杖をついての唎酒で転ぶ | 山本祥一朗の酒情報

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11月7日は東京、神奈川、千葉、山梨の唎酒会が昨年と同じ靖国神社で開かれた。たまたま飯田橋で所用があったが、そこから靖国神社までなら歩いてもせいぜい数分だと思っていた。

ところが、2年余り前に足腰を挫いたために今は片手に杖をついている。そのために30分近くかかった。そこで会場へ着いたとたん転んだのである。顔見知りの多い蔵元の中では心配して救急車を呼んでくれた人がいたため、近くの逓信病院へ運び込まれた。なんのことはない。びっこをひきながらの歩き疲れで、そこで少し休んでから歩いて帰った。車椅子に乗った時に金婚の田中蔵元が持参された少量の酒の他は、全く酒は唎かず仕舞いである。

下図が靖国神社の会場だが、この日もオープンマーケットの人たちが昨年よりも多く集まっていた。この催しに顔を出しはじめて何年にもなるが、会場へ行っても酒を唎けなかったのははじめてである。それにしても歳は取りたくないものである。