[Vol.25] ロン・ヘール -全てのファン・スタッフに感謝!そして来シーズンも4,000人の | スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

[Vol.25] ロン・ヘール -全てのファン・スタッフに感謝!そして来シーズンも4,000人の

スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

JBL2011-2012シーズンも終了し、いつもとは真逆の静けさに包まれたドルフィンズ練習専用体育館。その背中でチームをリードし続けたロン・ヘール選手にインタビューを行った。今シーズン、ドルフィンズの応援アプリ『スタプロ』を使ったファンからのナイスプレー投票の総数は“1222票”、年間6度のMNP(Most Nice Player)にも選ばれた彼。人気・実力ともに申し分ないスタープレーヤーの、シーズンを終えた想いをお届けする。

スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

-まずは、シーズン終盤にケガをされましたが、状態はいかがですか?ファンの方も心配されていると思います

「もう大丈夫だよ。1ヶ月休んでいたし、コンディショニングの面では2日しか練習していなかったから、あまり良くなかったけど、ケガはもう大丈夫!」

-では、今シーズンを振り返るとどんなシーズンだったのでしょうか?

「記録から見れば、選手から見ても、チームから見ても、会社から見ても全くいい記録ではないから満足していない。けれど全体的に見て、他のチームに比べると毎試合しっかりとコンプリート、あるいはそれに近いゲームをできたっていうのは評価できると思う。最初から『今日はダメだ』っていうような試合は2試合くらいしかなかったんじゃないかな。あとは全部クロスゲームで最後まで持ち込めた。それは評価できるんじゃないかな」

-ロン選手の経験上、クロスゲームで勝てるチームとはどんなチームだと思いますか?

「そうだねぇ。最後にプレーが徹底できるとか、ショットが入るだとか、そういう本当に何をやらなければいけないかっていうのを知っているチームの方が強いよね。でも、徹底できているところは選手のレベルが高いところだから、どうしても選手のレベルの違いっていうのもあると思うよ」

-では、そのシーズンを通して、ロン選手が一番印象に残っているのはどの試合ですか?

「最後のホームで勝ったレバンガ戦かな。僕の家族も観に来てくれていたし、“約4,000人”っていう多くのファンの皆が来てくれていた。しかもプレーオフには行けないっていうことをわかっていながら来てくれたっていうのは本当に嬉しいよね。観てくれるファンが多い少ないっていうことは、選手にとってとても影響のあることなんだ。だから、集まってくれたファンだけでなく、頑張って集客してくれているスタッフには感謝の気持ちでいっぱいだよ」

-今シーズンもいろいろな場所に遠征に行かれましたが、移動が凄く長いですよね?特に外国人選手は体のサイズ的に座席のサイズに苦労したりはしませんか?

「う~ん…(笑)。飛行機になるとちょっと辛いけど、新幹線なんかはそんなに辛くないよ。逆に短い移動で、東京都内を電車で移動なんてことになると、座ることができないから、そっちの方が辛いよね(笑)。それと乗り物とかよりも、遠征だと朝早くから練習してそのまま移動になるから、とても長い一日になって、その疲労が溜まってしまうのが困るくらいだね」

-朝早くというと、朝起きるのは得意な方ですか?

(ロン選手、通訳(アンディさん)と顔を見合わせて思わず吹き出す)
(通訳)「『はい』とは言っていますけど、ちょっと怪しいかなあ(笑)」


-選手育成、アリーナの演出。バスケットをもっとみんなに!-
スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

-ロン選手がシーズンオフに一番重要視していることはなんでしょうか?

「長いシーズンに向けてカラダ作りが一番大切。シーズン中に、激しいぶつかり合いだとかも経験するし、そのリフレッシュも兼ねてのカラダ作りだね。もちろん自分で上達したいプレーの練習もするけどね」

-シーズンオフはアメリカに戻られるわけですが、ご家族から「これをしてほしい!」とリクエストされていることはありますか?

「特に決まっているわけじゃないけど、普段一緒にいられない分、子供たちはずっと僕から離れずにいるね。だけど家族の生活に入らないといけないから、いつもその調整にちょっと時間がかかるんだ。子供のスケジュールや家族のリズムに合わせることが必要だし、一人ひとりが『父親を独り占めしたい!』っていうときもあるしね」

-ロン選手の将来の夢、やりたいことはありますか?

