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前回こんなお話をしました。
今また寒暖差が陽気の不安定さが悪さをしています。
気温差が体に不調を引き起こしています。
一番気温差が悪さをする部分は・・・・・関節と神経です。
特に股関節と坐骨神経が今一番、悪さを受けています。
ここ一週間でもっとも多い患者さんの症状が・・・・坐骨神経痛と五十股です。
五十股とは五十肩の股関節バージョンと思ってもらって良いでしょう。
一言でいえば「股関節が痛くて思うように動かないレベルが尋常じゃない・・・・(患者さんの言葉より)。」と言う症状です。
そして大体、坐骨神経痛とセットの症状です。
この症状になると・・・。
①痛くて歩くのが辛い。
②痛くて座ってても辛い。
③常にお尻から下肢にかけてシビレ、痛みがある。
④そのために腰が伸びず姿勢が前傾してしまう。
主にこんな状態になります。
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こんな話でしたが今回はこの五十股と坐骨神経の症状を実際の患者さんの改善症例でお話しましょう。
KTさん 40代 主婦
症状; お尻が痛い 足に痛みシビレがある。
そのせいで「立つのも、座るのも、歩くのも辛い。」
今これ以上、腰が伸びない。
数日前夜寝てて急にお尻が痛くなり目が覚めた。
何をしたわけでもない。
ただ元々腰痛はあったがこんなのは初めて。
当院の患者さんの紹介で来院。
施術前
施術後の感想
まさにKTさんの症状こそ典型的な五十股の症状です。
一言で言って昨年から続く陽気の不安定さ、寒暖の差の悪影響が少しずつ蓄積されてそれがその晩に一気に坐骨神経に表れたのです。
その結果坐骨神経の起点に一番近い関節、股関節周辺の神経分布範囲に痛みと動きの制限が出て、それが「立つ、座る、歩く」という日常的な動きまで困難にしてしまっているのです。
これは五十肩の痛みによる肩関節の日常的な動きの運動制限とそっくりの症状です。
肩関節も股関節も球関節と臼関節というそっくりな構造なので症状がそっくりなのも無理はありません。
加齢がその主な原因と言う点もそっくりな理由です。
因みにKTさんの五十股は陽気病みが主な原因ですがその陽気病みがしやすくなる要因は加齢なのです。
私は数えきれない数の五十肩の患者さんを改善させてきました。
その経験が今回大いに生きています。
というか五十股と五十肩との理論的な理解があればあとは過敏になっている坐骨神経の安定、沈静の施術を如何にするか・・・だけなのです。
なので大変ではありますが難しい施術ではありませんでした。
施術後はKTさんは「楽に立てます、座れます、歩けます。」と驚き、とても喜んでいました。
でもまだまだ陽気は不安定なので寒暖差の対処法を伝え、油断しないよう言いました。
まだまだ陽気が安定するまでは完全には改善しきれないからです。
因みにKTさんは50歳になってないので正確には四十股と言います。細かいところですが念のため(笑)。
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