コスモスの花言葉は咲かなかった | St.Happy~チルっこみゆきぃの徒然日記~

コスモスの花言葉は咲かなかった

幸せで仕方なかったここ1ヶ月。

一途に恋をして、一人の人を想い、

その人と共に過ごす何気ない時間が

たまらなく愛しかった。

今までの恋愛なんてちっぽけに思えるくらい

大好きで大好きで仕方なかった。

忘れられなかった淡い恋をもこえる

「1番」の人にめぐりあえた、そう思えてた。



だけど幸せは儚い。

つかんだと思えた瞬間に指の隙間から

するりと抜け落ちてしまう。


恋愛のカテゴリーにおいてこんなこと書いてるってことは

私の身に何が起きたのか

お察しはつくかと思います。


相手は優しいうそをついて

私に別れを切り出した。

でもわかってるの。本当の原因は私にあること。

自業自得でした。

悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。

涙を含んだティッシュが

次々にゴミ箱へと吸収されていく。
こんなにスキなのに引きとめようとしなかったこと、

自分が年齢として幼すぎること、

行動も稚拙だったこと、

浮かれて調子に乗ってしまったこと。

嘆いてももう戻らないのに。

予感はかすかに感じ取っていた。

けれど目をそらしていた。

予感でさえもあまりに急だったから。


大好きなもの大切なもの多くを失ってでも

私は必要としていて

そばにい続けたかったのに

私はまた心を隠し

笑顔でお礼と別れを告げた。

人生で一番苦しい笑顔。


私は明日も笑顔なんだろう。

目をはらせ自分にうそをついて鞭打って

子どもたちに精一杯の笑顔を振り向くんだ。
明るい先生を演じないといけないんだ。

現実は私の事情なんてそっちのけで

どんどん先へ歩いていくんだ。

今の私は置いていかれないようすがりつくことだけ。



友達としての2ヶ月、

それからさらに親しくなって1ヶ月あまり。

時間にしたら本当にわずかだけど

すごく充実していた。

満たされていて幸せを感じずにはいられない日々だった。


さようなら、ありがとう。





淡い色のコスモスは散ってしまいました―――