とうとうガルシア・マルケスが亡くなってしまいました・・・・。
86歳。
実際の出生年は不明らしいですね、1928年生まれを自称しているあたりが、ラテン的という感じす。
代表作の100年の孤独しか読んでいない僕ですが、いわゆるマジックリアリズムの文学の不思議さを教えてくれた小説でした。
不条理な物事や、事物、変な名前の地名が出てきて、それをあえて「突っ込まない」でストーリーを流れのまま、ほったらかしにしていくという手法が、マジックリアリズムの技法ということ・・・
マジックリアリズム。
シュールとはまた違って、ストーリーがとてもシリアスなんで、笑いを起こすことはないんですよね。それが面白いと読み終わって思ったなあと、記憶してます。
実は僕、モンティパイソンが好きなんですけど、モンティパイソンのメンバーの方は、マジックリアリズム的な手法を意識しているんじゃないかと思ったんですよね。
逆に、まったく意識していなかったとしたら、同時進行で「1967年」に、マジックリアリズム的思考が、イギリスとコロンビアで発生したというのは、歴史的にも、意義深いのではないでしょうか。
カフカともまた違う、変わった小説を書く方というイメージですが、カフカよりも、圧倒的に読みやすいし、ストリーもわかりやすいのが特徴ですね。
まあ、といっても、一作しか読んでないんで、もっと読もうと、思ったということです。
ちなみに、あまり知られてないようですが、ガルシア・マルケスの息子さんは映画監督です。
ロドリゴ・ガルシアさんて人で、日本で公開している作品は全部見てます。
父親とは違って、超リアリズムの映画を、女性目線で撮る監督というイメージですね。
代表作は・・・
・彼女をみればわかること
・美しい人
・愛する人
どれも、超名作です。