「絵が変わる」の続き | 写真は楽しい。

「絵が変わる」の続き

以前に「写真の絵が変わる」という記事で、絵が変わる要素をいくつかあげました。
今日はその続き。
絵が変わる要素はいろいろありますが、感覚的・経験上、思うには、
そのなかでも一番大きいのは「撮影距離」かも、と思います。
かなり主観的な話なので異論もあるとは思いますが。


撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-11 撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-22

例えば1と2の写真、もちろん写っている木の大きさは違いますが、
ぱっと見たときの「絵としての印象」は、そんなに変わりません。
カメラは動かずにただズームしただけです。

この場合、後からトリミングしたのとほとんど同じです。
(厳密に言うと被写界深度など細かな違いはあるけど)
だから、印象としては劇的変化はない。


撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-33 撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-44

撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-55 撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-66

この写真も、さすがに3と6では、印象が違うかも知れないけど、
となり同士、例えば3と4、4と5、、、は、そんなに大きく違わない。
これも撮影距離がほぼ同じ。


撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-77 撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-88

撮るのも、見るのも、撮られるのも。写真は楽しい。-99

この7~9は、撮影距離が違う。
ぱっと見の印象もかなり違うと思います。
7と8は、写っている人物の大きさはほぼ同じだけど
「絵としての印象」は、かなり違うと思います。
撮影距離がかなり違います。
結果としてレンズも違います。
9は、さらに近づいて標準系のレンズで撮っています。

言いたい事は、
確かにレンズが変われば(ズームすれば)写る範囲は変わります。
ただ、距離が同じで、ズームしただけだと思ったほど「絵としての印象」は変わらない。
撮影距離が変わった方が印象としては大きく変わる、ということです。
ちょっと説明がへたくそですが、おわかりいただけましたでしょうか。

今回のサンプル写真は、ちょっと適切ではないかもしれません。
3~6は背景がほぼ同じ、7~9は背景自体が違うのですが、
それでも、それを差し引いても、言いたい事は伝わったでしょうか。
もっと速く続きを書かなければと思っていたのですが、
なかなかいいサンプル写真がなくて、書くのが遅くなってしまいました。

今回は詳しく書けませんでしたが、「アングルが変わる」「絞りが変わる」
というのも絵が変わる大きな要素だと思います。

風景や、スポーツ、動物などを撮っている方は、
被写体と自分(カメラ)の距離を変える事がほぼ無理ですね。

スポーツ中継で、例えばサッカーなど、
最近はロボットカメラ(正式名称がわかりません)というのでしょうか、
アームの先にカメラがついているようなやつ、
あれで撮られた映像は、距離もアングルも自在に変える事ができるので、
見ていて新鮮ですね。
一昔前のスポーツ中継はプレス席からしか撮れなかったので
絵としての変化は少なかったですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
徳島の写真館フォトスタジオXY相原でした。


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