年末に書いた記事の続き。
去年の12月1日とても充実した時を過ごし心地良い疲れを感じている時、電話が鳴りかの超有名な広告代理店の電○さんから仕事の依頼が到来。マンツーマン英語レッスンで知られている「GABA」
（”ガバ”と読む）の新しい電車広告用にキャラクター人形を作りたいとのことであった。
そのキャラクターは欧米人講師をイメージしたものだという。 「まあ英会話学校だから講師は欧米人だなぁ…」等と感じつつ、詳しくｺﾝｾﾌﾟﾄを聞かせていただいた後「時間もありませんからとにかく
デザインを送ってください。」しばらくしてデザイン、服装、小物に至るまで詳しい資料がメールで
届いた。 デザインを見ると「頭デカ！」「耳すんごいデカ！」「体ちっちゃ！」が印象だった。 名前が「Mr.人の話を良く聞く人」おー だから耳がでかいのか… デザイナーの方に「本当にこれで良いんですね？」デザイナーさん「クライアントのコンセプトを強調するとこうなった。 だからこれで行きます！」 じゃ決定。(￣ー￣) 一瞬「服が間に合うかなぁ？」という不安が過るが「何とか頼み込めば。いつものことだし」ですぐに製作開始。 いつものように粘土彫刻→石膏型→FRP→磨き倒し→色々仕上げ(￣＊￣ ) となるが、今回の難関は特徴のメガネのフレーム作り、レンズの嵌め込み（昔のメガネ屋さんのように本当にフレームに合わせて慎重にレンズを削り、フレームにピッタリ合わせる。接着無し！）強烈に豊かな七三の髪の毛、小さい手､足の作成だったが何とか通過。 服もぎりぎり間に合った。今回は服の生地もスーツ用から時間を掛けて選んだのでピシッと仕上がった。 という事で撮影日の一日前に到着させることができた。1日の時間の余裕で撮影のシミュレーションも順調にできたとの連絡が入り一安心だった。 あとはプロの撮影にまかせれば魔法の様に素晴らしく映るはずだ。 フォトアルバム
を見ていただければお分かりになると思うが依頼された小物の中に「電卓」がある。これはリロイ君に無理を言って製作してもらったのだが人形の手のサイズに合わせるとなると市販のものではどうしても大きく一回りほど小さいものを作らざるを得なかった。 完成したものを見ると「本物か？」見間違える程できが良い。 正直驚いた。 彼の場合殆ど口を出さず好きに作ってもらう方が高品質の結果が得られるようだ。特にメカ物。（画像の大きい方が本物。）これからも変わらず大変かもしれないけれどヘルプしてください。でも少しだけ今までと違う展開が待っているかもしれないよ。これからは。(o^-')b
2月過ぎには東京近辺のJR、大阪では地下鉄、神戸の市営地下鉄等で広告を始める事になるとお聞きしていたのだがいきなり2月1日に知り合いからの情報もあり神戸市営地下鉄でポスターを発見。 その後阪急電車内での目撃談等も聞いている。 皆さんもしこのポスターに出会ったら「これかー」とご覧になってください。季節に合わせて第２弾もあるみたいですよ。 それには多分リロイ君作の「電卓」も登場することでしょう。
「GABA」に体験入学があったとしてこの講師が出てきたら、ちょっと引くかも。耳でかいし…
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