「いずれは引退して『何もしたくない!』っていう前に(笑)、子供の成長を見届けるのが一番じゃないかな。それとやっぱりこれだけ長い間バスケットに関わってきたから、今更違うことをしたいとは思わないし、バスケットが好きだから何かの形でバスケットに関わっていきたいって思っている。近い将来でいうと、コーチっていうよりは、選手を育てる側にいってみたい。今はそっちの方に興味があるね」

-日本のバスケットはアメリカNBAに比べると、やはり盛り上がりにかけます。もっと盛り上げるためにどんなことが必要だと思いますか?

「いろいろあるだろうけど、マーケティングの面もそうだし、例えばNBAのダンクとか派手なプレーが日本ではあまり観られないっていうのも原因の一つじゃないかな。NBAだと“ショー”っていう部分が大きいけど、日本ではまだそういう点があまり見えない。試合の後、ファンの話を聞いていても『ダンクが凄かった!』という声をよく聞くし、結局そこが目立っているからね」

-ロン選手もカズ選手(中川和之選手)からのパスで、豪快なアリウープを決めたシーンがありましたね!あの瞬間のアリーナは凄い盛り上がりでした!!

「そうだね!ファンはもっとそういうシーンを見たがっているんじゃないな」


-ファン、そしてスタプロについて
スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

-今シーズンドルフィンズ関連の記事を40本ほど書かせていただきました。もしロン選手がインタビューする側だったら、どの競技のどんな選手にインタビューしたいですか?

「圭(五十嵐圭選手)だね!『それだけモテるとどんな感じですか?』って聞きたい。って冗談だよ、冗談(大笑)!それも気になるけど、今一番話を聞いてみたいのは、ゴルフのタイガー・ウッズ選手だね。この前3年ぶりに勝利したでしょ?一度上までいって、落ちて、また上に這い上がるっていう強さの秘訣、成功の秘訣を知っているんじゃないかと思うんだ。それを聞いてみたいね」

-ロン選手は今シーズン、合計6回もスタプロのMNPに選ばれました。その度に広報担当者(後藤さん)がインタビューをして公式HPに掲載していましたけど、担当者の方のインタビューはいかがでしたか?

「彼女は凄く真面目だし、もちろんいいインタビュアーだったよ!」
(通訳)「彼女は凄く一生懸命だったのに、ロンの方が『今シューティングで忙しいから。後で後で!』って、いつも待たしていたんですよね(笑)」
「練習後にいつも同じことをルーティーンでやっているんだけど、そのリズムが崩れるのが嫌なんだよ。だからそう言っただけだよ(苦笑)。インタビュー自体は大歓迎!来シーズンもファンのみんなから投票をしてもらってMNPを取って、どんどん取材を受けるよ!!」

-では、最後にファンの方へメッセージをお願いします

「いつも同じことになってしまうんだけど、本当に感謝しています。助けてもらっているし、ファンのサポートが僕らの力になっている。僕たち選手もどんどん戦っていくので、ファンの人も付いて来てください!もっと勝ち星を増やしていきますから、ファンの方もまだアリーナに来たことのない周りの人に声をかけて、もっとファンを増やしていきましょう。毎回4,000人くらいのファンが集まって来てくれることを願って、僕らも頑張ります!」

計3回目となるロン選手へのインタビュー。毎回感じるのは、その“落ち着き”と、内に秘めたバスケットへの“情熱”。きっと一度でも彼のプレーをアリーナで観戦された方は、その“熱”を感じ取っているのではないだろうか。アリーナ未体験の方々、彼をはじめとする選手たちのこの“熱”はアリーナでしか味わえない。そこに居合わせたものだけの特権だ。次は是非あなた目で耳で肌で直に感じてほしい。来シーズンの開幕予定は10月。アリーナがみんなを待っている!

[インフォメーション]
取材場所:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ専用体育館
チーム名:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
対象選手:ロン・ヘール
文/写真:宮本雅

[取材こぼれ話]
いつもクールなロン選手ですが、お子様の話と、広報スタッフの話になると笑顔に。
通訳のアンディさんと一緒に冗談も交えながら、シーズン終了後のリラックス感が
表れたインタビューになりました。
来シーズンも、彼の熱くクレバーなプレーの数々を!
そして、試合終了後のハイタッチでの笑顔を!是非、アリーナで応援しよう!!
お気に入りの記事には“Tweet”&“いいね!”をよろしく!(編集長 森)