[Vol.2] 奈良クラブ祭り -スタジアムでの３つのショートストーリー-
30度を超える猛暑。7月10日に行われた奈良クラブvs阪南大クラブ戦は、その暑さにもかかわらず、会場となった橿原公苑陸上競技場に500人を超えるファンが集結！4-1で奈良クラブが勝利したこの１戦、StaProWebではちょっと視点を変えて、スタジアムに集まった人々にフォーカスを当ててみました。まずは、やっぱりこの方々がいないとチームは成り立ちません！！そう、“ファン”の皆さん！スタジアムに訪れた様々なファンの顔を通して「スタジアムってこんなにおもしろいッ！」そんなショートストーリーをお伝えします。
-レジャー感覚で初めてのスタジアム観戦！-
「本格的なサッカーを観戦するのはこれが初めて！」と語るご家族。ご主人とサッカーにハマッている小学生の息子さん、そして奥様とお嬢さんの4人です。前半、牧選手の同点ゴールに「凄いヘッドやったで～！」と思わずご主人も歓声と拍手！！美味しそうにかき氷を食べていたお嬢さんも、立ち上がってピッチを覗き込んでいました。今までスタジアムに足を運んだことがなかったにも関わらず、今回ここに訪れた理由は「サッカーの試合だけじゃなくて“お祭り”の言葉に引かれて（笑）。いろんなお店が出店されていて、家族みんな、レジャー感覚で来ました」。初めてのスタジアム観戦、どうやら楽しい時間が過ごせたようですね。“週末レジャー＝スタジアムでスポーツ観戦”という方程式。今後の家族のイベントが“奈良クラブ祭り”をきっかけにひとつ増えたのではないでしょうか。
-小さなファンが夢をつなぐ。スポーツの大きな力！-
真剣な表情で試合の動向を見つめる小学生2人組。奈良県内のサッカーチームに所属するという彼らは、この試合のために2人だけで電車を乗り継いでスタジアムにやって来ました。前半早々に先制点を奪われた奈良クラブに対し「僕らが住んでいる奈良に強いチームがあったら、よそに行くより将来そこに入りたい！って、みんな思ってます。今日も奈良クラブが凄く強いって聞いて観に来たんです。だからもちろん逆転してほしい！！」。厳しい日差しもなんのその。日影にも入らず、じっとピッチを見つめる彼ら。スタジアムには他にもたくさんのサッカー少年たちの姿がありました。こんな小さな子供たちも夢中にさせるスポーツの力って、やっぱり凄いッ！その魅力がさらに多くの人たちに伝わり、もっともっと大きな子供たちの夢につながれば最高ですよね。身近なチームだからこそ、子供たちの夢であり続けてほしい。一生懸命応援する子供たちがいつも“憧れ”でいられるように。
-突き動かすのはチーム、そして地域への愛情！-
立ち上がり、声を張り上げ、選手と同じように汗をかき、チームにエールを贈り続ける熱心なサポーターたち。なぜそこまでしてこのチームを応援するのか？「奈良クラブには、地域のみんなの心の拠り所みたいな存在になってほしいんです」。大阪、京都という大都市が隣接するがゆえに、休日は地元でなく、他府県へ足を伸ばす人が多いという奈良。しかも周りの地域と違って目立った盛り上がりを見せるスポーツがない。そんな奈良で彼らは大きく叫ぶ。「休日を是非、奈良のスタジアムで過ごしてほしいですね。そして奈良クラブを通して、人と人のつながりを作って下さい！！」。チームへの愛情だけでなく、彼らを突き動かすのは“地域への愛情”。それらを詰め込んだ彼らの熱いエールがスタジアムの空気をよりソウルフルに変え、チームを勝利へと導く。
初めてスタジアムでスポーツを観戦するご家族。電車を乗り継いでスタジアムに来たサッカー少年。スタジアム全体に響き渡る声援で試合を盛り上げる熱いサポーターたち。一口に“ファン”といってもいろいろな方がいて、そこには人それぞれの“ストーリー”がありますよね。でも、皆さんから共通して聞こえてくるのは「スタジアムでのスポーツ観戦って本当に楽しい！」ということ。その楽しみをさらに広げられる、そしてチームや選手の頑張りを“投票”という形で応援してあげられるのがスタプロアプリの「ナイスプレー投票！」なんです。
さあ、次はアナタの番！アプリを持ってスタジアムに行こう！！
次週は奈良クラブ祭りの名物、フードコートをピックアップ。お楽しみに！