再々度、ミムラです。
本番中に書くのはなかなか時間的に難しいものがあったのですが、
過去の記事は繰って読んでいただいて、なんとかあと一回～二回くらい
書けるとよいなと思っております。大千秋楽もありますしね。
さて！ 東京公演千秋楽、なんとか走りきることができました。
ご来場くださったお客様方に、改めてお礼申し上げます。
お客様から頂けるパワーというのは、聞きしに勝るものでした。
生身の人間から発せられるエネルギーというのは、凄いですね！
バーチャルなものがめきめきと発達し続けている昨今ですが
実際の息づかい、声、気配、体温（はたまた勝村先輩の飛沫）。
同じ空間を共有して一瞬を共にするということ。
舞台上と客席は意識を通わせ運命共同体になるものなのだと、
ことあるごとにハッとさせられました。
客席と舞台上とで熱量が循環して、それを糧にお芝居が出来る。
しかも今回は全て生演奏で、そこに音楽がうねり、全身を震わす。
今過ごしている時間のなんと贅沢なことかと、回を重ねる毎に実感。
「ミムラちゃん舞台やりなよ、楽しいよ」と今までにご助言下さった
数々の先輩からの様々な情報、しかしこれこそ百聞は一見に如かず。
生涯に一度きりの“初”舞台が今作で私は果報者です。
引き続き、精進しつつ、堪能します！
あとは「集中時に怪我しても気付かない」というのも、本当に！（笑）
（最初の台詞前に息の上がる謎の格闘系）オープニングパートはじめ、
全員が動き回るので、皆さん稽古中からどこかにぶつけたり、
腰を痛めたり、予防を心がけている中でも数々のことがありました。
練習動画の頃の馬場くんも、腕の内出血等で一時期危なかったですし
（バク転については監督の采配でマットや補助の処置で笑いも増して
結果的に良かったですが・笑汗）、私の肋骨に入ったヒビも含め
日常にあるような動きでない部分は本当に要注意ですね。
気力も大事ですが、物理的な損傷には根性では勝てないこともあります。
診断書ではなんと安静30日という恐怖（治るころには終わってる…）。
しみじみと出演者全員これ以上の怪我はないよう、気をつけたいです。
演じていてどの幕も大好きですが、やはり三幕が楽しいです。
全員でわちゃわちゃやっていると、えも言われぬ力が湧きます。
もっといける、ときっと出演者全員が思っていると思います。
一日おきに必ず二回公演、という今回のペースは多い方だったようで、
二回の日は“あの屈強な”先輩方からもお疲れの言葉が出ていましたが、
あと八回だけとなると「少ない」「もっとやりたい」と思う私です。
（出来れば全快の状態で、もう一度東京に戻ってきたかった…。）
こんなことを考える程楽しくてたまらない本作、さらに磨き上げます！
1月30日より、皆で参ります大阪、金沢、静岡、名古屋、福岡。
必ずや笑顔で帰れる舞台をお届けしますので、是非いらしてください。
写真は脚本家岡田さんの奥様から贈り物と共に頂いたカード。
「101匹わんちゃん」の悪女、クルエラ・デ・ビルです。
ハルカ激昂時のイメージと重ねて下さったのかと思い嬉しいです（笑）
千秋楽にて“大入袋”も頂き、座長としても一時の安堵を得たので
より発奮して大千秋楽まで行きたいと思います。