みなさんこんにちは。
今日の関東地方は午後から本降りの雨になり、天気予報は「暖かい」と言っておりましたが肌寒い感じです。
さて今日は、先日の「思いつき『江差線』の旅」の時、乗車した寝台特急「あけぼの」の【方向幕】のお話。
前にご紹介した485系方向幕でも触れました「経由表示」に関して・・・。
では現在の「あけぼの」の方向幕
二両分の写真をご紹介しましたが、現在使用されている表示がこの「経由」表示無しの物。
そしてこの日、一両だけあった・・・
「奥羽線経由」表示入りのもの。
どちらが正しいか??
どちらも「正しい」です。
ただ、どちらが親切か???
もちろん「経由」表示がある物ですが、この「奥羽線経由」の幕はかつて上野から東北本線~福島~奥羽本線~秋田~奥羽本線~青森と運転されていた頃と同じ表示。
今の運転経路は上野~高崎線~上越線~信越本線~羽越本線~奥羽本線~青森となっています。
現状の運転経路はかつての寝台特急「出羽」・「鳥海」を引き継いだもの。
この「出羽」「鳥海」の表示はこの当時のセオリー「上越・羽越線経由」で表示されていました。
同じ運転経路で同じ区間を運転されていた「鳥海」「いなほ」(いなほは上りの表示なので経由表示が逆)です。
現状の「あけぼの」はこの「上越・羽越線経由」にするのが正しい姿だと思います。
ただ、今は上野~青森間の列車が「あけぼの」だけであり、他の経由を選択できないこと。寝台列車で全車指定席なので、当該列車のキップを持っている人しか乗らないので、乗り間違えは考えにくい。等の理由で「経由」表示が不要と言う結論に至った、と勝手に解釈しています。
方向幕好きの自分にとって「経由」表示があった方が締まって見えますし、お客さんの立場から見ても親切かな~、なんて感じております。
「経由」が無いからけしからんっ!!とは思ってませんよ。
方向幕の表示「特急 あけぼの 青森 奥羽線経由」も一編成中一両しかなかったので、この「奥羽線経由」表示が絶滅する日も近いかもしれません・・・・
それでは・・・・