キャリブレーション3 | 写真は楽しい。

キャリブレーション3

キャリブレーションの話 第3回目です。

記事を書く順番としては最後になってしまいましたが、
本当はこれを最初にやるべきかもしれません。

モニターやプリントを見る場所の光を、
常に同じ光、かつ適切な光にしましょう。
毎回違う光で見ていたり、偏った光を基準に見ていてはダメですよね。
モニターやプリントを見る場所の光=環境光を整えましょう。

1
まずはカーテン。
窓からの光は、季節・時間・天候などの条件によって、
明るさ(光の強さ)や色温度が変わりますよね。
なら、いっそ窓からの光はシャットアウト。
厚めのカーテンを引きましょう。

2
外からの光をシャットアウトしたら、
どんな光で照明されているのがいいのか。
オススメは「色評価用蛍光灯」です。
例えばパナソニック高演色性蛍光灯 「リアルクス」 演色AAA昼白色。
普通の蛍光灯照明器具の中の蛍光灯をこれに変えます。
直管の40wと20wがあります。
パナソニックでなくても、「演色AAA昼白色」とついていればOK。
「演色AAA電球色」という、まぎらわしい奴があるので間違えないように。
実は、私、間違えて買ってしまった事があります(笑)

これでいつも安定した光でモニターやプリントを見る事ができます。
モニターは自ら発光しているので、照明は関係ないと思う方がいるかもしれません。
前回説明したように、人間の目はかなりアバウトで、周りの影響を受けやすいので、
窓から強い光が入っているとモニターは暗く見え、
電球のように赤い光で(モニターの近くにある物が)照らされていると、
モニターは相対的に青く見えます。

補足その1
ここまでお話しすればお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
第1回でお話ししたモニターのキャリブレーションは、
今回お話しした「環境光」を整えてからやった方がいいですね。
あの時、モニターの横に貼った白い紙は、本当に「白」く見えていたのでしょうか。
説明の順序が逆になってゴメンナサイ、もう一度キャリブレーションやり直し(笑)

補足その2
キャリブレーションとは直接関係ありませんが、
モニターの写り込みも気になりますね。
自分が着ている服や、自分の背中側の壁が明るすぎると
写り込んで目障りです。
なるべくモニター周辺には明るい物を配置しないようにしましょう。
カーテンを閉めるのはこの為でもあります。
モニターもできればツルツルピカピカの光沢タイプより、
マットタイプの方がいいですね。
かつてMacのディスプレイは、マットタイプが標準でしたが、
いつの間にか光沢タイプが標準になってしまいました。
元に戻して下さい>Appleさん。


最後までお読みいただきありがとうございました。
徳島の写真館フォトスタジオXY相原でした。


キャリブレーション2 | 撮り方教室△目次 | キャリブレーションまとめ



読者になる

応援クリックしてね↓
にほんブログ村 写真ブログへ 人気ブログランキングへ 

はてなブックマーク  RSSボタン Bookmark & RSSはサイドバーにもあります

徳島の写真館フォトスタジオXY
徳島の写真館フォトスタジオXYのオフィシャルサイトはこちら
   
スタジオXY(エクシィ)TEL 088-683-5531 
お問い合せ・メールは、こちらまたはxy☆xy-z.net(☆を@に変えて)


blogtop△△    pagetop△    記事一覧