前田森林公園の藤まつり。行ったときには残念ながら花の盛りは過ぎていたようです。

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 さて、創業融資が増えています。少し前の記事ですが、日本政策金融公庫調べによると、道内の創業融資件数前年度比14%増。

 要因は、小口融資が増えたこと、と。

 従来より操業に要する初期投資はずっと少なくて済みます。

 私の周りで体感するものだけでも、

1.複合機…簡単なプリンタ、スキャナ、ファックス機能だけのものなら数万円で買えます。ただし用紙はA4まで。そこで…A3のプリントやスキャンは、コンビニの複合機を使います。ちょっと不便ですが、月何万円もリース料を払うことを考えれば…

2.事務所…打ち合わせスペースや来客用スペースは稼働しているでしょうか。

3.電話…小規模なオフィスなら家庭用電話でも。スマホを子機にできるタイプのものも。少し前までは何十万円もかけてビジネスフォンを導入していましたが…

4.PC…高機能化、低価格化はどんどん進んでいます。

5.レジ…タブレットをレジとして使える時代です。

6.会計…最近、記事を書きましたが、クラウド会計を利用すれば、事務所、自宅、出先(スマホ経由)業績を常にチェックできます。レジや請求書発行システムと組み合わせればリアルタイムで業績の把握が可能です。…しかも利用料金は月数百円から2000円程度。

 お金をかけずに創業可能な条件が着々と整っているのです。

  人件費の考え方もガラッと変わると思います。介護や飲食など、その時にその人数がいないとどうしょうもない、という業態を除き、個人事業主化して何社かの業務を並行してこなしていく形態が普通になっていくと思います。

  総務経理や営業職など…

 このトレンドは、いろいろなものを洗い流していきます。

 金融も、会計も、総務の仕事も、営業の管理も…


 創業が軽量で(あまりお金を借りずにできる)ということは失敗確率が下がることを意味します。

  間違いなく良いことです。

 人口減、高齢化に対処するカギは、IoTとFinTechにあるのだと思います。

 そしてこれが日本の人口減に対する答えなのかもしれません。日本は人口減をこれで埋めるけど、他国は人口が減らない分、失業が増えるのかもしれません。