝で戦う権利を得た。

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第2試合

1:グリフィス 芸能R3 251.02 4位

2:がんでん 学問R1 309.84 1位○

3:エレアリス 芸能四字 270.22 2位

4:とよひろ スポ順当 254.66 3位


前半12戦は、比較的落ち着いた戦いであったが、エレアリス選択の芸能四文字から状況は一転、これまで13連続正解によって勝利がチラつき始めたグリフィスが急転落。さらに、とよひろもスポーツ順番当てでまさかの自爆という、最後の最後で大波乱となった。なんとか耐え抜いたがんでんがこの戦いを制し、最後の戦地へ向かうこととなった。

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第3試合

1:ASTRAY アニR3 267.64 1位○

2:ナレス アニR5 173.14 3位

3:りょうすい 学問キュ 169.61 4位

4:ヘミソフィア アニR5 257.27 2位


ナレスはここで調子を崩したか、ASTRAY選択のアニゲランダム3からタイプミスを含めて不正解を連発、逆にASTRAYとヘミソフィアがこの環境で活力を得たか、両者はどんどん正解を重ねていく。結果としてASTRAYは速度差をも味方につけ、決勝戦進出を決めた。今回も組み合わせの妙と言うか、りょうすいはアニゲ18問で散々苦しみ、本来の力を発揮する事無く撃沈。

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*第4試合前に、誰もが予想しないハプニングが発生したものの、残りの2試合は継続されました。簡単に、詳細を省いてではありますが、念のため記載しておきます。


第4試合

1:きみたま ノン並べ 306.90 1位○

2:ふじやん 学問R4 236.02 3位

3:ヴィオラート 芸能エフ 301.84 2位

4:ヨシノ 芸能タイ 199.89 4位


試合展開そのものは比較的静かな流れであったが、ふじやん、ヴィオラートの両名は、各セットごとに少しずつ差を広げられる結果となった。決定打となったのは、ヴィオラート選択の芸能エフェクトで、安定した解答を見せていたはずだが、自分の選択分野において、まさかの2問不正解。最終的に、たった1問の差が致命傷に至り、きみたまが決勝戦へ向かう。

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決勝戦(4)


1:がんでん スポR4 271.75 2位

2:ASTRAY アニタイ 224.16 4位

3:ジャポニカ 芸能連想 274.40 1位

4:きみたま ノン並べ 269.90 3位


序盤12問では、なんとジャポニカ、がんでんの2名がまさかのタイプミス、難問を耐え抜いたきみたま、ASTRAYにリードを許す。しかし、2セット目から4セット目にまたがり12連続正解が炸裂して、ジャポニカは10問目解答終了の時点で最下位だったにもかかわらず、正解数トップのきみたまに迫り、最後までその流れを維持した。これまで堅実な正解をたたき出してきたきみたまだったが、最後の最後でジャポニカに単独正解を許し、わずかな速度差で、ジャポニカが今大会に華を添える結果に終わった。

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エルロフト大会のダイジェスト報告は以上です。長文にも関わらず、戦史をお読みいただき、誠にありがとうございました。