私は、大阪府高槻市にある松本医院の漢方治療により難病のクローン病が治った。
非常に運が良かったと思う。
潰瘍性大腸炎(UC)およびクローン病は、漢方治療により完治する可能性がある。
ここで可能性と書いたのは、必ずしも漢方が有効とは限らないからである。
松本医師は、
「自分こそが世界で唯一、UCおよびクローン病を治療でき、かつどんな重症の患者でも必ず漢方で治してみせる」と豪語しているが、そんなことはあり得ない。
(もちろん患者の努力は前提としている(ストレスをためない等))
第一に、UCおよびクローンに効く漢方の調合を知っているのは松本医師だけではないし、
第二に、漢方が必ず効く訳ではないからだ。
ただ、どんな患者も治すと宣言することで、患者に安心感を与え治療実績を高める狙いはあるかもしれない。
私も、松本先生の
「あんたのクローン病、絶対に治してあげるから、安心しいやー」
「絶対に治るでー」
「世の中に治らん病気なんかないんやで」
という言葉にどれだけ救われたかしれない。
ところで、私はUCおよびクローン病を知らない方から
「治ってよかったね」という言葉を頂けるのであるが、
UC、クローン患者からは
「難病だから治る訳がない」
「治ることの定義がない」
という意見を頂戴することがある。
また再燃するかもしれないというのである。
なるほど再燃するかもしれないというのは、もっともらしくもきこえるが、
「難病だから治る訳がない」というのはそもそもの難病制度の趣旨を誤解しているし、
「治ることの定義がない」という意見に至っては、診断基準を作った研究班(渡辺班)に言ってくれといいたくなる。
では何故、松本医師は私を治ったと診断したのであろうか?
そして私は何故、先生の治ったという診断を受け入れたのか?
松本医師が私に診断を下した医学的根拠については、ここで簡単に述べるのは至難の業なので
次回に譲る。
次に私が診断を受け入れた理由であるが、それは松本先生の論文を読んで納得したからである。
先生の論文はかなり論理の飛躍があり、また論文としての体も成していなかったが(ネットで実物をみてもらえば私のいう意味が分かると思う)
それでも松本先生の診断を受け入れた。
それは、松本医師の論文にあるとおり、漢方を飲んでいく過程でアレルギー反応が起こり、
炎症反応CRPがなくなり、どんな食べ物でも食べられるようになったからである。
今までは、CRP数値は1.0以上はあったが、現在は0になった。
そして、2011年5月から食事制限をとりやめた。
現在は、マクドナルドも食べるし、揚げ物はほぼ毎日食べている。
脂質は多い時で1日に100グラムは超えていると思う。
クローン病時代、脂質は一日に30グラムに必ず抑えており、
マクドナルドや油物等一切食べなかったことからすると
隔世の感すらある。
このような食生活を一年以上続けても炎症が起こらず、また腹痛も起こらないという事実から
松本医師の「クローン病が治った」という診断を私は受け入れたのである。
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